コリアカップとは、ソウル競馬場ダート1800mで開催される国際招待競走である。国際格付けはG3。
同名のスポーツ大会が複数存在するが、本記事ではKRAが主催する競馬のレースについて記述する。
出走資格は、3歳以上牡馬・牝馬・騸馬。負担重量は定量(3歳牡馬・騸馬56kg、3歳牝馬54kg、4歳以上牡馬・騸馬57kg、4歳以上牝馬55kg、南半球産の3歳馬は牡馬・牝馬・騸馬2kg減、4歳以上は牡馬・牝馬・騸馬0.5kg減)
概要
2016年7月6日にKRA(韓国馬事会)とキーンランド協会がコリアスプリントと共に本競走を開催することを発表し、同年9月11日から施行された。
創設時はコリアスプリント同様国際格付けなしの韓国ローカルのG1としてスタート。2016年7月から韓国がパート2国に昇格したこともあり、2019年にはG3への昇格が決定されていたが、当時の日韓関係の悪化により2019年度は日本調教馬が招待されず、国際レーティングが低下してしまったためG3格付けは取り消しになってしまった。
さらに、2020~21年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を鑑みて開催中止となり、2022年にようやくG3の格付けが行われた。
創設当初のレースの賞金は総賞金10億ウォン(約9,000万円)、1着賞金は5億6,000万ウォン(約5,040万円)、2023年度には総賞金16億ウォン(約1億6,000万円)、1着賞金8億8,000万ウォン(約8,800万円)に増額されている。[1]
2024年度では総賞金額こそ変わらないものの、10着まで賞金が出るようになった関係で1着賞金は8億ウォン(約8,000万円)に減額となった。
現状総じて日本馬が好走しやすいレースである。特に2018年はロンドンタウンが2着ドルコンに15馬身差をつけて勝利し、また、2023年はクラウンプライドとグロリアムンディの2頭の日本馬が出走して1、2着を独占し、1着クラウンプライドが2着のグロリアムンディに10馬身差をつけ、さらにグロリアムンディが3着ウィナーズマン(2022年優勝馬)に5馬身差をつけている。
歴代優勝馬
| 回数 | 開催日 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | 勝利騎手 | 勝ち時計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第8回 | 2025年9月7日 | ダ1800m | (Diktaean / 딕테이언) |
騸7 | 矢野貴之 | 1:50.8 | |
| 第7回 | 2024年9月8日 | ダ1800m | (Crown Pride / 크라운프라이드) |
牡5 | 横山武史 | 1:51:8 | |
| 第6回 | 2023年9月10日 | ダ1800m | (Crown Pride / 크라운프라이드) |
牡4 | 川田将雅 | 1:51:5 | |
| 第5回 | 2022年9月4日 | ダ1800m | (Winner's Man / 위너스맨) |
牡4 | ソ・スンウン | 1:53:1 | |
| 2020年及び2021年は新型コロナウイルスの感染拡大により開催中止、また2022年から国際格付けをG3へ | |||||||
| 第4回 | 2019年9月8日 | ダ1800m | (Moonhak Chief / 문학치프) |
牡4 | ムン・セヨン | 1:53:3 | |
| 第3回 | 2018年9月9日 | ダ1800m | (London Town / 런던타운) |
牡5 | 岩田康誠 | 1:50:6 | |
| 第2回 | 2017年9月10日 | ダ1800m | (London Town / 런던타운) |
牡4 | 岩田康誠 | 1:50:7 | |
| 第1回 | 2016年9月11日 | ダ1800m | (Chrysolite / 크리솔라이트) |
牡6 | 藤井勘一郎 | 1:52:3 | |
関連項目
脚注
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