諦めるな
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POSSESSIONとは、音楽ゲーム『Dance Dance Revolution X2』より収録されたゲームプレイ用楽曲。同タイトル内のイベント『Replicant D-action』で登場した隠し曲の1つでもある。イメージカラーは紫。
後継バージョンの『Dance Dance Revolution(2014)』にて、同楽曲のライブ音源(2014/12/20の『EXIT TUNES DANCE PARTY ~beatnation RHYZE music council~』)版『POSSESSION(EDP Live Mix)』も収録された。
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概要
プレイヤーが越えるための目標、所謂「ボス曲」であることを明確にコンセプトとした楽曲。
物量・速度(370BPM相当)・更に段階を追って難解になる配置によって、全ての譜面難度においてボス曲に相応しいトップクラスの難度を誇る。
楽曲面では三連符地帯が特徴的であり、それぞれの譜面難度に相応しい高難度化の趣向が凝らされているので、見比べてみるのも一興だろう。
ロケーションテスト版でも隠し楽曲として登場しており(その際はジャケットの色は赤)、その際に猛威を振るったロケテ版EXPERT譜面は、一部改修されたうえでCHALLENGE譜面として採用された。同版をプレイしたのち、記憶を頼りにかなり高い再現度の耳コピ+譜面を作ってしまったプレイヤーも存在する。
一般解禁後からも高い人気を誇る楽曲であり、高難易度曲でありながらもこの曲に魅せられDDRを始めたプレイヤーも数多い。e-AMUSEMENTのヒットチャートでも常に上位に位置しておりX3稼働終盤においては旧曲ながらも5位以内に入る健闘を見せた。
譜面のインパクト(主に哲学の)も手伝ってか、登場当初より他機種への移植希望の多かった楽曲であるが、作曲者であるTAG本人はKAC2013における質問コーナーで、「もう少しDDRだけの曲にしておきたい」といった趣旨の発言をしており、しばらくは移植をされていなかった。
しかし、その発言から約半年後、「発見!よみがえったBEMANI遺跡」のイベント楽曲の1つである、「KHAMEN BREAK」のSOUND VOLTEX II -Infinite Infection-のINFINITE譜面で楽曲引用・マッシュアップエフェクトという形で冒頭の部分だけではあるが移植。そしてそこからさらに2年近く後、beatmania IIDX 23 copulaの楽曲解禁イベント「Mystery Line」にてまさかの移植が実現。先の発言から約2年半が経過しており、本人の中でも何か心境の変化があったのかもしれない。2年半の間に新しいボス曲が来たのも要因の一つだろう。
Phase2にて追加された路線「哲学の道」にて解禁できた(現在は通常解禁)。また、IIDXのみ音源の一部にDDRのものと異なるアレンジが施されている。
IIDXの段位認定では[DPH]譜面がCANNON BALLERSのDP八段、[SPA]譜面がHEROIC VERSEのSP十段に就任している。
それから約1年後の2017年12月1日にはREFLEC BEAT 悠久のリフレシアの楽曲解禁イベント「ありがとう1周年記念キャンペーン」にて移植され(当時は解禁が必要だったが、2018年3月28日に通常解禁となっている)、2018年9月5日に稼働したjubeat festoでは「TARGET MUSIC」のpick upカテゴリ解禁曲として移植された。いずれもDDRの音源を使用している。
DPは哲学
全譜面難度において高難度曲の位置づけを確立しているPOSSESSIONだが、中でも別格の扱いを受けているのがDP-CHALLENGE。
初出(X2)時の難度は足18だが、その苛烈さから当時DP唯一の足19、Valkyrie dimension/DP-CHALLENGEにも勝るとの声も高く、その声を受けてか、DDRX3第1回ロケーションテストで足19に昇格。製品版X3及びWii版DDR IIでもそのまま定着し、名実ともに公式DP最難関の一角に位置づけられている。
全体を通してイシハラータ顔負けの左右揺さぶりが続き、前半から激譜面の終盤パターンが配置。3連符エリアは1P→+2P↑と言った遠配置も含めたジャンプの連続。低速エリアでも容赦なく8分と16分を刻まされ、大した休息もなくそのまま前半の勢いを継いだ同時つき8分滝が転調後にも続く。サビ前に1P↓+2P←等の遠配置含んだ8分65連が立ちはだかり、そのまま3連符ジャンプに突入。そしてラストの超発狂高速三連符捻り遠配置渡り難同時アリというわけのわからないものによって全ての譜面が過去になった。
なにこれ。こんなのできるわけねーじゃん。
あれ…?
