A級順位戦とは、名人挑戦をかけたトップ棋士10人によるリーグ戦である。なお、他にもA級順位戦はあるがここでは将棋について述べる。
概要
名実共に将棋界を代表するトップ10人の棋士が9ヵ月かけて名人への挑戦を目指して戦う総当たりのリーグ戦である。優勝者(同率の場合はプレーオフの勝者)が名人への挑戦権を獲得し、名人戦七番勝負へと進出する。
順位戦そのものについては当該記事を参照のこと。
将棋界の一番長い日
A級順位戦最終日(=名人挑戦者、A級からの陥落者が決まる日)の事を将棋界の一番長い日と呼ぶ。
2月の8回戦と3月の9回戦(最終戦)は全ての対局が同日に行なわれる。名人への挑戦権とA級残留をかけた戦いは例年最終戦までもつれ込み、深夜まで白熱した戦いが続く。リーグ戦の成績には複数棋士の勝敗が絡むため、最終局の勝敗によって波乱が巻き起こりやすく、これまで数々のドラマを生み出してきた。
第72期の最終一斉対局(2014年3月7日)は、静岡市が「徳川家康公顕彰四百年記念事業」の一環として誘致し、同市の料亭「浮月楼」にて開催された(静岡市の実施報告)。4年後の第76期以降は毎年、同所にて一斉対局を開催している(実施報告:76期・77期・78期・79期)。
最近の参戦者
A級参戦歴には名人在位を含む。
第83期(2024年度)
名人:藤井聡太(A級以上3年連続、通算3期、名人2期。名人の他 竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖も保持)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 豊島将之九段 | 8年連続、通算8期 | 名人1期 | ||
2 | 永瀬拓矢九段 | 4年連続、通算4期 | |||
3 | 渡辺明九段 | 6年連続、通算14期 | 最年長(40歳)、名人3期 | ||
4 | 菅井竜也八段 | 5年連続、通算5期 | |||
5 | 稲葉陽八段 | 3年連続、通算8期 | |||
6 | 佐藤天彦九段 | 10年連続、通算10期 | 名人3期 | ||
7 | 佐々木勇気八段 | 2年連続、通算2期 | |||
8 | 中村太地八段 | 2年連続、通算2期 | |||
9 | 千田翔太八段 | 1年目、通算1期 | A級初参戦 | ||
10 | 増田康宏八段 | 1年目、通算1期 | 最年少(26歳※2)、A級初参戦 |
※1 段位・肩書は七番勝負終了(2024年5月27日)時点
※2 「最年少」は名人を除いたもの
第82期(2023年度)
名人:藤井聡太(A級以上2年連続、通算2期、名人1期。名人のほか竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖も保持)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 渡辺明九段 | 5年連続、通算13期 | 5勝4敗 | 3位 | 最年長(39歳)、名人3期 |
2 | 広瀬章人八段 | 10年連続、通算10期 | 3勝6敗 | 9位 | 降級 |
3 | 豊島将之九段 | 7年連続、通算7期 | 7勝2敗 | 1位 | 名人1期 名人挑戦 |
4 | 永瀬拓矢王座 | 3年連続、通算3期 | 6勝3敗 | 2位 | |
5 | 斎藤慎太郎八段 | 4年連続、通算4期 | 3勝6敗 | 10位 | 降級 |
6 | 菅井竜也八段 | 4年連続、通算4期 | 5勝4敗 | 4位 | |
7 | 稲葉陽八段 | 2年連続、通算7期 | 4勝5敗 | 5位 | |
8 | 佐藤天彦九段 | 9年連続、通算9期 | 4勝5敗 | 6位 | 名人3期 |
9 | 佐々木勇気八段 | 1年目、通算1期 | 4勝5敗 | 7位 | 最年少(28歳)、A級初参戦 |
10 | 中村太地八段 | 1年目、通算1期 | 4勝5敗 | 8位 | A級初参戦 |
※1: 肩書と段位は前期七番勝負終了(2023年6月1日)時点。
第81期(2022年度)
名人:渡辺明(A級以上4年連続、通算12期、名人3期。名人のほか棋王も保持)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 斎藤慎太郎八段 | 3年連続、通算3期 | 5勝4敗 | 5位 | |
