サランラップとは、主婦の強い味方又はぶきっちょへの拷問である。
概要
冒頭の冗談はさておき、いわゆる食品保護用の透明なラップフィルムの事。登録商標だが、ほぼ名詞ともいえる。
Wikipediaによると元は軍事用として火薬類を湿気から守るために開発された代物で、ダウケミカル社(アメリカの会社。ダウ・ケミカル・カンパニー)が開発したもの。後に開発者二人が食品用途への有用性に気づき、それぞれの妻の名前、サラとアンの名をあわせてサランラップと名付けた。
日本国内ではダウケミカル社と旭化成の合弁会社(サランラップの商品名そのまま。合弁は後に解消)から発売され、今に至っている。実はクレラップのほうがほんの少しだけ先に発売されてたそうな。
冷蔵庫や電子レンジの普及によりその便利さが認められ、現在では調理を行う家庭のキッチンでは(類似品含め)殆ど置かれていると考えられる。
ニコニコ動画においては、料理系動画の他、ニコニコ技術部などでもたまに見かける。
尚、サランラップ自体は改良に改良を重ねてそれほどでもないが、他メーカーのラップフィルムにおいては材質の問題もあり、上手く料理の上に被せられなかったり、切るのに失敗してラップ自体が塊になったりするなど、誰しも一度は経験があるだろう。また、メーカーがいくら頑張っても塊にする不器用な人間も居る。(例・筆者の父)
また、サランラップそのものではないが「サランラップにしか見えない」事からサランラップのタグが付くこともある。
一緒に置かれるもの
よく台所に一緒に置かれている同型のものに、アルミホイルやキッチンペーパーがある。
その他の活用法
ぺらぺらの透明なフィルムであるが、
実は災害時等にも役立つマルチアイテムである。(→災害)
断水・停電[1]においては水道水が供給できず、また飲料水も貴重なため節約は重要である。
- 皿やコップを洗う必要が無くなる
- 皿やコップの上に敷いて使用すれば、ラップだけ捨てればよい。(紙皿等も含まれる)
- ラップ自体や破棄するラップもあまり場所を取らないメリットがある。
- 平皿には良いが、大きな丼には厳しいかもしれない。
- 災害でなくとも、落ちないようなギトギトに汚れがつくなら使ってみる価値あり。
- 包帯の代用品
- ラップの内側にガーゼや清潔な布などを当てがったうえで
- 包帯と同じ要領で巻いて、ラップ自前の接着力やテープ等で留めればよい。
- ただし通気性はゼロなので蒸れて不快であったり、定期的な交換等が必要である。
- ビニール手袋の代用品
- 簡易的ではあるが、手が洗えない場合や清潔が必要な場合に役立つ。
- サランラップを介してつまむ・掴む・握る・運ぶ・操作するなど。
- 悪臭防止
- 密封性が高いため、おむつや生ごみといった悪臭の元を包み込んで破棄する。
- 臭いに釣られて不快な虫が湧くといった事態も避けられるため便利である。
- ビニール袋でも可能であるが、買い忘れや物資不足でない場合など。
- 即席のホワイトボード
- 凹凸の無い壁や物品、ラップを留めるテープ、ホワイトボードマーカーがあれば完成。
- ただし水性ペンは描けず、油性ペンでは消せないので要注意。
その他:
サランラップ、最強の防災グッズ説。知っておきたい8つの活用術 - CanCam.jp(キャンキャン)
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関連項目
脚注
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