斎藤朝信単語

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「斎藤朝信」（さいとう・とものぶ 1527 ～ 1591）とは、戦国時代の越後上杉家臣として武勇の誉れ高く、内政にも手腕を発揮した文武両道の武将。自称・毘沙門天の化身である上杉謙信にとって軍事・政治両面で重用できた信頼と実績を誇る万能執事である。

通称は、「越後の鍾馗（しょうき）」

※鍾馗とは、道教の神様で邪気祓いと学業成就に効があるとされる鬼神。

鍾
馗

概要

斎藤定信の子に生まれる。

越後斎藤家は、越後上杉家臣団の中でも古くから上杉謙信の父長尾為景の家臣として共に戦い続け、その後も（裏切られる事の多い上杉謙信配下の中で）裏切る事無く支え続けた家柄だった。

長尾為景が没し、その後を継いだ長尾晴景から弟の長尾景虎（上杉謙信）が当主の座を譲り受けて以降も斎藤朝信に対する上杉謙信からの信頼は絶大で、関東管領職の就任式の際には、柿崎景家と共に太刀持ちを務めた他、柿崎景家、北条高広、直江景綱、中条藤資ら7人と共に軍政上のトップ七手組の一人として、軍務そして政務の２つの奉行職を任された。

※七手組は、後に上条政繁・北条景広・山本寺定長・竹俣慶綱・本庄繁長に変更されるが、その際も、柿崎景家と共に、斎藤朝信は奉行職に名を残している。

関東・越中そして川中島と、上杉謙信と共に各地を転戦し、その勇猛さから「越後の鍾馗」と呼ばれて数々の武功をたてたほか、政務にも力を見せ、武辺者の家臣が多かった上杉謙信にとって攻略した城の城代を任せられる存在として、その実務能力に目をかけられていた。

上杉謙信が没した後、上杉景勝と上杉景虎の間で発生した家督争いの御館の乱では、上杉景勝を支持して武田勝頼との交渉にも当たり、武田勝頼の援軍に期待していた上杉景虎とその兄・北条氏政を落胆させた。

その後、織田信長の侵攻に対して武田勝頼との同盟の交渉にあたった他、北陸方面からの柴田勝家の侵攻軍を魚津城で撃退する等の活躍した後、その記録は途絶える。

斎藤家は、斎藤朝信の子・斎藤景信が継ぎ、子孫は米沢藩士として幕末まで続いた。

「いいぜ、相手してやる……かかって来な」
戦国大戦での彼は、鉄砲を携える上杉家屈指のいい男である。ウホッ…いい男…
計略「鍾馗の銃弾」は射程距離・発射弾数が上がり敵を貫通、と銃の超絶強化としてはトップクラスの計略である。計略内容に無駄が無くスペックも優秀なため、初心者から上級者まで幅広く使われる良カードとなっている。

「信長の野望」（PC）シリーズにおける斎藤朝信の能力一覧。

戦国群雄伝では、政治力の低い武将にありがちな「国の移動すら困難」なタイプで使えないが、覇王伝以降は万能系となり、革新からは一皮むけた高い評価を得ている。武田家とのバランスどりの為か？