2 | 糸谷哲郎八段 | 5年連続、通算5期 | 1勝8敗 | 9位 | 降級 |
3 | 佐藤天彦九段 | 8年連続、通算8期 | 3勝6敗 | 8位 | 名人3期 |
4 | 豊島将之九段 | 6年連続、通算6期 | 6勝3敗 | 3位 | 名人1期 |
5 | 広瀬章人八段 | 9年連続、通算9期 | 7勝2敗 | 2位※2 | |
6 | 永瀬拓矢王座 | 2年連続、通算2期 | 6勝3敗 | 4位 | |
7 | 佐藤康光九段 | 12年連続、通算26期 | 1勝8敗 | 10位 | 最年長(52歳)、名人2期 降級 |
8 | 菅井竜也八段 | 3年連続、通算3期 | 5勝4敗 | 6位 | |
9 | 藤井聡太竜王 | 1年目、通算1期 | 7勝2敗 | 1位※2 | 最年少(19歳)、A級初参戦 他に王位・叡王・王将・棋聖を保持 名人挑戦 → 奪取 |
10 | 稲葉陽八段 | 1年目、通算6期 | 4勝5敗 | 7位 |
※1: 肩書と段位は前期七番勝負終了(2022年5月29日)時点。
※2:当年度は最高成績者が2名のため挑戦者決定戦が行われ、藤井が勝利した。
第80期(2021年度)
名人:渡辺明(A級以上3年連続、通算11期、名人2期。名人のほか棋王・王将も保持)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 齋藤慎太郎八段 | 2年連続、通算2期 | 8勝1敗 | 1位 | 最年少(28歳) 名人挑戦 → 敗退 |
2 | 豊島将之竜王 | 5年連続、通算5期 | 5勝4敗 | 4位 | 竜王の他に叡王も保持 名人1期 |
3 | 広瀬章人八段 | 8年連続、通算8期 | 5勝4敗 | 5位 | |
4 | 糸谷哲郎八段 | 4年連続、通算4期 | 6勝3敗 | 2位 | |
5 | 菅井竜也八段 | 2年連続、通算2期 | 3勝6敗 | 8位 | |
6 | 佐藤康光九段 | 11年連続、通算25期 | 4勝5敗 | 7位 | 最年長(51歳) 名人2期 |
7 | 佐藤天彦九段 | 7年連続、通算7期 | 6勝3敗 | 3位 | 名人3期 |
8 | 羽生善治九段 | 29年連続、通算29期 | 2勝7敗 | 9位 | 名人9期 十九世名人資格保持者 降級 |
9 | 永瀬拓矢王座 | 1年目、通算1期 | 5勝4敗 | 6位 | A級初参戦 |
10 | 山崎隆之八段 | 1年目、通算1期 | 1勝8敗 | 10位 | A級初参戦 降級 |
79期(2020年度)
名人:渡辺明(A級以上2年連続、通算10期、名人1期。名人のほか棋王・王将も保持※1)
順位 | 棋士※2 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 豊島将之竜王※1 | 4年連続、通算4期 | 6勝3敗 | 2位 | 名人1期 |
2 | 広瀬章人八段 | 7年連続、通算7期 | 6勝3敗 | 3位 | |
3 | 佐藤康光九段 | 10年連続、通算24期 | 4勝5敗 | 6位 | 最年長(50歳) 名人2期 |
4 | 佐藤天彦九段 | 6年連続、通算6期 | 4勝5敗 | 7位 | 名人3期 |
5 | 羽生善治九段 | 28年連続、通算28期 | 4勝5敗 | 8位 | 名人9期 |
6 | 糸谷哲郎八段 | 3年連続、通算3期 | 5勝4敗 | 4位 | |
7 | 三浦弘行九段 | 5年連続、通算19期 | 1勝8敗 | 10位 | 降級 |
8 | 稲葉陽八段 | 5年連続、通算5期 | 2勝7敗 | 9位 | 降級 |
9 | 菅井竜也八段 | 1年目、通算1期 | 5勝4敗 | 5位 | |
10 | 斎藤慎太郎八段 | 1年目、通算1期 | 8勝1敗 | 1位 | 最年少(27歳) 名人挑戦 → 敗退 |
※1: 渡辺と豊島のタイトルは前期名人戦七番勝負・第6局(2020年8月14,15日)終局時点
※2: 他9名の段位は2020年6月1日時点
78期(2019年度)
