ロックマンワールド3とは、1992年12月11日にゲームボーイ用ソフトとして発売されたロックマンワールドシリーズの第3作である。2013年より、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信された。
概要
ロックマン3と4をベースに移植された。本作の開発はワールド1と同じ水口エンジニアリングが担当している。
主な特徴
チャージショットの追加
本作より、Bボタンを長押しするとロックマンが激しく点滅して、その状態でBボタンを離すと通常のロックバスターより強力な「チャージショット」を撃てるようになった。本家シリーズ『4』と異なり、貫通性能が増している。
エディー初登場
ステージの途中に現れ、ランダムでアイテムをくれるエディーが初登場した。
後半ステージがステージセレクト式に
前作までは転送装置に入って後半ステージに挑戦あるいはボスラッシュとなっていたが、本作からは前半ステージと同じように、ステージセレクト画面からステージを選択するシステムとなった。ただし、一度後半ステージまで進むと、前半ステージには戻れないようになっている(前半ステージに戻れるようになるのは次作のロックマンワールド4から)。
余談だが、ステージ決定時の「あのBGM」が流れるのは、ロックマンワールドシリーズでは意外にも本作だけだったりする。
シリーズ屈指の高難度
チャージショットの追加、前作から追加されたスライディングなどにより、初代と比べると格段に操作性が向上したが、即死トラップの多さや被ダメージの大きさなどにより、全体の難易度はむしろ跳ね上がっている。大体ダイブマンステージとダストマンステージのせい。あとパンク。
8大ボス
前半ステージボス
ロックマン3から前作に登場しなかった4体が登場。
- DWN.019 ジェミニマン
倒すとジェミニレーザーを獲得する。 - DWN.022 スネークマン
倒すとサーチスネークとラッシュコイルを獲得する。 - DWN.023 スパークマン
倒すとスパークショックを獲得する。 - DWN.024 シャドーマン
倒すとシャドーブレードを獲得する。
後半ステージボス
ロックマン4から4体が登場。
- DWN.027 ドリルマン
ステージ中にE缶が2つ配置されているので、パスワードコンティニュー後にこのステージを周回した人も多いだろう。倒すとドリルボムを獲得する。 - DWN.030 ダストマン
本作の難易度上昇要因その1。ステージが長い上に即死トラップ連発。倒すとダストクラッシャーに加えてラッシュジェットを獲得するが、「なぜもっと早く出さなかった…」と思った人も多いだろう。 - DWN.031 ダイブマン
本作の難易度上昇要因その2。ダストマンステージと同じく即死トラップ連発な上に水中面なので操作に癖があり回避が難しい。倒すとダイブミサイルを獲得する。 - DWN.032 スカルマン
倒すとスカルバリアーを獲得する。
オリジナル敵キャラクター
RKN.002 パンク
ロックマンキラー2号機。後半ステージ全クリア後に現れるワイリーステージに登場する本作の難易度上昇要因その3。攻撃手段は上段・下段どちらかの突進と、飛び道具のスクリュークラッシャー。どちらも動きは直線的だが、攻撃速度が速く思いのほか回避が難しい。そのくせ攻撃力は異常に高く、3~4発もらっただけでティウンしてしまうほど。ダストマン・ダイブマンはパスワードを知っていればスキップすることも可能だが、パンクはパスワードでスキップできないのも辛い。
倒すとスクリュークラッシャーを獲得する。これはラスボスに有効なので大事に使おう。
詳細はパンク(ロックマン)の記事を参照。
関連動画
関連項目
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