『地獄の使者たち』とは、くそみそテクニックで有名な山川純一の作品の漫画である。
概要が書かれて、何日経つのかなぁ・・・
この作品は大東亜戦争末期の悲哀を如実に描いており、くそみそテクニックなどのコミカルな作品とは違って、珍しくシリアスな内容となっている。戦争によって引き裂かれた二人の日本兵の愛を見事に描き切り、悲哀に満ちたラストシーンは読者の魂を揺さぶるヤマジュン会心の逸品。短編ながらも一コマ一コマに凝縮された濃い展開は、涙なしでは見られない。好戦でも反戦でもない、生々しい人間ドラマと真実の愛に焦点を当てた感動大作。地獄とは「戦場」を指し、使者は死者を意味しているものと推測される。また、数あるヤマジュン作品の中では唯一軍人が登場する回でもある。のちに作品を集めたオムニバス「ウホッ!いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト」(2003年11月1日)に収録された。
21世紀の発掘作品の中では中期に当たるが、単行本収録作が全作品アップロードされた後であり
またこれまでの作品とは内容が異なるものだっただけに当時の反応はすさまじく
「ヤバイ…「男新次」「男狩り」なみに泣けた」「ケツダイナマイトなんてどうやったら思いつくんですかヤマジュン先生!」と純粋に内容を絶賛する声も多数あった。
その一方で「また「あおおーっ!」かよw」「うわあーまた濃い話だなぁ…笑ったらいいのか泣いたらいいのかわからんがw」「どうして随所に笑いを仕込むんだ… 泣けるいい話なのだがつい笑みが」「肛門の中でダイナマイトが・・・ッ駄目だ・・・はらがいttれえwwww」と例によってギャグ漫画的に感じる者もかなりいた。
オイ、コイツラゲイダゼ
- 小早川大尉(こばやかわたいい)
本作の主人公。旧日本軍の将校で28歳。陸軍なのか海軍なのかは明記が無いため不明。戦争末期の1945年、部隊を率いて最前線の島で連合軍と対峙していたが、小早川大尉の作戦を無視して後述の嶋本以外が全員突撃し全滅。残った小早川大尉と嶋本は連合軍の捕虜となり、収容所で虜囚の辱めを受ける。
小早川大尉殿・・・愛しておりました・・・
- 嶋本(しまもと)
旧日本軍の兵であり小早川の部下。本作のもう一人の主人公である。小早川大尉殿と呼んでいた事から、彼は陸軍所属と思われる。同性愛者であり、部隊長の小早川大尉とは相思相愛である。連合軍の捕虜になった際、隙を見てダイナマイトを1本くすねており、これが物語に大きな影響を与える。
- バゥアーズ司令長官
収容所を管理する連合軍司令官。階級は大佐。小早川大尉によると「情け容赦のない氷のような男」との事。非常に強面で、パイプを咥える愛煙家。前夜祭では小早川大尉と嶋本をホモセックスさせて余興にするという無慈悲な行為を行った。もちろん彼も・・・
- バリグザー大尉
バゥアーズの副官で、流暢な日本語を使う。バゥアーズ大佐と小早川大尉の間に立ち、通訳と連絡役を行う。帰国前の前夜祭ではバゥアーズ大佐の相手をしていたため彼もホモだと思われるが、よく見ると結婚指輪をはめており、ヤマジュン作品にしては珍しいバイセクシャルの可能性がある。
- アメリカ兵
収容所で勤務する無名の米兵たち。牢屋に食べ物を運んできた際、ちょうど小早川大尉と嶋本が接吻している場面だったため同性愛者である事がバレてしまう。「オイ コイツラゲイダゼ」「コイツハ面白イ 大佐ガ知ッタラミモノダゼ」と二人を嘲笑した。この事を彼らがバゥアーズ大佐に報告したせいで、物語は悲劇へと傾いていってしまう。報告した米兵はノンケだと思われるが、前夜祭では男同士で盛りあっている米兵が多かった。
(関連動画を)ハレ!
関連項目殿・・・愛しておりました・・・
- 5
- 0pt