小牧市単語

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小牧市とは、愛知県の北部に位置する市である。

概要

小牧市（2017年 10月1日時点）
面積	約62.81km²
人口	149,023人
市の花	ツツジ
市の木	タブノキ
隣接市町村	愛知県犬山市、春日井市、北名古屋市、岩倉市、江南市西春日井郡：豊山町丹羽郡：大口町

織田信長が築いた小牧山城の所在地、および小牧の戦いの舞台となった地として知られている。小牧山城の築城当時に城下町が形成されていたことが発掘調査により判明しており、江戸時代には木曽街道の整備に伴い市街地が移転のうえ、宿場町になった。これが現在の小牧の基礎になっている。

なお、市のランドマークでもある小牧山の頂上には現在城のような建物が建っているが、これは厳密には城ではなく資料館であり、小牧山城とは直接の関係はない。

小牧という地名の由来については、小牧山が古くは「帆巻山」と呼ばれていてそれが転じて小牧になったとする説などがある。北海道に似た名前の苫小牧（とまこまい）市があるが、あちらはアイヌ語に由来する地名であり小牧市との関連はない。検索する際は「小牧市」だと苫小牧関連もヒットするので、小牧市に関連する情報だけ欲しい場合は苫小牧をマイナス検索すると良い。

市内に愛知運輸支局の小牧自動車検査登録事務所があり、ここで交付されるナンバープレートは「尾張小牧」ナンバーである。素直に「小牧」ナンバーにしろよ…と言いたくなるような無駄に長い地域名のナンバーだがこれには理由があり、「小牧」ナンバーにしようとしたところ一宮市や春日井市の反発にあったため、妥協案としてこのような地域名になったという経緯がある。もっとも、当の一宮市と春日井市は後にどちらもご当地ナンバーを導入することになるのだが。

地味に名古屋コーチン発祥の地でもあったりする。

交通

高速道路

東名高速道路・名神高速道路
- 小牧IC - 小牧JCT
中央自動車道
- 小牧JCT - 小牧東IC
名古屋高速11号小牧線
- 小牧南出入口 - 堀の内出入口 - 小牧北出入口

日本の大動脈たる路線が交差する小牧JCTは、日本初の高速道路同士が接続するジャンクションである。
名古屋高速の小牧北出口は合流先の国道41号の交通量の多さも相まってしばしば渋滞が発生しており、国道23号の庄内新川橋と並び頻繁にJARTICの渋滞情報が流れる県内屈指の渋滞ポイントである。

国道

国道41号
国道 155号

名古屋高速の小牧北出口からの車が多数合流するため、この付近の国道41号はかなり混雑する。

鉄道

名鉄小牧線
- 小牧口駅 - 小牧駅 - 小牧原駅 - 味岡駅 - 田県神社前駅

小牧線のすべての駅でmanaca（および相互利用に対応した交通系ICカード）が利用できる。だからどうした、という訳ではないが、小牧駅でmanacaを購入することに特別な意味を見出す人もいるらしい。
名鉄小牧線は1971年の名古屋市電御成通線の廃止以降、長らく名古屋市側で接続する路線がない不便な状態が続いており、利用客は伸び悩んでいた。この状況は、2003年に名古屋市営地下鉄上飯田線が開通し、名鉄小牧線との相互直通運転が開始されたことでようやく解消した。

かつては桃花台新交通桃花台線（通称：ピーチライナー）が小牧駅から市東部の桃花台ニュータウンまで運行していた。桃花台ニュータウン住民の足としての運用に期待がかけられたものの、当のニュータウン人口が予想を大幅に下回っていたことや、接続先の名鉄小牧線が前述のとおり名古屋市内へ向かうには不便であったことなど複数の要因が重なり、多額の赤字を抱えた末に開業から15年後の2006年に廃止された。