どうしてD・ホイールと合体しないんだ・・・とは、シリアスな笑いである。
どうして概要を説明しないんだ・・・
アニメ「遊戯王5D's」にて登場した台詞。同作132話にて、主人公・不動遊星が心の内で発した台詞。
WRGP決勝戦にて、ジャックとプラシドのライディングデュエルが開始されたにも関わらず、プラシドが通常通りライディングデュエルを行うのみでD・ホイールと合体しようとしない事に疑問を持ったことから。
ここまでの概要を読んで何か違和感を感じた方もいるかもしれないが、これは先の107話~110話において遊星がプラシドとのライディングデュエルにおいて所謂「究極体(真の姿)」を目の当たりにしていたため、「本気を出してこないとはどういうことだ?」という意味が込められているのだが、後述するとおり「D・ホイール(バイク)とカードゲームプレイヤーが合体する」という事象がそもそも有り得ないシチュエーションであるため、「台詞を口にする雰囲気は日常的だが言ってる内容は非日常のソレ」というギャップが多くの視聴者達に受け、後述するように汎用性の高い台詞として定着した。
ちなみにこの問いの正解は「ホセに順番を繋ぐにあたり、わざと負ける作戦であるため」というものだが、視聴者達には「体が真っ二つになると学習したため」などと突っ込まれた解釈された事もあった。
そして作戦通り、プラシドはジャックに敗れ、その後プラシドに代わってホセが登場すると空気は一変し・・・
上記から転じて、数々の超展開・衝撃展開にすっかり慣れてしまい感覚が麻痺した結果、並の非日常展開や衝撃展開では眉一つ動かさなくなった視聴者たちが、ネタや自嘲を交えて掲示板などで用いるようになった。
例を挙げると、5D'sが完結し新シリーズ「遊戯王ZEXAL」が放送スタートすると、D・ホイール(及び、それに類するガジェット)が登場しない事に対して「どうしてD・ホイールに乗らないんだ・・・」などと言われた事もあったという。これに始まり、「どうして○○と××しないんだ・・・」といった形で多くのバージョンへと改変され、現在も広まっている。
もちろん、日常会話でも普通に使える台詞ではあるが、非日常的な要素が盛り込まれないとこの台詞の本来の魅力は生きてこないだろう。
ちなみに漫画版「遊☆戯☆王5D's」でも、「馬のままで決闘疾走(ライディングデュエル)だと!?ふざけやがって!!」という台詞が登場している。どちらも遊星が発した台詞であるにも関わらず全く正反対の用法となっており、見事に対義語として成立しているため、度々対比されているようである。
アニメ版の遊星が絶対に言わないであろう台詞、とも言われているが、それはまた別のお話。
そして当記事をご覧になっている方々にとっては今更書くまでも無いであろう当たり前の話だが、カードゲームはおろか一般的なSF・ファンタジー作品、及びバトルアニメ等でも機械(D・ホイールなどの乗り物)と所有者(ゲームプレイヤー)が合体するなどという展開はまず見られるものではなく、機甲創世記モスピーダそもそもバイクとカードゲームが結びついた状態が日常の1つとして定着している世界観自体がイレギュラーなのである。ついでに言うと、D・ホイールとプレイヤーが合体したからと言っても、リアルハリケーンやリアルサンダーボルトなどの超常現象を操ったところでライディングデュエル、もといカードゲームの展開には(アニメを見る限り)さほど影響をもたらしていないように見える。
要するに、慣れとは恐ろしい。
どうして関連動画を見ないんだ・・・
ホセ「愚かなる歴史は修正されなければならぬ!ウォオオオオオオオオオッ!!」
MC「おーっとどうした事だァァァーッ!ラストホイーラー・ホセが!自らの足ででニコニコ動画へ向かって走り出したァァーッ!!」
どうして関連商品を買わないんだ・・・
どうして関連コミュニティに加入しないんだ・・・
どうして関連項目と合体しないんだ・・・
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