佐藤紳哉(さとう しんや)とは、将棋棋士である。1977年8月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。安恵照剛八段門下。棋士番号224。ずっとC2級にいながら30代後半で七段になった稀有な例である(竜王戦で最高2組など好成績を収めているため)
愛称は“サトシン”だが、同じく将棋棋士の佐藤慎一もサトシンと呼ばれているため、区別するため特徴的な頭髪から“ハゲシン”とも呼ばれている。
棋歴
1997年に20歳で四段昇段(プロデビュー)。2005年度には勝率一位賞と新人賞を同時受賞。順位戦を苦手とし、C級2組からはなかなか脱出できていないが、竜王戦では2組まで昇級。2009年度には1組昇級のチャンスを得たが、森内俊之、谷川浩司の両永世名人に連敗し昇級を逃した。
2014年、第3回電王戦に出場。第2局でやねうら王と対局し、有利な局面もあったものの、長考がたたり中終盤で逆転され、敗れた。
棋風・人物・エピソード
頭髪に特徴があり、それを隠すためなのかよく被り物をする。若手の頃は山崎隆之、行方尚史と並べて“ジャニーズ系”と言われるくらいのイケメン棋士だった。棋士仲間などで集まる“SSF”(サトウ・シンヤ・ファミリー)のリーダー。本人は否定しているが実は真面目な性格らしい。
第5期マイナビ女子オープン五番勝負第1局のニコニコ生放送に大盤解説として登場した際に、園児服姿で登場、身に着けていた被り物をおもむろに外す、セーラー服&金髪ツインテール姿を披露するなど暴走し、視聴者に衝撃を与えた。
2012年度のNHK杯に登場した際(対豊島将之)に、ゆらゆらと揺れながら記事冒頭に書かれているようなセリフで対局への意気込みを語る。なお対局は豊島に完敗。対局後に脱帽とばかりにカツラを外すのかと期待されたが何事もなく終わる。のちに行われたニコニコ超会議2012でのハッシーのトークにより、投了後に外したが、番組的にアウトで撮り直しとなっていたことが判明した。
2012年、名人戦の生中継で橋本崇載と大盤解説を担当。初日はカツラを被って登場し、ハッシーと「このカツラ(桂馬のこと)を取ると……」「いやいや、これはカツラではないですよ」という漫才を披露。二日目はカツラを取った状態で登場し「今日は自然体で来ました」とコメントした。
2013年、A級順位戦最終局の全局生中継にて中村修、豊川孝弘、長岡裕也とともに解説を務める。序盤のカツラ外しで中村から「君の出番は半分終わり」とまで言われたものの、検討では他3名を唸らせる妙手を度々発見し棋士としての存在感を見せつけた。
しかし、本人曰くあまりアドリブは得意ではないとのこと。髪の毛が寂しいことにならなければ、本当にアイドル棋士路線を狙っていたのは事実らしい。
関連動画
関連生放送
関連商品
関連項目
関連リンク
- 日本将棋連盟
- 佐藤紳哉のあっちむいてほい - 本人によるブログ
- SSFブログ 佐藤紳哉六段とその仲間たち - SSFのブログ
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