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エビワラーじゃんけんとは、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』において、登場するポケモン (キャラクター) の1匹、エビワラーに特定の3つの技だけを覚えさせて、1対1で勝負する (シングルバトル) ハウスルールである。
概要
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のダウンロードコンテンツ (DLC) 『ゼロの秘宝 後編・藍の円盤』では、あらたなかくとうタイプのわざとして「はやてがえし」が登場した。この技は特殊な仕様を持っており、相手が優先度＋1以上の攻撃技を使用したときのみ、優先度＋3で攻撃でき、相手をひるませることができる。
エビワラーはこのはやてがえしを覚えるが、同時に先制技「マッハパンチ」と、攻撃を受けると失敗する「きあいパンチ」も覚える。通常、エビワラーがきあいパンチを採用することはまずないのだが、きあいパンチははやてがえしが失敗するわざでもあり、相手がはやてがえしを選ぶときあいパンチが安全に通ってしまう。
つまりこの3つのわざはこのような関係になる。
| 相手が選択したわざ | ||||
|---|---|---|---|---|
| はやてがえし | マッハパンチ | きあいパンチ | ||
| 自 分 が 選 択 し た わ ざ |
はやてがえし | すばやさが違う場合は速いほうが先制し、同じ場合は同速勝負となる。すばやさ勝負で負けたほうはひるみで動けない。 | はやてがえしが成功し、相手をひるませることができる。 | はやてがえしは失敗し、きあいパンチを食らうことになる。エビワラーはきあいパンチ1発で沈むので1度読み負けるとそれだけで負ける。 |
| マッハパンチ | 相手のはやてがえしが成功し、ひるみで攻撃の機会を失う。 | すばやさが違う場合は速いほうが先制し、同じ場合は同速勝負となる。すばやさ勝負で負けたほうも攻撃できる。 | マッハパンチが成功し、相手のきあいパンチは失敗する。 | |
| きあいパンチ | きあいパンチは先制技ではないので相手のはやてがえしは失敗し、大ダメージを叩き込める。エビワラーはきあいパンチ1発で沈むので1度読み勝つとそれだけで勝てる。 | マッハパンチが成功し、自分のきあいパンチは失敗する。 | すばやさが違う場合は速いほうが先制し、同じ場合は同速勝負となる。エビワラーはきあいパンチ1発で沈むのですばやさ勝負で負けたほうは敗北する。 | |
そう、この3つのわざは3すくみの関係にあるため、これを利用してじゃんけんができるわけである。こうして産まれたハウスルールが『エビワラーじゃんけん』である。
3つのうち、マッハパンチはきあいパンチを止めることができ、同速勝負でも互いにダメージを入れられるため、一見リスクが少なそうに見える。しかし連打しているとはやてがえしでとめられてしまう。かといってはやてがえしを打った時にきあいパンチが打たれると一瞬で勝負がついてしまう。
この択勝負の楽しさよりエビワラーじゃんけんが2023年末 - 2024年初頭に局所的に流行したというわけである。なおエビワラー以外にも、ドーブル・モウカザル・ゴウカザル・ローブシン・パモット・パーモットでもじゃんけんは可能。
関連動画
関連リンク
- 『ポケモンSV』DLCの新技「はやてがえし」を使ったじゃんけん風大会盛りあがる。エビワラーで三種の技を使い分け、“択”を制する - AUTOMATON
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関連項目
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