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イバン・ロドリゲス(Iván Rodríguez、1971年11月27日-)とは、プエルトリコ出身の元メジャーリーガー(捕手)である。
概要
OB | |
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イバン・ロドリゲス Iván Rodríguez |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | プエルトリコ |
生年月日 | 1971年11月27日 |
身長 体重 |
175cm 93kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 捕手 |
プロ入り | 1988年 |
引退 | 2012年 |
殿堂入り | 2017年 |
経歴 | |
選手歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | プエルトリコ |
WBC | 2006年、2009年 |
メジャーリーガーテンプレート |
アマチュアの野球選手だった父の影響で野球を始める。投手としてその非凡さを現し始め、父の勧めで捕手に転向。強肩強打の捕手として名を馳せるようになった。
プロ入り後
1988年にドラフト外でテキサス・レンジャーズに入団。1991年6月20日のシカゴ・ホワイトソックス戦でMLB史上最年少の捕手としてメジャーデビュー。2盗塁刺を記録するなど自慢の強肩も注目された。翌日の6月21日には、当時44歳でメジャー最年長のノーラン・ライアンとバッテリーを組み、25歳差バッテリーとして話題を呼んだ。
1992年には、オールスター出場。以後10年連続の出場を果たした。ゴールデングラブ賞もこの年から10年連続受賞。シルバースラッガー賞も1994年から6年連続で受賞した。
1999年に打率.332・35本塁打・113打点・25盗塁を記録し、アメリカンリーグMVPに選ばれた。
2000年のシーズン途中に、盗塁阻止を試みた際に右手親指を打者のバットに当ててしまい、故障者リスト入り。
2003年にFAで、フロリダ・マーリンズに移籍。ベテランとしてチームを牽引し、ワールドシリーズでニューヨーク・ヤンキースを破り、チャンピオンリングを手にした。
2004年には、デトロイト・タイガースへ移籍。1年目から打率.334・19本塁打・86打点を活躍し、3年ぶりのゴールデングラブ賞も受賞した。この年に出版されたホセ・カンセコの著書内でステロイド剤の使用を名指しで掲載されたが本人は否定した。
2006年にはWBCのプエルトリコ代表に選出され、シーズンでも2年ぶりにゴールデングラブ賞を受賞。また一塁手・二塁手としても57イニングを守った。
2007年は調子が上がらず、盗塁阻止も3割台、打率も3割を切るなど精彩を欠いたものの、2年連続13度目のゴールデングラブ賞を受賞。2008年7月30にニューヨーク・ヤンキースに移籍したが、シーズンオフにFAに。
2009年にはWBCのプエルトリコ代表として、チームを引っ張り、大会のベストナインに選出された。WBC終了後の3月20日にヒューストン・アストロズと1年契約を結び、6月17日には捕手としての出場試合記録の2226試合を更新した。2009年8月18日にトレードでテキサス・レンジャーズへ復帰。シーズンオフに年俸調停を辞退しFAを選択した。
2010年にワシントン・ナショナルズと契約。大物ルーキーとして注目されていたスティーブン・ストラスバーグの球を受けた。 2012年4月23日に引退を表明。同日に古巣テキサス・レンジャーズの本拠地レンジャーズ・ボールパークで引退セレモニーが行われた。
引退後
2017年に殿堂入り。レンジャーズ在籍時に付けていた背番号7は、レンジャーズの永久欠番となった。
人物
1990年代のメジャーリーグを代表する捕手の一人。捕手としての出場2426試合は歴代1位。
小柄な体格ながら、天性の強肩とスローイングの早さで全盛期の2001年には脅威の盗塁阻止率.603を記録した。
一方で捕手として記録した2749安打、1290打点は歴代1位。早打ち傾向があり、四球は少ない。また、併殺が多いことでも知られ、シーズン31併殺は歴代8位、通算337併殺は歴代2位。
成績
通算打撃成績
通算:21年 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
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MLB | 2543 | 10270 | 9592 | 1354 | 2844 | 572 | 51 | 311 | 1332 | 127 | 31 | 76 | 513 | 58 | 1474 | 337 | .296 | .334 |
表彰
表彰 | |||
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MLB | アメリカンリーグMVP | 1回 | 1999年 |
ナショナルリーグ優勝決定シリーズMVP | 1回 | 2003年 | |
シルバースラッガー賞 | 7回 | 1994年-1999年、2004年 | |
ゴールドグラブ賞 | 13回 | 1992年-2001年、2004年、2006年-2007年 | |
その他 | |||
WBC | 優秀選手 | 1回 | 2009年 |
関連動画
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関連項目
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