Don't Stop Me Now (ドント・ストップ・ミー・ナウ)とは、イギリスのロックバンド・QUEENの楽曲である。1978年発表のアルバム「Jazz (ジャズ)」に収録され、1979年にシングルカットもされた。作者はフレディ・マーキュリー。
概要
1979年1月26日にシングルカットされた際、英国チャートは最高9位まで上るヒット曲。しかし米国では86位というビミョーな結果に終わっている。日本では4月の来日公演前に来日記念盤として3月10日に発売。
フレディの軽快なピアノが光る名曲。そこに乗っかるロジャーのビートと跳ねるジョンのベース、そしてブライア・・・ん?
そう、この曲の要素の中でギターが印象に残っている人も多いかもしれないが、彼はこの曲においてはギターソロまで出番がなく、さらにソロが終わるとオブリガートを奏でるのみで出番が終わっている。しかしながら、一瞬でリスナーを魅了してしまうブライアンは流石、アッパレ!
だが、この曲にギターを付けた音源が公式で存在する。「with long-lost guiter」というバージョンが近年再発された収録アルバム「Jazz」に収録されている。興味のある方・ブライアン好きな方はぜひ。
ちなみに、このシングルがQueen初のカセット発売シングルである。
ライブでのパフォーマンス
初めて演奏されたのはアルバム発売直後のプロモーション・ツアーであるJazz Tourではあるが、1978年の北米では12月7日の米・シカゴ公演でSpread Your Wingsの前にイントロが演奏されただけ。
本格的に演奏されだしたのは欧州ツアーの初日1979年1月17日からで、それから年末のCrazy Tour最終日の12月26日まで演奏され続けた。
4月13日からの日本ツアー、特に4月23日以降のフレディは風邪のためにノドが死にかけており、そのせいもあってか、4月30日・5月1日の福岡公演ではセットリストから落ちている。
しかし、1979年11月22日から始まったCrazy Tourでは比べ物にならないほど良い歌いっぷりを披露している(※)。特に12月4日の英国・ニューキャッスル公演はこの曲のベストパフォーマンスとの評判。是非聴いてもらいたい。
ちなみに、レコード版においてのブライアンはほとんど演奏がないが、ライブにおいてはバックでリズムギターを弾いている様子が確認できる。
関連動画
QUEEN
※1 DVD
この曲のPVはツアー中の1979年1月26日にベルギー・ブリュッセルでコンサート前に撮影された。
監督はヨルゲン・、、、(Jorgen Kliebenst)。読めない。ググったが情報が一切出てこない謎の人物である。詳細求む。
フロントからのカメラを1台にして撮影するためにメンバーは中心に寄っているのが大きなポイント。ほかのPVでは見られない貴重な演出である。
カバー
日本国内テレビCM
JR東海が、2020年7月1日の東海道新幹線N700S運行開始を記念して、本楽曲を使用したCMを制作。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自由な外出が困難になった世の中に対し、
「東海道新幹線は歩みを止めない!」
という強い意思表示を、本楽曲に乗せて表現した。
他にも、1990年代からこの曲は何度となくCMに採用されている。
1992年にはコスモ石油が自社ブランドのハイオクガソリンとオイルのCMで採用。ちなみに、ここで走行するフォーミュラカー(当時の全日本F3000)を操縦しているのはF1デビュー前のエディ・アーバインである。
他にも同年にノエビア化粧品がブルーインパルス編で採用したり、2000年にダイハツがムーヴのCMで、2006年にはキリンビバレッジが飲料「NUDA」のCMで採用するなどしている。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 6
- 0pt