LOVEマシーンとは、
- Love Machine…アメリカのプロレスラー、アート・バーのニックネーム。エディ・ゲレロとのタッグで主にメキシコで活躍したが、1994年に28歳の若さで急逝した。
- LOVEマシン…スーパーファミコンソフト「メタルマックス2」に登場する特殊なアイテム。12種類のチップの組み合わせによって様々な効果を発揮する。
- LOVEマシーン…1999年9月9日にリリースされたモーニング娘。の楽曲である。本項で記述。
- ラブマシーン…映画「サマーウォーズ」に登場するAIプログラム。
- ヨーヨーのトリックの一つ。→2A(ヨーヨー)
概要
LOVEマシーン | |||||||
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モーニング娘。 - シングル曲 | |||||||
A面 | LOVEマシーン | ||||||
C/W | 21世紀 | ||||||
リリース | 1999年9月9日 | ||||||
ジャンル | J-POP | ||||||
時間 | 15分23秒 | ||||||
レーベル | zetima | ||||||
作詞・作曲 | つんく | ||||||
プロデュース | つんく♂ | ||||||
モーニング娘。シングル年表 | |||||||
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モーニング娘。としては7枚目のシングルであり、後藤真希にとってはデビュー曲でもある。また石黒彩が参加した最後のシングル曲である。
前作「ふるさと」までのまったりした曲調とは打って変わったディスコサウンドで注目を集め、累計売上1,646,630枚を記録し、モーニング娘。最大のヒット曲となった。(モーニング娘。CD売上データ集より)
現在でも忘年会の余興で歌われることが多い伝説の迷曲である。
しかも作詞・作曲からPV制作、およびCDリリースまで約1ヶ月という、ひょっとしたらギネス記録で認定されてもおかしくなかったスピードで作られたというエピソード付。どおりで変なMADが多いわけだ
これほどの短期間で曲が出来上がったのにはちゃんと理由がある。
実はこの曲、つんくがシャ乱Qの曲として作ったのだが、歌詞のひどさにメンバーから猛反対されてボツにした曲を改修した、いわばリサイクル品なのである。
ちなみに元々は「まんじゅう娘」(あるいは「おっぱい娘」)という、巨乳をテーマにした曲だった。歌詞の所々に元曲の名残が残ってる・・・のかもしれない。
この曲の大ヒットによって、それまで洋楽ディスコソングの空耳カバーで知られていたダンス☆マンの名が編曲者として世に知られるようになり、
さらにつんく♂とダンス☆マンのタッグによって、ディスコサウンドに乗せたアイドルポップという新境地、もしくはひとつの王道パターンが確立された。
ちなみに、この曲は1970~80年代ディスコサウンドのパロディー戦略が取り入れられており、全体的なメロディーラインはKing Kong&D.Jungle girlsの「恋のブンブンダラー」、イントロ・間奏部分はジャクソン・シスターズの「I believe in miracles」のテイストが引用され取り入れられている。モーニング娘。を支持する世代の若者はこれらの原曲を知らずに素直に評価し、それより上から支持層の親世代はこれを聴いて「ニヤリ」とする、それでいてパクリと言われない程度に作者自身のオリジナリティもしっかりと織り込んで作る。この狙いが当たったこともモーニング娘。最大のヒットに繋がった要因の一つに数えることができると言えよう。
後にモーニング娘。'14時代のメンバーによるリメイク版「LOVEマシーン(updated)」が制作され、『The Best!~Updated モーニング娘。~』に収録された。現在の現役メンバーはこちらのバージョンで歌っている。編曲は「恋愛ハンター」等を手がけた平田祥一郎が担当。
カップリング曲「21世紀」は従来通りの最初期モーニング娘。テイストの曲。メンバー8人がそれぞれの将来の夢を語るラストが印象的ななかなかの名曲なのだが、21世紀になって10年以上経ってしまった今では恐らくコンサートで披露されることはないだろう。
「ラブマの法則」
初代リーダー、中澤裕子が卒業を発表したあたりからネット上で言われ始め、2002年夏の、いわゆるハローマゲドンと呼ばれた大改革にて、後藤真希と保田圭の卒業が発表されたあたりから広く知られるようになった、都市伝説の一種。
発売当時のメンバー8人の、このCDのジャケットでの並び順が、
上列左から 飯田圭織、保田、中澤、石黒彩
下列左から 矢口真里、安倍なつみ、後藤、市井沙耶香
であり、
- 石黒:次作「恋のダンスサイト」レコーディング前に、LUNA SEAのドラマー、真矢との結婚を公表して脱退。
- 市井:「ハッピーサマーウエデイング」発売後、シンガーソングライターを目指して卒業。
のちにCUBIC-CROSSという3人組ユニットでvocalと作詞をこなすなど、当時の夢はある程度叶ったもよう。 - 中澤:デビューした1998年から並行していたソロ活動に専念するため、2001年4月に卒業。
と、右上から順に娘。を卒業していったことに由来している。娘。メンバーでも認知していた者がいたようだが、不思議とあの順番で辞めていくという旨の発言もあり、誰かが意図してなぞらえたわけではないらしい。
2005年4月、ゴシップ記事をきっかけとして矢口が脱退したことで、法則は完結した。
ちなみに、2007年に結成10周年記念で発売された娘。シングル全集にて、2007年当時のメンバーで再現されたジャケット写真の並び順はというと、
上列左から 道重さゆみ、新垣里沙、リンリン、ジュンジュン、亀井絵里
下列左から 田中れいな、久住小春、光井愛佳、高橋愛
となっている。
こちらの卒業順はというと、久住→亀井・ジュンジュン・リンリン(3人同時)→高橋→新垣・光井(2人同時)→田中→道重 となっており、かつての法則は憶測の域を出ていない。しかし、そんな噂をも全国区で広めたのが、娘。第一次黄金期の勢いの象徴であり、テキストサイトを中心としたファンの熱意と探求心の象徴とも言えるだろう。
収録曲
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関連項目
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