友情パワー・・・あいつが言うとこれほど空しい言葉はねえべ
友情パワーとは、作品や発言者次第で印象がガラリと変わる言葉である。
概要
友だちや仲間と力を合わせて戦う際に普段以上の実力を発揮する効果を持つ潜在的パワーの事を指すことが多い。
派生語に絆パワー、結束の力などがあり、少年誌の漫画などでは、今なお名を変え、形を変え、活用されている。週刊少年ジャンプの三大原則"努力・友情・勝利"を支えるのにうってつけと思われるワードである。
ただ、発言者の人脈・・・もとい、原作者の作風が色濃く反映される言葉でもある。漫画「キン肉マン」では仲間たちの間にゆるぎない友情があるがゆえに、パワーは存分に発揮され、この言葉が出れば逆転フラグ・勝利フラグと言うほどの信頼性がある。
しかし、月刊少年ガンガンで連載されていた漫画「南国少年パプワくん」では、友達がいない祇園仮面アラシヤマが使うことによってシュールさや悲哀を引き出す言葉となり、パンチの効いたギャグと言葉遊びに定評のある柴田節全開のギャグワードになってしまっている。
また、原作では友情が重要な要素として扱われ、アニメ第6話のサブタイトルや交流(?)イベントのタイトルとして、この単語を使ったが、派生ゲームでつまづいたアニメ「ビビッドレッド・オペレーション」のような例もある。
変わったところでは、一部のゲーマーの間で話題(人気ではなく話題)となっている作品「神代學園幻光録クル・ヌ・ギ・ア」に関するネタとして持ち上げられることもあるほか、パワプロシリーズ等でも稀にネタにされている。
キン肉マンの友情パワー
旧作時点から強敵と闘う際に“火事場のクソ力”と並んでよく使われていた友情パワーは、完璧超人始祖編時点ではほぼ同じものとして扱われるようになった。当初はキン肉マンだけが持っていた力はキン肉マンと闘った相手も次々目覚めていった。
仲間からの声援を受けることなどによって発動する友情パワーは使用者によって名前が異なることはあっても、使用者に大いなる力を与えるようになっており、発動時には「ボァ」という効果音と共に体が光る。
完璧超人始祖編の次に連載が始まった新章では、オメガ・ケンタウリの六鎗客の一人パイレートマンがこの火事場のクソ力=友情パワーを三段階に分けられると分析した。
曰く
「最初の"火事場のクソ力”はお前がただ吾輩を倒すべく出したもの。いわばお前自身のために出した力だ」
「そして第二の"火事場のクソ力”」「あれはお前のためじゃない。死んだ仲間のために出した力」
「第三の"火事場のクソ力”!」「それはそれまでのどれとも違った」「なぜならその力は…お前が我らオメガのために出した力だったからだ」
とのこと。
最初は自分のため、第二は仲間のため、そして第三は敵のための力であり、友情パワーは倒すべき敵を思いやった時に最大の効果を発揮するということが分かる。この分析はこれまでのキン肉マンの戦いを振り返って当てはめた時に納得できるだけの説得力を持つものであった。
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