マジシャンズレッド(魔術師の赤)とは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第3部の登場人物・モハメド・アヴドゥルの持つスタンドである。名前の由来は、タロットカード大アルカナの1番目「魔術師(奇術師)」。
概要
【破壊力:B / スピード:B / 射程距離:C / 持続力:B / 精密動作性:C / 成長性:D】
たくましい人間の男性のような肉体の上に鳥(猛禽類)のような頭がついた人型スタンド。
特別な補助的能力は特に無いが、格闘能力に加え炎を操る能力で純粋に戦闘能力の高いスタンド。
その関係からか敵であるDIOの部下達にもある程度能力が知られており、厄介な相手として真っ先に標的にされる事が多く、なかにはガソリンを使った攻撃という露骨なメタを用意する強かな敵まで登場している(物語の都合上、直接アヴドゥルにその攻撃が披露されることはなかったが)。
また、炎を操る能力と物理的な力の強さ故に、不特定多数の人間が居合わせている屋内や乗り物のなかでの戦闘に向いておらず、攻めあぐねる場面も少なくない(もっとも、これは使い手のアブドゥルが、目先の勝利のために味方や見ず知らずの人間を巻き込むことに、心を痛めないような悪党ではないことも意味している)。
能力
- 炎を操る能力
- 火炎や熱を自由自在に操る。
その炎は鉄をも溶かすほどの高温である・・・が、生物に対して攻撃した場合は直撃でも大火傷を負う程度である。スタンド使いに対してはスタンドのパワーで軽減されているのか、そもそも生物に対しては効果が低いだけなのかは不明。
(鉄の融点は1535℃、いくらか不純物を含む可能性を考慮しても1400℃は超えるが、人間は1200℃程度で骨まで灰になってしまう)
また、物体の下半分のみなど特定の部位だけを燃やすなどといった、通常の炎では再現できないような事も可能。 - レッドバインド(赤い荒縄)
- 炎で作り出した縄を口から吐き出す技。
炎であるが物理的な形状を持ち、これを相手に巻きつけて締め上げる事も可能。 - クロスファイヤーハリケーン
- 十字架型(正確にはアンク型)に収束させた炎を打ち出す必殺技。「C・F・H」と略される事が多い。
炎の高温による威力もさることながら、非常に強く収束され物理的な破壊力も兼ね備えており、これで岩を掘り進んでトンネルを作る事が出来るほどである。
また、これを複数に分裂して放つ「クロスファイヤーハリケーンスペシャル(C・F・H・S)」というバージョンもある。 - 炎の探知機
- 炎は生命エネルギーの象徴でもあるため、一定範囲内に生物の生命エネルギーがあるかどうかを探知する探知機を炎で作り上げる事が出来る。
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関連項目
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