港とは、自然の地形、防波堤などで波風から守られて、船が安全に出入りできる沿岸地域のことである。港湾ともいう。
概要
港は、海洋の沿岸、河口、河川の沿岸、湖の沿岸に位置し、港の内部には船を泊める泊地がある。
水上交通と陸上交通の接点であり、多くの人や荷物が乗り降りするため、都市を形成することが多い(港湾都市)。また港を持たない都市の近くにあって、その都市の物資の輸送に使われる港を外港という。
港は防護の方法によって天然港、改良港、人工港の3つのタイプに分けられる。
天然の地形、入江、岬、島、河口などによって守られる港を天然港、天然港に防波堤や浚渫などの改良を加えたものを改良港、人工物によってのみ守られる港を人工港という。
利用用途によって、商港、軍港、避難港などに分けられる。商港には積荷を積み下ろすためクレーンや運搬のためのフォークリフトがあり、倉庫などの貯蔵施設がある。漁港は商港でとくに水産物を扱う港で、加工施設などがある。
一年を通して凍結しない港を不凍港といい、とくに寒冷地域の国において重要である。
代表的な港
商港 |
軍港 |
人名
苗字
地形姓、もしくは職業姓の一種か。日本各地で散見される。特に北海道に軒数が多くなっている。北東北や瀬戸内海地方、鹿児島県でも多く見られる。
漢字として
- 意味
- 港湾、支流という意味がある。〔説文解字〕の本字は𣿑で〔説文・巻十一・新附〕に「水派なり」とあり分流のこととある。
- 字形
- 形声で声符は巷(䢽)。巷は里中の道という意味。
- 音訓
- 音読みはコウ(漢音)、訓読みは、みなと。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 港頭・港湾
異体字
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関連項目
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