祇園仮面アラシヤマとは、「南国少年パプワくん」に登場する根暗である。
ああ、友達も欲しいけど、概要も欲しい
初登場は第12話「爆裂・祇園仮面アラシヤマ!」。
しかし、初登場時以外はフルネームで呼ばれず、以後ずっとアラシヤマのみで呼ばれる。
前話がパプワ史上屈指の名作「メリークリスマス・パプワ島」というラブストーリーだったのに対し
この話ではいつものごとく、ミヤギ、トットリ、どん太に続くガンマ団の第4の刺客として登場。
一応、初登場時は「気持ちが昂ると炎を出す特異体質の持ち主」という前任のミヤギ・トットリとはまた異なった能力を持つ、それなりの強敵としての存在だった。(どん太も特異体質に見えなくもないが、退場が早かったので割合)
このパワーで一度はシンタローを倒したかに見えたものの、
友達を傷つけたことに怒ったパプワくんが秘石眼の力を発動させ敗れた。なお、これによって、ミヤギが復活した。
(ちなみに、作中人物で最初に秘石眼の力で敗北した人物こそ、アラシヤマである)。
また、今でこそ友人皆無の根暗男というイメージが強いものの初登場時点では
そこまで根暗な性格にスポットは当たっておらず、おたべで攻撃したりする京都人という部分の方が強かった。
このときの敗北で当時シンタローですら知らなかったパプワの秘密を知るものの
ミヤギ、トットリに比べ次の登場までかなり間が空き、第23話「ローリングストーン」でようやく再登場した。
この時に「あんな重たいもん脱ぎましたわ」の一声でド派手なコスチュームから一転
マントを身に纏った暗いイメージのシンプルな格好になった。
そして、以後も彼のアイデンティティとなる「友達が居ない」 という要素がここで初登場し
人生初めての友人(?)蝙蝠のテヅカくんを得る。
第28話「強敵!津軽ジョッカー現る!!」では、冒頭でいきなりやられたかに見えたが
新たなる刺客の攻撃方法を見破るために敢えて技を受けるという戦士らしい一面が見られた。
だが、終盤はシンタローと「ホモ」「ネクラ」などと罵りあう単なるケンカになってしまった。(その際、一時的に自分を見失ったシンタローを黙らせるという共通の目的ができたためか、パプワと少し距離が縮んだ)
第32話「超サービス」でシンタローの叔父サービスが来島したことを知り、「絶対勝てっこあらしまへん」と共闘を拒否するが、「俺が友達だ!」の一言で協力を決意。同じくチームとなったミヤギ、トットリからは「こいつ外すべ」と言われていたが、「強い味方が必要」というシンタローの考えから辛うじてチームに入れてもらえた。
(この話でシンタローは「戦士」としてはアラシヤマをそれなりに頼りにしていることがわかる)
この後、シンタローが死亡し、彼を蘇らせるために奮闘することになるが、「LOVE」を語るなど
その気持ちはもはや友情からある種の愛情に変化していっており、続編のPAPUWAでも、その愛情を思いっきり引きずっていた。
第46話「暑い夏の日」では師匠のマーカーが登場。
「死んでおくれやす」と勝負をしかけるが敗北を喫し、大火傷を負う。
しかし、その後の最終決戦ではミヤギ、トットリ、コージらと善戦し、マーカーに対しても自爆技を使うなどして活躍。
最終話では新生ガンマ団の幹部となった。
友人が皆無などと言われてはいるものの、南国少年終盤からPAPUWA本編にかけて
ミヤギらとチームで行動することが多く、PAPUWAでは戦場で互いを庇い合ったりしていたので
実質的にシンタロー、ミヤギ、トットリ、コージは友人と呼んでも差し支えない存在であった。
(友達をやめさせるような場面も少なくなかったが)
関連静画
関連項目
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