ギャグ補正とは、ギャグ漫画・ギャグアニメなどでよくある、ダメージに対するお約束である。
概要
現実世界なら普通なら死亡、運が良くても重傷を負うようなダメージにおいて、ギャグ作品では決まったリアクションをとるだけで済んだり、数コマすすめば無傷の状態でいられたりすることが多い。こういった描写について「ギャグ補正」と表現されることがある。
ギャグ作品ではほとんどのダメージ表現がこれに準じるが、作中に明確な死を描写している作品においては特定の攻撃だけはギャグ補正で他は現実に即するという事もある(例:シティーハンターの100tハンマー)。
また逆にバトル作品では、強靭な防御力を持っていてめったな事では傷つかないはずのキャラも、ギャグ補正においてはボコボコにされるという展開もある。
ギャグ補正はギャグ作品では全体に補正が及ぶことが多いが、特定の行動のみに作用する、番外編だけ存在するなど部分的にも使われることがある。ギャグ補正自体が生存フラグとも呼べる。
様々なダメージに対するギャグ補正の反応
凍死→氷の塊になってカチコチになる。氷が融ければ元通りになる。
爆死→遥か彼方に吹っ飛ぶ、もしくは黒焦げになってアフロになる。
圧死→ペラペラの紙状になる。
撲殺→大きなタンコブができる。もしくは頭の上でヒヨコが回っている。
ギャグ補正がある代表キャラ
両津勘吉・・・いわずとしてたギャグ補正最強キャラ。例え他作品に出演してもそのギャグ補正で人間なら即死の攻撃を平気で受ける。
冴羽獠・・・どこに隠してあるのかわからない香の100tハンマーで何回も殴られる。よけないはわざとだが、地面までくぼむほどの衝撃をくらっても無傷である。この作品は死亡の描写がよく見られるのでこれがかなり目立つ。
モンキー・D・ルフィ・・・設定上覇気無しの打撃は無傷、覇気があっても生半可な威力ではびくともしないがナミの攻撃でボコボコにされることがある。
則巻アラレ…凄まじい天然さとパワー、んちゃ砲などを武器にする。作者繋がりで登場したドラゴンボールのキャラを振り回せる稀有な人材。
対義語、シリアス補正について
主にギャグ作品で使われる普段ギャグをやっている登場人物がギャグが通用しない展開になった時に使われる表現である。主に普段は役に立たない人物が急に頼もしくなったり、逆に普段は明るい人物が思い悩んだり、急に死亡キャラが出てくる事あって作品の雰囲気が大きく変わる状態になる。
関連項目
- 4
- 0pt