名人:豊島将之(A級以上3年連続、通算3期、名人1期。名人のほか王位・棋聖も保持※1)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 佐藤天彦九段 | 5年連続、通算5期 | 4勝5敗※2 | 4位 | 名人3期 |
2 | 羽生善治九段 | 27年連続、通算27期 | 4勝5敗※2 | 5位 | 名人9期 |
3 | 広瀬章人竜王 | 6年連続、通算6期 | 5勝4敗 | 2位 | |
4 | 糸谷哲郎八段 | 2年連続、通算2期 | 4勝5敗※2 | 6位 | |
5 | 佐藤康光九段 | 9年連続、通算23期 | 5勝4敗 | 3位 | 最年長(49歳) 名人2期 |
6 | 久保利明九段 | 3年連続、通算13期 | 2勝7敗 | 10位 | 降級 |
7 | 三浦弘行九段 | 4年連続、通算18期 | 4勝5敗※2 | 7位 | |
8 | 稲葉陽八段 | 4年連続、通算4期 | 4勝5敗※2 | 8位 | |
9 | 渡辺明二冠 | 1年目、通算9期 | 9勝0敗 | 1位 | 二冠=棋王・王将 名人挑戦 → 奪取 |
10 | 木村一基九段 | 1年目、通算5期 | 4勝5敗※2 | 9位 | 降級 |
※2: 4勝5敗で6名が並んだが、この中で「順位」が最下位だった木村一基九段が降級した。
77期(2018年度)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 羽生善治竜王 | 26年連続、通算26期 | 7勝2敗 | 2位 | 竜王のほか棋聖も保持 名人9期 |
2 | 稲葉陽八段 | 3年連続、通算3期 | 3勝6敗 | 8位 | |
3 | 広瀬章人八段 | 5年連続、通算5期 | 6勝3敗 | 3位 | |
4 | 佐藤康光九段 | 8年連続、通算22期 | 4勝5敗 | 5位 | 最年長(48歳) 名人2期 |
5 | 久保利明王将 | 2年連続、通算12期 | 4勝5敗 | 6位 | |
6 | 豊島将之八段 | 2年連続、通算2期 | 8勝1敗 | 1位 | 名人挑戦 → 奪取 九段へ昇段 |
7 | 深浦康市九段 | 7年連続、通算10期 | 2勝7敗 | 9位 | 降級 |
8 | 三浦弘行九段 | 3年連続、通算17期 | 4勝5敗 | 7位 | |
9 | 糸谷哲郎八段 | 1年目、通算1期 | 6勝3敗 | 4位 | |
10 | 阿久津主税八段 | 1年目、通算2期 | 1勝8敗 | 10位 | 降級 |
76期(2017年度)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 稲葉陽八段 | 2年連続、通算2期 | 6勝4敗※2 | 2位※2 | |
2 | 羽生善治三冠 | 25年連続、通算25期 | 6勝4敗※2 | 1位※2 | 名人挑戦 → 敗退 三冠=王位・王座・棋聖 名人9期 |
3 | 渡辺明竜王 | 8年連続、通算8期 | 4勝6敗 | 9位 | 降級 竜王のほか棋王も保持 |
4 | 広瀬章人八段 | 4年連続、通算4期 | 6勝4敗※2 | 3位 | |
5 | 行方尚史八段 | 5年連続、通算6期 | 3勝7敗 | 10位 | 降級 |
6 | 屋敷伸之九段 | 3年連続、通算6期 | 2勝8敗 | 11位 | 降級 |
7 | 深浦康市九段 | 6年連続、通算9期 | 5勝5敗 | 7位 | |
8 | 佐藤康光九段 | 7年連続、通算21期 | 6勝4敗※2 | 4位 | 最年長(47歳) 名人2期 |
9 | 久保利明王将 | 1年目、通算11期 | 6勝4敗※2 | 5位 | |
10 | 豊島将之八段 | 1年目、通算1期 | 6勝4敗※2 | 6位 | |
11 | 三浦弘行九段 | 2年連続、通算16期 | 5勝5敗 | 8位 |
前年度の影響で当年度は11人で実施。降級者が1人多い3人となる。
※2: 当年度は最高成績者(6勝4敗)が6名出たため、順位下位から順にパラマス方式によるトーナメントで挑戦者決定戦を実施した。
- 久保利明 対 豊島将之: 豊島将之の勝ち
- 佐藤康光 対 豊島将之: 豊島将之の勝ち
- 広瀬章人 対 豊島将之: 豊島将之の勝ち
