十二支
十二支の一つとして年月日、時刻、方位などを表す。十二方位は北西微北、年は西暦を12で割って余りが3の年、夏暦では10月、時刻は夜9時から11時を表す。
五行は水、陰陽は陰。十二生肖として日本ではイノシシが、中国ではブタが割り当たっている。
その他
漢字として
亥
- Unicode
- U+4EA5
- JIS X 0213
- 1-16-71
- 部首
- 亠部
- 画数
- 4画
- 意味
- 十二支の第12位。〔説文解字・巻十四〕には「荄(ガイ)なり」と草の根であるとある。続いて「十月、微かに陽起こり、盛陰に接す」と陰陽五行的な位置づけを解説する。
- 字形
- 動物の象形。十二支を踏まえてブタの象形とされるが、十二支獣は後に広まったものなのでブタではないかもしれない。
- 〔説文〕は字形について、「二に從ふ。二は古文の上字なり。一人の男、一人の女なり。乙に從ひ、子を褢(いだ)きて咳咳する形に象る」とする。また「春秋傳に曰く亥は二首六身有りと」と〔春秋左氏伝・襄公三十年〕の説を引用する。これは小篆体の形による解釈である(小篆体は二の下に人が二つあるような字形である)。
- 音訓
- 音読みはカイ(漢音)、ガイ(呉音)、訓読みは、い。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1951年に人名用漢字に採用された。
- 部首
- 〔説文解字〕では部首として扱われ、また一番最後に配されている(始一終亥)。属しているのは亥だけ。
- 声符
- 亥を声符とする漢字には、刻、劾、垓、咳、㤥、荄、陔、郂、核、晐、㱾、欬、胲、痎、該、頦、閡、駭、骸などがある。
異体字
関連項目
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