サンマーメン単語

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サンマーメン

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サンマーメンとは、神奈川県南部(主に横浜)のご当地ラーメンである。

概要

サンマーメンは漢字では「生碼麺」と書く。醤油ベースのスープに炒めた肉や白菜、もやしなど具材が入っており、とろみのある餡がかけられているラーメンの一種である。料理人のまかない料理にあったとろみの付いた肉そばが原型だと言われている^[1]。その歴史は古く、昭和5年の中華料理屋「聘珍楼」のメニューには既にサンマーメンが出ていたことがわかっている。かながわサンマーメンの会によると、その語源は「新鮮でしゃきしゃきした」という意味だとされている^[1]。

横浜市の小学校ではご当地メニューとして給食に出されることもあり、横浜市のソウルフードとしてテレビなどで紹介されることもある。しかし、サンマーメンが出されるのは昔からあるような中華料理屋であることが多く、また横浜には家系ラーメンというもう一つのご当地ラーメンがあることもあって、若い世代や他地域出身者出身者への認知度はそこまで高くはなく、「ああ、何となく知ってる」程度である。

特徴

前述の通り野菜が多く入っているため、普通のラーメンと比べるとヘルシーである^[2]。また、値段も比較的安いため、気軽に食べることもできる。また、ラーメンにかかっている餡が熱が逃げるのを防いでくれるため、冬でも温かいままで長時間食べることができる（逆に言えば冷めづらいので、やけどには注意しよう）。

秋刀魚との関連性

「サンマーメン」という名前を聞いた時、誰もがまず最初に「秋刀魚ラーメン？」と考えることは想像するに難くないだろう。しかし先程述べたとおり、サンマーメンの語源に秋刀魚は全く関わっていない。つまり、サンマーメンの中に秋刀魚は入っていない。

余談だが、岩手県の大船渡には実際に秋刀魚が入っている「大船渡さんまラーメン」が存在する。

サンマーメンが有名な店

サンマーメンには発祥とされる店が2つある。1つは横浜中華街に本店を置く「聘珍楼」であり、もう1つは横浜市の伊勢佐木町に本店を置く「玉泉亭」である。サンマーメンを提供している店は横浜を中心に多くあるが、やはりこの2つは特に有名だと言えそうだ。ただし、「玉泉亭」が普通の中華料理屋のような雰囲気であるのに対して、「聘珍楼」は高級感がある店とだいぶ違っているので、食べに行くときには注意してほしい。