概要
1935年9月22日に、フランスのニースで生まれる。(ただし、父親は日本人、母親はデンマーク人)
1955年に日活から映画デビュー。
東宝のニューフェイスオーディションに合格しており、まだ映画俳優も各社専属制度が活きていた時代だったため、本来なら東宝からのデビューが自然だったが、同期に宝田明、佐原健二といった、のちに怪獣映画黎明期を支えることにもなる名優がおり、また戦中の供給専門期を経て自社での映画製作再開を目指していた背景から、日活所属を決めたという。
以後、映画だけでなく、モデル、バラエティ番組の司会などで幅広く活躍。アラン・ドロン主演の名画「太陽がいっぱい」の主役として当時キャスティングされていたという裏話がある。
「仮面ノリダー」の悪役「ファンファン大佐」と聞けば、1970~80年代前半生まれの人はすぐ思い浮かぶだろうか。
作中、怪人役の石橋貴明に衣装のブーツをほめられて「マドラス!」と叫ぶギャグは、実際にマドラス社のCMに出演した縁からの特注品だったことをアピールする側面もあったとか。
ちなみに、ファンファンの由来は、氏がデビュー当時の1950年代に世界的人気を得ていた二枚目俳優、ジェラール・フィリップと同じくフランス生まれだったことにあやかり、ジェラールの愛称をそのまま転用したらしい。
冒頭の「もしかして」でも触れられているように、スターリン(の影武者)に似ていることから、舞台で演じたこともある。
2005年7月に食道がんが見つかり入院。一時快方に向かうも、その年の秋にリンパ節へのがん転移が発覚。
同時期「魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁」の天空大聖者マジエルとしてキャスティングされていたが、健康問題を理由に降板した。
2006年5月29日に逝去した。
家族(一般人を除く)
関連項目
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