ゴクドーくん漫遊記とはライトノベルである。 作者:中村うさぎ 挿絵:桐嶋たける
概要
1991年に角川スニーカー文庫から発刊された作品。元来「極道くん漫遊記」という表題だったのだが、テレビアニメ版では「ゴクドーくん漫遊記」と改題されて放送され、それ以降原作の方も「ゴクドーくん漫遊記」に″作品名を変更された。またこの作品は漫画にもなっているのだが、漫画の作画は挿絵と同じく桐嶋たけるが担当している。
舞台は魔剣、魔法、魔界等が存在するファンタジーな世界。主役のゴクドー・ユーコット・キカンスキーは狡猾で女と金が大好きなうえに、自分本位で情など微塵も持ち合わせていないという、昨今のラノベ主人公からは考えられないような下衆外道である。本作はそんな型破りな主人公と愉快な仲間達によるギャグ要素全開の心温まる冒険劇である。
また、主人公のゴクドーと生き別れの半身以外の登場人物は、日本の俳句などを参考に名前がつけられていることが多いが[1]、誤字も少なくないため、それを探すのが、一部のファンのひそかな楽しみになっていた時期もある。
余談・その他
- 本編は完結しているが外伝については2001年の外伝10巻(上)以降刊行が止まり、未完のままになっている。作者本人によると「書けなくなった」とのこと。 [2]
- アニメOP担当はビジュアル系グループのBAISER(ベーゼ)である。グループメンバーには元SHAZNAメンバーのKATSURAや元PENICILLINメンバーの泰祐が所属していた。なおBAISERはゴクドーくん放送後の2000年に解散、BASS担当だった泰祐は2001年に死去している。
関連動画
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関連項目
脚注
- *例として、ルーベットは加賀千代女の句「つるべとられて」から。ニアリー(プリンス)は小林一茶の句「これにあり」から。
- *中村うさぎ、ゴクドーくんについて「どうしても書けませんでした」 (連載.jp 2017.03.09 07:32)
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