譜面別補足説明
SINGLE
BEGINNERだが、スクロールが爆速なので難度は7。配置自体は素直ではあるが、後半で実質BPM185の8分3連相当(BPM370の4分3連打)が出てくるなど、BPM180~200クラスのBASICレベル7譜面と同等の難易度であるため、ある程度DDRに慣れてからでないとクリアは厳しい。
ノート数は389。初出当時はBASIC内最多だった。高速スクロールであることをのぞけば比較的素直な配置なので、過去の最難関ボス曲に比べれば若干穏やかな譜面といえる。この曲最大の特徴のひとつである3連符踏みが比較的お手軽に楽しめる中級者向け譜面。3連符エリアは3ステップごとに踏みかえていくことで、簡単な回転も楽しむことができる。余裕があればお試しあれ。
ちなみにノート数だけでいうと後述の「20th Anniversary Mix」のほうが多い。
BASICを順当に強化した準上級者向け譜面で、ノート数は489、うち同時が100回以上と体力削ぎに重点を置いた譜面。捻りの要素は少ないが休みが少なく、とにかくガス欠にならないことが肝要。
ノート数612の上級者向け体力譜面。X2ではVOLTAGE値200譜面だったが、X3ではLondon EVOLVEDの登場により178にダウン。上級者のVOLTAGE稼ぎに有効だが、しっかり難度は17相応。
DDR A20の「段位認定」ではSP八段の4曲目に配されている。
ロケテ版譜面をベースにした譜面。ちなみにこちらもVOLTAGE値はX3段階では178。
激譜面と部分的には似ているがより交互に踏み辛く改修されており、終盤は長いラッシュが続く。
DOUBLE
傾向はおおむねシングル同様、3連符エリアでゆっくり回れるのも同じ。
とはいえ三連符地帯の後半には渡りとひねりが混ざるのである程度DPに慣れていないと難しい。
この速度で8分が混ざるほか、同時もたまに添えられているため、体力がどんどん削がれていく。後半転調してからの2P↑ 2P← 1P→ 2P↑ 2P← 1P→...といった類の3連も手強く、更にラストのジャンプラッシュがダメ押しをかける。
DPでもVOLTAGE値は200。SPとは異なり、X3でも値の変更はない。リズムは難しくないが、常時振られまくるうえノート数もかなり多いので、とにかく体力的に辛い。
模範演技。
ロケテ版譜面をベースにした譜面。前述の通り。なお、例に違わずこちらもVOLTAGE値200。
この通りにやるだけの簡単なゲームです。
なお、DDR A20の「段位認定」DP皆伝では2曲目で待ち構えている。
EDP Live Mix
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2015年2月14日より、『ライブ音源をゲームで!EXIT TUNES Dance Party -beatnation RHYZE music council-』企画にて登場。DDR Aでは「EXTRA SAVIOR」から解禁できた。DDR A20で通常解禁。
オリジナル版に\POSSESSIONいくぞォ!/ \BEMANIの、BEMANIのすげえトコ、見せてくれェ!/ \もいっちょ!/といった煽りが入っている程度で、曲構成は同じ。
BPMは185に固定され譜面停止もなし。音合わせ8分やフリーズアロー変更等(BASIC/DIFFICULTで顕著)リズムのアレンジがある箇所もあるが、基本的にオリジナル譜面の配置が若干マイルドになった構成になっている。公式かんたんPOSSESSION。
よりとっつきやすくなった譜面としても楽しめるし、オリジナルの部分的な練習にもなるだろう。
DDR屈指の人気曲ながらも、高難度であること自体がコンセプト故とっつき辛いPOSSESSIONに対する、ある種のテコ入れといえるかもしれない…が、元が元なのでそれでも並の曲よりは歯応えがある。油断せずにかかろう。
POSSESSION (20th Anniversary Mix)
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DanceDanceRevolution20周年Anniversary songs第2弾、「X~X3 vs 2ndMIX」枠に登場。Anniversary songs第1弾「Show me your moves」同様にBEGINNER~BASIC譜面が無条件解禁・それ以上の譜面はEXTRA SAVIORでの解禁が必要だった。DDR A20ではDIFFICULT・EXPERT譜面も無条件解禁となり、後述のCHALLENGE譜面のみ解禁が必要になっている。
Sota Fujimoriによる疾走感マシマシ、三連符地帯も若干長くなったリミックス。"Sota Fujimori 2nd Season"は「GLITTER(REFLEC BEAT)」などでも使用されていた名義なのだが、DDRにこの名義で登場するのは初である。
譜面のほうは原曲と比較してソフラン・停止などのギミックが多め。そのかわり、配置が(若干だが)易しくなっている。
2019年9月5日より開始したイベント「DanceDanceRevolution 20th Anniversary Grand Finale」で[CHALLENGE]譜面が追加された。プレースコアを積み重ねていくことで20周年Anniversary songsに鬼譜面が追加されるイベントで、4曲目(プレースコア累計100,000,000)で解禁される。
鬼18では4曲目となるショックアロー(SA)搭載譜面となっており、原曲とは一味違った哲学的な譜面が牙をむく。
余談
一時期多数のボス曲が多数の機種に移植された影響でどの機種でも同じ曲ができるということが多くなり、その機種でしかできない、他機種プレイヤーから見ても(聞いても)カッコいい、やってみたいと思わせる曲の存在が稀有になっていた。先のTAGの発言もその当時は連動や移植が盛んだったことから出てきたのであろう。
最近は移植や連動イベントの頻度も減り、さらに参加アーティストが以前と比べて増加したことによって各機種独自の楽曲がかつてのように(あるいはそれ以上に)増えてきている。たまには移植元の機種を触ってみてその機種にしかないONLY ONEな楽曲を探してみてはいかがだろうか。
関連動画
同楽曲を元にしたアレンジ作品
関連項目
- Dance Dance Revolution
- beatmaniaIIDX
- REFLEC BEAT
- jubeat
- BEMANIシリーズの楽曲一覧
- 音楽ゲームのボス曲一覧
- TAG
- Replicant D-action
- ボス曲
- DP足19のお友達のみなさん
- Valkyrie dimension … Replicant D-actionの上司。
- PARANOiA Revolution … 後輩だけど先輩。
- EGOISM 440 … STREAMが200を超えてる後輩。続編っぽいイベントのボス。
- Over The "Period" … とにかくソフランがヤバい後輩。続編っぽいイベントのボス。
- ENDYMION … こっちもSTREAMが200を超えている後輩。
- TAKASKE- … 人類初のDP鬼フルコン達成者。DDR日本屈指のDPプレイヤー。
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