- 羽生善治 対 豊島将之: 羽生善治の勝ち
- 稲葉陽 対 羽生善治: 羽生善治の勝ち・名人挑戦決定
パラマストーナメントの勝敗は名人挑戦者を除き翌年度の順位に考慮しないため、翌年度の順位戦の序列は七番勝負の敗者・羽生→稲葉→広瀬→佐藤康→久保→豊島となる。
75期(2016年度)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数※2 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 羽生善治三冠 | 24年連続、通算24期 | 6勝3敗* | 2位 | 三冠=王位・王座・棋聖 名人9期 |
2 | 行方尚史八段 | 4年連続、通算5期 | 4勝5敗* | 5位 | |
3 | 渡辺明竜王 | 7年連続、通算7期 | 6勝3敗 | 3位 | 竜王のほか棋王も保持 |
4 | 佐藤康光九段 | 6年連続、通算20期 | 3勝6敗※3 | 8位 | 最年長(46歳) 名人2期 |
5 | 屋敷伸之九段 | 2年連続、通算5期 | 4勝5敗* | 6位 | |
6 | 森内俊之九段 | 22年連続、通算22期 | 3勝6敗*・※3 | 9位 | 名人8期 降級 → フリークラス宣言 |
7 | 広瀬章人八段 | 3年連続、通算3期 | 6勝3敗 | 4位 | |
8 | 深浦康市九段 | 5年連続、通算8期 | 4勝5敗* | 7位 | |
9 | 稲葉陽八段 | 1年目、通算1期 | 8勝1敗 | 1位 | 名人挑戦 → 敗退 |
10 | 三浦弘行九段 | 1年目、通算15期 | 1勝3敗 | (※2) |
※2: ソフト指し疑惑冤罪事件の影響で5戦が不戦扱い。対局予定相手は勝ちの扱い(該当者には勝敗数欄に*を付記)。三浦弘行九段は降級せず引き続きA級11位に所属となる。
※3: 上記※2の影響で降級者は1名となった。三浦を除く成績下位は3勝6敗が2名いたが、「順位」が上位の佐藤康がA級残留となった。下位の森内はA級陥落の結果を受けて、2017年4月1日付でフリークラス転出を宣言した。
74期(2015年度)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 行方尚史八段 | 3年連続、通算4期 | 6勝3敗 | 2位 | |
2 | 渡辺明棋王 | 6年連続、通算6期 | 6勝3敗 | 3位 | |
3 | 久保利明九段 | 3年連続、通算10期 | 2勝7敗 | 10位 | 降級 |
4 | 広瀬章人八段 | 2年連続、通算2期 | 3勝6敗※2 | 7位 | |
5 | 深浦康市九段 | 4年連続、通算7期 | 3勝6敗※2 | 8位 | |
6 | 郷田真隆王将 | 11年連続、通算13期 | 3勝6敗※2 | 9位 | 降級 |
7 | 森内俊之九段 | 21年連続、通算21期 | 4勝5敗 | 6位 | 名人8期 |
8 | 佐藤康光九段 | 5年連続、通算19期 | 5勝4敗 | 4位 | 最年長(45歳) 名人2期 |
9 | 佐藤天彦八段 | 1年目、通算1期 | 8勝1敗 | 1位 | 名人挑戦 → 奪取 九段へ昇段 |
10 | 屋敷伸之九段 | 1年目、通算4期 | 5勝4敗 | 5位 |
※2: 3勝6敗が3人いるが、このうち「順位」が上位だった広瀬と深浦の2名がA級残留、最も下位の郷田がB級1組へ降級となる。
73期(2014年度)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 森内俊之竜王 | 20年連続、通算20期 | 4勝5敗 | 7位 | 自身初の順位戦指し分け以下 (負け越し)を記録 名人8期 |
2 | 行方尚史八段 | 2年連続、通算3期 | 6勝3敗※2 | 1位 | 名人挑戦 → 敗退 |
3 | 渡辺明二冠 | 5年連続、通算5期 | 6勝3敗※2 | 2位 | 二冠=棋王・王将 |
4 | 佐藤康光九段 | 4年連続、通算18期 | 4勝5敗 | 8位 | 最年長(44歳) 名人2期 |
5 | 深浦康市九段 | 3年連続、通算6期 | 5勝4敗 | 5位 | |
