発売日 | 2005年1月28日(PC、CD版) 2005年12月29日(PS2) 2006年4月28日(PC、DVD版) 2010年4月29日(PSP) |
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対応機種 | Windows 98/Me/2000/XP プレイステーション2 プレイステーション・ポータブル |
発売元 | キャラメルBOX(PC) アルケミスト(PS2、PSP) |
原画 | のり太 |
シナリオ | 嵩夜あや |
レイティング | ソフ倫:18禁(PC) CERO:C(PS2) |
価格(税込) | 9,240円(PC、CD版) 7,875円(PC、DVD版) 7,140円(PS2) |
処女はお姉さまに恋してる(おとめはボクにこいしてる)とは、キャラメルBOXより発売されたアダルトゲームのことである。
概要
2005年1月28日に発売。未知の環境に放り込まれた主人公の成長を描く王道ストーリーでありながら、その特異な環境設定ゆえ、「百合のようなもの」ファンと「女装」ファンを強く取り込み、今もなお根強い人気を誇る作品である。
アダルトゲームとしては濡れ場の描写はかなり控えめで、ストーリーに華を添える演出的なものとなっている。そのため、いわゆる抜きゲーにはあまり適さないが、際立った個性を持つキャラと秀逸なシナリオにより「お話を楽しむ」作品として非常に完成度の高い仕上がりとなっている。
また、キャラメルBOXにおける本作品のセルフパロディである『おボクさま』は、コミカルな二頭身キャラによる風刺的な作風が人気を集め、「ヨダ絵」「暗黒絵」「おまんじゅう」などと称される。参考まで、本作品は「お姉さま」に「ボク」のルビを振るが、ルビレイアウトの問題から、「姉」に「ボク」のルビが振られているように見える。
2005年末に家庭用ゲーム(PlayStation2)へ移植されたことを皮切りに、2006年には、コミック、インターネットラジオ、アニメに メディア展開されるが、どの作品も『乙女はお姉さまに恋してる』とタイトルが変更されている。
2007年には、続編である小説『乙女はお姉さまに恋してる 櫻の園のエトワール』が発売された。
2010年4月29日にはPSP用ソフト『乙女はお姉さまに恋してる Portable』が、また同年6月30日には、続編となる『処女はお姉さまに恋してる2人のエルダー』が発売された。
さらにシリーズ3作目となる『処女はお姉さまに恋してる3つのきら星』が2018年2月23日発売予定と発表された。
ストーリー
どこから見ても女の子にしか見えない容姿の男の子・鏑木瑞穂は、卒業まであと一年弱のところで、祖父の遺言にて女子校への転入を余儀なくされる。(女子校では母の旧姓を使い、宮小路瑞穂と名乗っている)
幼なじみの手助けを得ながら、女装して学校生活を送る瑞穂は、女性としてクラスメイトに歓迎され、学年でもっとも敬愛される立場である「エルダーシスター」に選出される。
それ以降も、紆余曲折を経ながら成長する瑞穂の、卒業までの姿を描く。
登場人物
主人公
メインヒロイン
- 十条紫苑(じゅうじょう しおん) - 病気のため留年していた女生徒で先代エルダー
- 御門まりや(みかど まりや) - 瑞穂の従姉妹で瑞穂をエルダーにするべく暗躍したりしている。
- 周防院奏(すおういん かな) - 瑞穂の寮における妹(お世話係)。君枝の次(次回作の前年度)にエルダーとなる。
- 上岡由佳里(かみおか ゆかり) - まりやの妹。後に『琥珀(バーグ)の君』と呼ばれるようになる。
- 厳島貴子(いつくしま たかこ) - 生徒会長であり瑞穂と共にエルダーの座を競った。おとボク最強キャラな兄をもつ
- 高島一子(たかしま いちこ) - もれなく瑞穂の寮での部屋に憑いてくる地縛霊
- 梶浦緋紗子(かじうら ひさこ) - クラス担任
サブキャラクター
関連動画
掲載される動画の数が多くないこともあり、MAD動画が目を引く。
そのほか、原作・アニメの声優比較動画も多い。おとボクに関しては、アニメ版での声優変更が騒動となったこともあり、声優の比較は大きな関心を集めていたためと思われる。
また、アニメ版のオープニング・エンディング関連のパロディ動画も存在する。
続編「2人のエルダー」発表時にも、動画がアップロードされた。
詳しくは「処女はお姉さまに恋してる2人のエルダー」参照のこと。
関連商品
関連項目
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