概要
ウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark / 1826年7月31日─1886年3月9日)とは、北海道開拓時代に活躍した「お雇い外国人」のひとりで、札幌農学校の初代教頭である。日本では「クラーク博士」として知られている。
マサチューセッツ農科大学の学長であったクラーク博士は、1876年7月に来日。日本に滞在していたのは1877年4月までの約8ヶ月と短い期間であったが、聖書を配布してのピューリタン教育や、英語での自然科学教育を行ったとされる。在日期間を終えて教え子と別れる際に言った“Boys, be ambitious.(少年よ、大志を抱け)”という言葉はあまりにも有名。
みんなが大好きなカレーライスを日本で最初に広めた人物とも言われる。
クラーク博士に関連する名所・施設
- 北海道大学 (札幌市北区)
- 言わずと知れた、札幌農学校を前身とする教育施設。クラーク博士の胸像があるが、遠くのほうを指差している有名な全身像はここではなく羊ヶ丘展望台にある。
- 札幌市時計台 (札幌市中央区)
- もともとは札幌農学校の演武場として使われていた施設で、建設を最初に考えたのはクラーク博士だと言われる。ちなみにクラーク博士は演武場の完成を待たずに帰国してしまったため、演武場で教鞭を執ることはなかった。
- 旧島松駅逓所 (北広島市)
- 名所と言うには簡素な場所であるが、教え子との別れ際に“Boys, be ambitious.”という言葉を残した場所は実はココ。
- 羊ヶ丘展望台 (札幌市豊平区)
- クラーク博士とは直接ゆかりのない場所だが、有名なクラーク博士全身像はなぜかここにある。
関連項目
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