6 | 三浦弘行九段 | 14年連続、通算14期 | 3勝6敗 | 9位 | 降級 |
7 | 久保利明九段 | 2年連続、通算9期 | 6勝3敗※2 | 3位 | |
8 | 郷田真隆九段 | 10年連続、通算12期 | 5勝4敗 | 6位 | |
9 | 広瀬章人八段 | 1年目、通算1期 | 6勝3敗※2 | 4位 | |
10 | 阿久津主税八段 | 1年目、通算1期 | 0勝9敗 | 10位 | 降級 A級順位戦での全戦全敗は4人目 |
※2: 当年度は最高成績者(6勝3敗)が4名出たため、順位下位から順にパラマス方式によるトーナメントで挑戦者決定戦が実施された。
パラマストーナメントの勝敗は名人挑戦者を除き翌年度の順位に考慮されないため、翌年度の順位戦の序列は行方尚史八段(七番勝負の敗者)→渡辺明二冠→久保利明九段→広瀬章人八段となる。
過去のA級順位戦全敗は第2期順位戦の村上真一八段(13戦全敗)、第15期順位戦の松浦卓造八段(9戦全敗・不戦敗4を含む)、第39期順位戦の木村義徳八段(9戦全敗)、第40期順位戦の石田和雄八段(9戦全敗)が記録。
72期(2013年度)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 羽生善治三冠 | 21年連続、通算21期 | 8勝1敗 | 1位 | 名人挑戦 → 奪取 三冠=王位・王座・棋聖 名人7期 |
2 | 三浦弘行八段 | 13年連続、通算13期 | 4勝5敗 | 6位 | |
3 | 郷田真隆九段 | 9年連続、通算11期 | 3勝6敗※2 | 8位 | |
4 | 渡辺明竜王 | 4年連続、通算4期 | 5勝4敗 | 3位 | 竜王のほか 棋王・王将も保持 |
5 | 屋敷伸之九段 | 3年連続、通算3期 | 3勝6敗※2 | 9位 | 降級 |
6 | 佐藤康光九段 | 3年連続、通算17期 | 5勝4敗 | 4位 | 名人2期 |
7 | 深浦康市九段 | 2年連続、通算5期 | 5勝4敗 | 5位 | |
8 | 谷川浩司九段 | 32年連続、通算32期 | 2勝7敗 | 10位 | 降級 A級以上連続在位32期は歴代2位 A級以上在位32期は歴代3位の記録 名人5期 |
9 | 行方尚史八段 | 1年目、通算2期 | 6勝3敗 | 2位 | |
10 | 久保利明九段 | 1年目、通算8期 | 4勝5敗 | 7位 |
※1: 段位・タイトルは2013年6月1日時点
※2: 3勝6敗が2人いたが、このうち「順位」が上位の郷田がA級残留、下位の屋敷がB級1組へ降級となった。
71期(2012年度)
順位 | 棋士※1 | A級参戦歴 | 勝敗数 | 今年度 成績順 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 羽生善治三冠 | 20年連続、通算20期 | 8勝1敗 | 1位 | 名人挑戦 → 敗退 名人7期 |
2 | 渡辺明竜王 | 3年連続、通算3期 | 5勝4敗 | 4位 | |
3 | 三浦弘行八段 | 12年連続、通算12期 | 7勝2敗 | 2位 | |
4 | 谷川浩司九段 | 31年連続、通算31期 | 2勝7敗※2 | 8位 | 名人5期 |
5 | 屋敷伸之九段 | 2年連続、通算2期 | 5勝4敗 | 5位 | |
6 | 郷田真隆棋王 | 8年連続、通算10期 | 6勝3敗 | 3位 | |
7 | 佐藤康光王将 | 2年連続、通算16期 | 5勝4敗 | 6位 | 名人2期 |
8 | 高橋道雄九段 | 4年連続、通算13期 | 2勝7敗※2 | 9位 | 降級 |
9 | 橋本崇載八段 | 1年目、通算1期 | 2勝7敗※2 | 10位 | 降級 |
10 | 深浦康市九段 | 1年目、通算4期 | 3勝6敗 | 7位 | A級4度目の挑戦で初の残留 |
※1: 段位・タイトルは2012年6月1日時点
※2: 最下位は2勝7敗で3人いたが、このうち「順位」が最も上位の谷川がA級残留、下位だった高橋と橋本の2名がB級1組へ降級となった。
関連動画
将棋界の一番長い日
関連リンク
関連項目
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