『ひとつ飛ばし恋愛』とは、ASa Projectから発売されたPCアドベンチャーゲームである。
本記事ではコンシューマー移植版の『ひとつ飛ばし恋愛V』についても扱う。
概要
ASa Projectの第5作目。タイトルの「ひとつ飛ばし」とは、攻略対象のヒロインたちが主人公から見て一つ飛ばした関係(身近な人物の、さらにその身近な人物)にあるというゲームコンセプトを表している。同ブランドの持ち味であるギャグ要素は本作品でも健在。登場人物のメタ発言も多数登場する。
原画は夕凪セシナ、ぱん太、柊暁生が担当し、シナリオを天都、十全、藤島昼、たにかわたかみが担当している。ジャンルは「ドキドキ間接恋愛AVG」。
Windows XP / Vista / 7 / 8に対応している(ErogameScapeによれば、Windows 10での動作も報告されている)。標準価格9870円(税込み)。
PlayStation Vita向けに『ひとつ飛ばし恋愛V』として移植されている(2015年1月29日発売)。移植版ではメインキャラクター4名のほかに2名のキャラクターが新たにヒロインとなっている。
発売元は加賀クリエイト→エンターグラム。
あらすじ
主人公・三枝和樹は父親の単身赴任が終わるのに伴い3年ぶりに実家に帰ってきた。それまでは男子校に通っていた彼が立てた新たな目標は「彼女を作ること」。
その後共学校に編入した彼は4人の少女と出会う。しかし彼女たちは、いずれも彼ゆかりの人物と関係が深い人物だった。
こうして彼の、身内をも巻き込んだ恋物語が始まることになる。
登場人物
主人公
メインキャラクター
PC版・Vita版共通
- 園原碧里(そのはら あおり) - CV:美々永跳 / 水橋かおり
- 主人公の『妹の友達』。1年生。
水泳部に所属している、明るく勝気な体育会系。友人の紅(主人公の妹)とは「喧嘩するほど仲がいい」という表現がぴったり合うような関係である。 - 蒼木夏芽(あおき なつめ) - CV:遠野そよぎ / 岡嶋妙
- 主人公の『姉の友達』。3年生。
碧里と同じ水泳部の所属で主将を務める。真面目で部員の信頼も厚いが、やや不愛想な一面も。友人のメグ(主人公の姉)にはよくいじり倒されているが、なんだかんだで分かり合っており一番の友人である。料理が得意で全体的に大人びているが、恋愛経験はない。 - 玉森桜(たまもり さくら) - CV:あじ秋刀魚 / 前田恵
- 主人公の『幼馴染の幼馴染』。2年生。
和樹の隣のクラスにいる美少女。清楚で愛想もよく、学園のアイドル的存在。彼女自身の幼馴染でもある千乃(主人公の幼馴染)にはいつもべったりな一方で、それ以外の他人に対してはややドライなところがある。 - 寿りさ(ことぶき りさ) - CV:五行なずな / 小野涼子
- 主人公の『いとこの舎妹』。2年生。
ギャグだけで出来ているような少女。常にうるさくボケをかましては周囲を騒がせる。およそ恋愛とは無縁そうに見えるが、個別ルートではちゃんと女の子らしい一面も見せてくれる。
阿知華(主人公のいとこ)のカッコよさに惚れ込み、舎妹を自称して彼女に付きまとう。
変顔のバリエーションが登場人物の中で最も多い。
Vita版追加キャラクター
- 神木明日葉(かみき あすは) - CV:佐倉綾音
- 主人公の『担任教師の娘(姉)』。3年生。
表情に乏しいミステリアス系女子。しかし恋愛には興味津々の様子。 - 神木いくる(かみき いくる) - CV:丹下桜
- 主人公の『担任教師の娘(妹)』。1年生。
明日葉の妹。姉とは反対にアクティブな小動物系女子。見え透いたあざとさを持つ。
サブキャラクター
PC版・Vita版共通
- 三枝紅(さえぐさ くれない) - CV:藤咲ウサ / 桜咲千依
- 和樹の妹。兄である和樹を完全に下に見ている。独特なしゃべり方は小さい頃に見ていた時代劇の影響。
- 三枝メグ(さえぐさ メグ) - CV:守田羽糸 / 松元惠
- 和樹の姉。ドSな性格をしており、和樹や友人の夏芽をいじることに至高の喜びを見出す。いつもおちゃらけているのに勉強はよくできる。
- 五味渕千乃(ごみぶち ちの) - CV:百瀬ぽこ / 岩崎春奈
- 和樹の幼馴染。和樹のことは何でも知っており、下ネタも言い合えるような仲なので異性としては見ていない。しかし3年の時を経て大きく実ったおっぱいは、いつも和樹を惑わせる。
- 羽田野阿知華(はたの あちか) - CV:春河あかり / 春河あかり
- 和樹のいとこ。今は不良ぶっているが、以前はごく普通の少女だった。そのためイメージが変わりすぎており和樹と再会した時は気づいてもらえなかった。
Vita版追加キャラクター
主題歌
PC版
Vita版
主なスタッフ
関連項目
外部リンク
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