リドヴィア=ロレンツェッティとは、とある魔術の禁書目録に登場する、「告解の火曜(マルディグラ)」の異名を持つローマ正教のシスター兼宣教師である。ドM。口調は「~ですので」。
概要
原作では9巻から登場。自身に降りかかるあらゆる不幸や逆境を捻じ曲げて、己が前へと進む原動力へと変換してしまう性質を持つ。
イギリス清教最大主教(アークビショップ)であるローラ=スチュアート曰く、
「苦行で快楽を得しマゾ野郎が。いえ、難題を屈伏させたる喜びと言いし場合はサドかしら」
とのこと。
オリアナ=トムソンを学園都市内に侵入させ、学園都市外に目を向けさせないための囮として動かす。この際、リドヴィア自身は学園都市外の天文台に潜み、使徒十字を発動させるための時刻を刻々と待っていた。
しかし、使徒十字(クローチェディピエトロ)の術式の実行に必要な星座の星の光を集めようとした瞬間、大覇星祭のナイトパレードが始まってしまい術式は失敗。そのまま自家用ジェットに乗り逃走した。
更に、その機体にはすでにイギリス清教の手によって霊装を取りつけられていたため、離陸14時間後、フランス上空高度8000メートルにさしかかったところで、ローラ=スチュアートによってハッチの床ごと外へ放り出された。ローラに挑発されながらも、血と汗と涙と涎と鼻水を垂れ流しながら、凄い形相で使徒十字(クローチェディピエトロ)と同じく放り出されたパイロットを助けようとした(リドヴィアが生きているので、おそらく助かったと推測される)。
その後は、ロンドンにある処刑塔に幽閉される。14巻では、同じローマ正教のビアージオ=ブゾーニと共にステイルから尋問を受けている様子が描かれている。
ここから下は原作のネタバレ成分を多く含んでいます。 了承した方のみ反転して読んで下さい。 |
実は、使徒十字(クローチェディピエトロ)を学園都市に使う計画が立てられる前に、イタリアのミラノで上条刀夜と面識があったりする(SS2の第三章)。
刀夜が仕事でイタリアのミラノを訪れた際、イタリア土産を物色していたところを偶然にも出会っており、刀夜から当麻の度を超えた不幸さを聞かされたリドヴィアは、興奮の余り魔草調合師のバルビナに、「対魔術師機関に目をつけられない程度の魔術効果がある」土産を刀夜に渡す。
こうして渡された土産が「御使墜し(エンゼルフォール)」発動の一端を担うことになるわけである。加えて、当麻の不幸っぷりとそれを心配する刀夜を知ったリドヴィアは、自身の対日観を変え、学園都市攻略計画も穏便かつ平和的なものに変更した。それが使徒十字(クローチェディピエトロ)を使った計画である。もし刀夜と出会わなかったら、もっと違う展開になっていたのかもしれない…。
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