天才クイズとは、東海地方で1970年代~2000年代に子供時代を過ごした者なら知らぬものが居ないとまで言われた、偉大なるローカルクイズ番組である。
名古屋市に本社を置く敷島製パン(Pasco)の一社提供番組。
概要
中部日本放送(現:CBCテレビ)で1967年~2004年に放送された、小学生向けのクイズ番組である。なお、ごく初期は回によって「小学生の部」と「中学生の部」に分けられ、中学生も出場できたが、その後小学生のみに一本化された。
いわゆる「○×クイズ」が出題され、それに対して解答者である一般参加の小学生達は正しいと思うなら「○」の書かれた白い帽子、間違いだと思うなら「×」の書かれた赤い帽子を被って答えを出すというシステムであった。なお、「〇」は「YES」、「×」は「NO」と呼ぶ。
〇×クイズなのだが、ときおり3択の問題が出題されることがあり、その場合は「正しいのは2番である?」という形で強引に〇×クイズに持ち込んでいた。
2001年秋に行われたリニューアルまで、全問正解者は「天才」の称号と副賞の豪華商品(選択可)が、最終問題不正解者は「秀才」の称号と副賞が貰えた。なお問題数は時期によって8問、10問、12問と異なるが10問の時期が長かったよう。なお、1問間違えたら失格であるが後期は「運命の選択」という運試しの敗者復活戦が途中で挟まれ、当たれば復活できるルールが加えられた(敗者復活後最終問題まで全問正解しても天才賞獲得となった)。また、男女各30人のチーム(ボーイズチーム・ガールズチーム)に分かれた上での団体成績も争われ(ただしグループ参加ができ、序盤の数問はグループ内での相談も認められている)、天才の多かったチーム(いなければ最後まで残った人数の多いチーム)が勝ちとなり「勝組賞」として敷島製パンの製品などが貰えた。基本的に天才クイズといえばこのルールという認識がされていることが多い。
リニューアル後の晩年の3年間は同じ小学校所属6人の8チームによる団体戦で行われた。予選は時期によって異なったが、〇×問題、近似値問題、早押しクイズが組み合わされた形式で、上位2チームが決勝進出。決勝はチーム内相談なしの〇×クイズ4問勝負で、こちらは1問間違えれば失格。相手チームが全滅するか、最終問題の終了時点で残った人数の多い方に「勝利校賞」として「天才博士のトロフィー」と番組ノベルティグッズのセットが贈られた。一方で「天才賞」も残され、チームの勝敗に関わらず決勝戦の4問に全問正解すれば天才賞獲得となった。このため、3問目までに一方が全滅した場合でも「天才賞」を決めるため、残ったチームの生き残りに対して出題が続けられた。
なお、リニューアルされたのは、当時既に視聴率の低迷傾向があったことからCBCサイドは番組自体の終了を検討するも、スポンサー側の強い意向で継続することになり、延命のテコ入れのためだったという。
司会は久里千春→高松しげお→斉藤ゆう子(現・斉藤祐子)→林家こぶ平(現・林家正蔵)と変遷したが、一番短い久里でも7年あまり、他の3人は10年前後と長く務めており、誰が司会のイメージだったかで世代がわかる。なお、2001年のリニューアル後はCBCの女性アナウンサーが進行のアシスタントとして加わった。
問題出題者も兼ねた番組のマスコットキャラクターとして「天才博士」(CV:鎌田吉三郎)がいた。博士も時期によって「ロボット博士」や「(動かなくて顔の怖い)天才博士」「(丸っこくてかわいらしい)天才博士」と変遷したが、演じた鎌田は37年2か月の間全て担当していた。
2004年9月25日放送分をもって37年2か月、全1930回の歴史に幕を下ろした。最終回は東海3県にある100校の小学生3人1組計300人がCBCホールに集結してクイズに挑戦する1時間特番であった。
大長寿クイズ番組
東海ローカル番組のため東海地方以外での知名度は皆無に等しい。
しかし、37年2か月も続いた大長寿番組であり、1989年に「アップダウンクイズ」(毎日放送)の22年という放送期間の記録を抜いてからは「日本最長寿のクイズ番組」という称号を長年に渡り継続していた。
2012年7月に「パネルクイズ アタック25」(朝日放送)がこの記録を再び更新し、「日本最長寿のクイズ番組」という称号を明け渡したが、35年以上続いたという大記録は偉大であるという点に変わりはない。
放送時間
放送開始当初は水曜18時に放送されていた「天才クイズ」だったが、1973年に土曜日17時半へ放送時間を移動する。
以降、最終回まで土曜夕方で放送されていた。
なお、通常はMBS制作の土曜18時に放送されていた各番組(土6)がローカル番組の編成によってその時間帯に放送できない時、翌週の17時半に放送することとなっていたが、CBCでは18時にニュース番組、17時半に本番組を編成した影響で、特例として翌週土曜17時に6日と23時間30分遅れで放送となっていた。本番組終了後は17時半→18時へと段階的に同時ネット化を行った。
関連動画
関連項目
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