オリヴィエ・ミラ・アームストロングとは、鋼の錬金術師の登場人物である。
概要
アメストリスの北にあるブリッグズ要塞の女性司令官。階級は少将。
非常に攻撃的な性格で、弟のアレックス・ルイ・アームストロング少佐とは正反対である。ブリッグズの掟である「弱肉強食」を地で行っており、徹底的な実力主義を貫いている。そのこともあり有益なものであればそれが軍法会議ものであったとしても採用する。一方で行方不明の部下のことを気遣っており、そのため部下たちに絶対の信頼を持たれている。
実力主義を貫くこともあり自身の戦闘力は非常に高い。アームストロング家に代々伝わりし名刀を使った剣術を得意としており、ブリッグズ要塞で敵う存在はほぼいない。ただし、錬金術は使えないようである。
恵まれた容姿を持っているが、本人の性格のこともあり周囲から女性とはみられていない。
錬丹術を知るためにその情報を持つメイを探しにやってきたエルリック兄弟をブリッグズ要塞に入れる。最初は信用していなかったが(初対面の人物に対する方針)、スロウスの件もあり彼らに協力する姿勢を示す。部下の死を「この国の礎となるための仕方のない犠牲」と評したレイブン中将を殺してブリッグズ要塞のコンクリートに埋め、彼を文字通り国の礎にした。
レイブン中将を殺した件で中央に呼び出されるが、ブラッドレイにうまく取り入りそのまま中央へ栄転した。中央ではマスタング大佐と連絡を取り合い、「約束の日」に向けてブリッグズ兵を中央へ密かに集める。
「約束の日」には中央司令部の内部から制圧を図る。その最中にホムンクルスのスロウスや不死の軍団に襲われるが、弟のアレックスと持ち前のカリスマ性で取り込んだ中央兵を指揮し善戦する。アレックス共々重傷を負い形勢が不利になっていったが、そこにイズミ・カーティスとシグ・カーティスが参戦することにより形勢は逆転。スロウスを撃破する(イズミが参戦した際、スロウスの突進をいとも簡単に一本背負いし夫と連携した彼女を見て呆然するも、とても気に入り意気投合した)。
「お父様」との最後の戦いには負傷していることもあり部下から説得され参加しなかった。その際、死んだブラッドレイを見つけ、スカーが「戦いを始めるときにはすでに満身創痍で、そうでなければ倒せなかった」という言葉で殉職したバッカニアが死の間際に致命傷を与えたという報告を思い出し、ブラッドレイに「どうだ。私の部下は強かったろう」と語りかけていた。
「約束の日」の後は中央兵を殺しすぎたブリッグズ兵とその司令官は中央には残れないと判断され、ブリッグズ兵はブリッグズ要塞に戻り、彼女もブリッグズ要塞の司令官に戻る。また、密かに回収したスカーをマイルズ少佐と共にイシュバール復興のためにマスタングの元へ送っている。
関連動画
関連静画
関連項目
- 3
- 0pt