スズメバチとは
概要
スズメバチといっても多種多様である。一番有名なのはオオスズメバチであり、日本でスズメバチと言えばオオスズメバチを指すことがほとんど。しかし日本にはモンスズメバチやヒメスズメバチと言った仲間達もいる。アシナガバチといった亜科も存在する。
日本には3属17種が生息している。 …日本のスズメバチ図鑑 (biglobe.ne.jp)
名前の由来は「スズメくらいの大きさのハチ」、というそのまんまな理由だが、オオスズメバチの暴れっぷりもあって、その名前を聞いて「可愛い」と思う人はまずいないだろう。というか、スズメという名前の割に、スズメバチの仲間はその多くが攻撃性が高い、毒性が強い、といった人間に対してもダイレクトに致命傷を与える種類が多く、出会ったらまず刺激しない行動をとるべきである(特にオオスズメバチ)。
個々は小さいが20~30km以上の飛翔速度があるため、あっという間に追いつかれる。
- 「スズメバチ」〜危険度MAX!アレルギー反応でショック死することも|山に潜む危険生物(5)/ 山と溪谷オンライン
- 蜂毒アレルギーの症状|蜂毒アレルギー|原因別アナフィラキシー|アナフィラキシーってなあに.jp|ヴィアトリス製薬株式会社
さらに猛毒の毒針を持ち、ある程度統率された集団戦闘が可能という点も非常に厄介。「警戒フェロモン」といった一種のサインを用いることで的確に攻撃を合図・指向することも可能。
英語
- 英語ではホーネット(hornet)と呼ばれ、通称名などにも用いられる。(項目参照)
- 類語としてワスプ(wasp)もあるが、アシナガバチ・スズメバチ など「ミツバチ(bee)より大きい攻撃的なハチ」を指しやすい。
食性
スズメバチの仲間は肉食性で、自分より弱い昆虫、またはハチの仲間を襲って肉団子にしてしまう(例外もいる)。昆虫の仲間にとっても脅威、人間にとっても脅威と、自然界の中ではかなり凶悪な存在である。
スズメバチの成虫は昆虫を噛み砕いて唾液と混ぜて肉団子を作るが、意外にも砕いた昆虫を食べることはできない。幼虫に肉団子を与え、幼虫の分泌物を栄養とする。(栄養交換)
ミツバチのようにハチミツやローヤルゼリーは作らないため、養蜂には用いられない。
活動
近年は民家への進出などが問題となっており、それによってハチに刺されてしまうなどの被害が増えている。安易に駆除するのは避け、業者を呼ぶなり区に頼むなりして排除してもらうのが良いだろう。
山中での遭遇率も高く、登山を楽しむ一団がまとめて襲われたということもよくニュースとして取り上げられる。意図せず巣のテリトリーに踏み入れたり、香水や整髪料の中に警戒フェロモンと類似した成分が含まれている場合もあるため要注意。
スズメバチはフェロモンに引き寄せられる!香水や整髪料には注意を!|生活110番 (seikatsu110.jp)
一方で単独行動している個体は狩りを行っている途中で、この時は余計な手出しをしない限りは襲ってこない。
ニコニコ動画において
基本的にオオスズメバチの存在感が圧倒的過ぎるせいでほかのスズメバチの動画はほとんど投稿されていない。
「オオスズメバチがやってきたんです」なども有名。
…など様々であるが、十分な装備・安全対策がなければ危険であるため、安易に真似してはいけない。
関連項目
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