ターボレーザーとは、映画「スターウォーズ」シリーズ、およびその派生作品に登場する大型宇宙艦船用兵器である。
概要
大型艦船の武装としては一般的であり、インペリアル級スター・デストロイヤーには60基も搭載されている。
帝国軍だけでなく、共和国軍、独立星系連合軍、反乱同盟軍の艦船にも搭載されている。
艦船のターボレーザーは列によって区分けされていて、それぞれがコンピュータ制御されていた。
威力はレーザー・キャノンとは比較にならないほどである。必要とあらば反応炉の出力をターボレーザーに全て回すこともでき、威力の調整も可能であった。独立星系連合の銀行が出資しているフリゲートは船首についてるツイン・ヘヴィ・ターボレーザーで数千キロはある衛星を完全に破壊するほど威力を持っていました。(TNT換算で60pt以上)
さらに軌道上から地表に向けて爆撃も可能。この爆撃戦術は帝国時代によく用いられたが、新共和国時代では一時喪失していた。
射程距離はレーザー・キャノンの2倍から3倍程度。例としてヴェネター級スター・デストロイヤーが装備しているDBY-827 ヘヴィデュアルターボーレーザー砲塔の長距離射撃によると、数億㎞先から目標を正確に狙い撃つことが可能である。
しかし、これほど強力なターボレーザーもエネルギーの制御や冷却を怠ると兵器自体が吹っ飛んでしまう可能性があるため扱いには注意が必要であった。発射にかかるエネルギーの問題もあり、ターボレーザーが搭載されるのは管理・整備に人員を割ける余裕のある大型艦・宇宙要塞に限られ、改造貨物船や小型宇宙戦闘機などには搭載されない。
構造
ターボレーザーの構造はブラスターと似たような部分が多い。ブラスターが発射されると少量の高エネルギーガスがガス・チェンバーから励起室へと移動する。ここでは動力源から導かれたエネルギーがガスを励起する。小型レーザーの場合、動力源は小型のパワーパックとなるが、大型武器の場合は反応炉や動力発生機が必要となる。励起されたガスは、ブラスター発振モジュールに送られ、そこで光を伴う強力なエネルギー粒子のビームとなるのである。
種類
デュアルは二連装、クワッドは四連装のこと。現実世界における軍艦と同じように、複数の砲を連動させている。
関連動画
関連項目
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