伊奈かっぺいとは、青森県出身のパーソナリティーであり詩人・歌手・ディレクター・イラストレーターである。
概要
本名:佐藤元信(さとう もとのぶ)。音読みにすると「がんしん」と読めるので、昔は「家はお寺さんですか?」と聞かれたらしい。
青森放送の会社員(2002年定年退職:美術)で、本業でマルチなタレント活動を行う。
自身の出身地の方言である津軽弁を駆使し、自身が独身時代に書きためていた津軽弁による詩文や、東北各所にまつわるユニークな考察を行う。勘違いする人もいるが、彼はディレクションなどもするが青森放送ではただの一職員であり、アナウンサーではない。ただの津軽弁が上手いおじさんである。
主な活動としては13日の金曜日である日に青森「だびよん(『だびよん』とは、津軽弁で『~でしょうよ』『~だろう?』の意)劇場」で開催されたトークライブ「13日の金曜日」(現在だびよん劇場が閉館されたことや体調もありさらに不定期開催に)をはじめとするトークコンサート、青森に関連する番組のレポーター、自身や家族を題材するイラスト製作、津軽弁で書かれた方言詩の発表などがあげられる。
日本国における方言においてもとりわけ難解であるといわれる津軽弁を巧みに駆使して日常の可笑しさを描き出すキャラクターは、「西のばってん荒川、東の伊奈かっぺい」と称されるほどであり、今や氏の存在は地方タレントの草分け的存在として認知されている。
自身のPNは『田舎っぺ』を変じたもので、デビュー当時考えたPN候補には『井中蛙』などがあったという。青森出身ということをとりわけ堂々と打ち出している芸能人は今日においても決して多くないため、よく老人などから「やあ、今日は本当に楽しかったです。ありがとうねぇ吉幾三さん」と間違えられることがあるとか。この二人は同郷出身ということもあり、実際東北各所でよく共演(?)していた時期があるが、氏によれば常にIKUZOと氏のギャランティは二桁ほど桁が違っていたという。
かつては『ズーズー弁』と蔑まれ、地方出身者の代名詞、東北出身者のコンプレックスの根源となっていた東北弁の全国的な地位向上に貢献したひとりであり、タレントとしてではなく、ひとりの文化人としての功績も忘れられるべきではない。
ともかく、伊奈かっぺいとは、津軽を愛し、青森を愛し、東北を愛する人なのである。
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