レモン牛乳(レモンぎゅうにゅう)とは、乳飲料に種別される飲み物である。
概要
栃木県民ならそこそこ知っていると思われる飲み物。かつては栃木県でのみ販売されていたが、関東の他県のスーパーマーケット等でもたまにみることができる。その正体は牛乳に砂糖・香料・着色料を加えたもので、レモンの味はしない。レモン果汁が多少なりとも入っているのかというとそうでもなく(そもそもレモン果汁を牛乳に混ぜると凝固してしまう(後述))、なぜレモンなのかというと色が黄色いから。
かつて関東牛乳(製乳会社・廃業)が販売していたときは、パックに「関東レモン牛乳」と印字されていた。しかし、雪印集団食中毒 の影響で生乳100%でない製品に「牛乳」という名称が使えなくなってしまい、2003年ごろから「牛乳」の2字を削った「関東レモン」という印字になった。ゆえに、なじみのないものにとっては商品名のイメージと中身の実態がかみ合わない代物となってしまった。その後栃木乳業に販社が移ってからは「関東・栃木 レモン」という印字になっている。でもレモンって言っても通じないからレモン牛乳でいいと思うよ。
知名度が上がったためか、レモン入牛乳キャラメルなどの関連商品が販売されるようになった(栃木乳業とは無関係の企業によるあやかり商品であるとおもわれる)。こちらはレモン果汁が入っており、レモン牛乳よりレモンっぽい。駅でも販売しているので、お土産にどうぞ。
また、最近では「いちご」や「コーヒー」など味が増えているようだ。売っていたら買って飲んでみよう。
ちなみに普通の牛乳に直接レモン果汁を加えると、酸により乳蛋白が変成・凝固して上澄み液の乳清(ホエイ、ホエー)と沈殿物の凝乳(カード。絞ればカッテージチーズ、加工すればナチュラルチーズ)に分離する。つまりレモン牛乳と同じものを期待してたら大ダメージを食らうので注意。
製造メーカー・商品の特徴
メーカー名 | 特徴 | 色 |
関東・栃木レモン | うすい黄色 | |
針谷おいしいレモン |
着色料にはクチナシ色素を使用している。 |
濃い黄色 やや橙 |
その他、宇都宮市の食品メーカー「フタバ食品」によるライセンス契約した「レモン牛乳アイス」や、道の駅うつのみや ろまんちっく村などで販売されている「レモン牛乳ソフトクリーム」(針谷おいしいレモンを使用)、レモン牛乳饅頭やせんべいなど観光客向けのお土産品などが存在する。
関連動画
関連項目
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