東武60000系[とうぶろくまんけい]とは、2013年6月より営業運転を開始した、東武鉄道の通勤型電車である。製造は先輩格の50000系列に引き続いて、日立製作所。
概要
野田線用(現時点では専用)に製造された新車である。組成は6両固定。車体の全面や帯は東武グループのコーポレートカラーである「フューチャーブルー」が使われている。西武鉄道っぽく見えるが。またドア脇には「ブライトグリーン」も配色されている。どっかで見たような配色だよなぁ…、ファミマカラーとかゆーな。
車内は東武50000系をベースとし、LCDを搭載。また、新たに車内でWi-Fiサービスが使えるようになった。
その他、東武8000系と比較し、約40%消費電力を削減。車椅子スペースも6両中4両に設置されている。
2012年度に2編成が投入され、2013年6月9日のイベントで先行運用、6月15日から営業運行を開始した。今後、8000系を置き換えていく予定で、2013年度には6編成が投入され、2014年度には8編成が投入される予定である。
導入までの経緯
2012年、東武鉄道は事業計画の中で突如野田線に新車を投入することを発表。これには鉄道ファンだけでなく、8000系天国であった野田線利用者からも驚きの声があがった。この時点では東武50000系列なのか新車なのかはっきりしていなかったが、後に「60000系」と称する新系列の新車であることが発表された。
もともと、野田線は伊勢崎線の中古車両ばかりが投入されており、挙句の果てには車両を置き換えるのに同じ系列の車両で置き換えるのが日常茶飯事であった。そのうち、「変電所が10000系以降にデビューした回生車に対応していない」と言う噂まで流れるようになる(真偽不明)。
また、同線が「総武鉄道」であった時代から起算して新車投入は70年ぶり、東武鉄道としては初めて新車を投入するので、そりゃ誰だって驚くわけである。
あまりの驚きにTwitterでは「○○に例えると」と言ったツイートが広まっていた(リンク)。
トラブル
あまりにもハイテクすぎる車両…なためであると推定されるトラブルが発生している。野田線に新車を奢る、だなんて慣れないことをやるからだ。なお、普通に乗っている分には、生命や財産に危害が及ぶほどのことではないので、少々薄気味悪いかもしれないが、ひとまず安心して乗っていただきたい。以下に概要と発生条件、結果を述べる。
単線区間のすれ違い駅からの【発車時】、ノッチを【力行】(クルマでいえばアクセルに相当)に入れたまま【逆Y字分岐器に進入】して【単線区間に入る】と、約2秒~6秒間「ガタガタガタガタ…」と原因不明の【縦振動】が発生し、直後に【「急停車します。ご注意ください」】と【自動アナウンス】が入る(実際に【急停車することはない・取り消しの肉声アナウンスが入る】)。
原因は、加速ノッチ投入時における各種条件のプログラムミスと思われる。抵抗制御車なら考えられないほどハイテクが過ぎるために起きた出来事といえよう。プログラムを修正すると解決すると思われる。なお現在は、原因究明し運用を復帰している。
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