概要
塊根植物とは、コーデックスとも呼ばれる。主に灌木地帯(巨木が育ちにくい乾燥地)に生息しており、水分や栄養を蓄えるために根本や茎が肥大化するのが特徴であり、姿形が他の植物とは大きく異なる。その独特な姿からビザールプランツとしても人気があり、特に男性の愛好家からの支持が高い。塊根植物の魅力として、同じ品種の塊根植物でも個体差が大きいので、管理の仕方により自分だけのオリジナルの株姿に仕立てることができることである。また、塊根植物の独特な質感や無骨な雰囲気が盆栽と相性が非常に良く、自生地の雄大な自然に思いをはせることができる。
入手方法については主に現地から輸入する方法と、種から実生苗を育てる方法がある。どちらもメリットとデメリットがあり、現地から輸入する方法では自生地の厳しい自然で成長した姿を観賞することができるが、輸入のコストがかかる事と、根を切り落とされた状態で輸入されるため株が弱っている場合があり発根に失敗し枯れてしまう可能性がある。一方で実生苗から育てる方法については、種を安価に購入することが可能で発芽から成長する過程を楽しむことができるが、大株になるまでに時間がかかることと一株ごとに個性がありどのように育つか分からないのが実生苗の難しいところである。
近年ではホームセンターや100円ショップなどで砂漠のバラとして人気のアデニウムをはじめ、パキポディウムや塊根ユーフォルビアが安価に出回るようになってきている。他には多肉イベントやフリマサイトやネットオークションにレアな塊根植物が出品されているケースがある。
主な夏型の塊根植物一覧
- アデニア
- アデニウム
- オペルクリカリア
- 塊根ユーフォルビア
- キフォステンマ
- コミフォラ
- セネキオ
- ドルステニア
- バオバブ
- パキポディウム
- プセウドリトス
- ピレナカンサ
- フォークイエリア
- フォッケア
- ヤトロファ
主な冬型の塊根植物一覧
塊根植物と呼ばれたり呼ばれなかったりする曖昧な植物一覧
関連動画
関連静画
関連項目
親記事
子記事
兄弟記事
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