生きろそなたは美しいとは、映画「もののけ姫」に登場する台詞である。対義語は死ねそなたは醜い。
概要
もののけ姫のアシタカの台詞であり、転じて、誰か美しい人に生きて欲しい時に言う言葉。
たたら場でサンとエボシの戦いを止め、気絶したサンを連れてたたら場から逃げたものの、アシタカは受けた傷がもとで倒れてしまう。サンは意識を取り戻すと短剣でアシタカを殺そうとするが、その時にアシタカがサンに言ったセリフ。
サン「そのノド切り裂いて、二度と無駄口たたけぬようにしてやる」
アシタカ「生きろ・・・」
サン「まだ言うか!人間の指図は受けぬ!」
アシタカ「そなたは美しい・・・」
・・・というもののけ姫の名シーンであり、ネットでもしばしば引用される。しかし、実は半分「言っていない台詞」であり、上記のように実際には「生きろ」と「そなたは美しい」というのの間にはサンの台詞が挟まっており、記事名はちょっと違うのだが、ネットではしばしば「生きろそなたは美しい」と一続きの台詞のように扱われている。
で、誰か美しい人に生きて欲しい時にこう言うわけだが、裏を返すとアシタカはサンが美人だったからこのような対応をしたのか、もしブスだったら助けなかったのか、などとネタにされることもある。しばしば対義語は「死ねそなたは醜い」だなどと言われる。
ではもののけ姫は「美人だから成り立つ話」だったのかというと、もちろんそのような解釈も成り立つ。「美人だから」助けるなんて話はよくある話であり、他の作品で言えば例えば「一週間フレンズ。」でも主人公は藤宮かおりが「可愛かったから」話しかけたと率直に語っている。・・・しかし、もののけ姫は、「自然と人間の対立(山犬に育てられたサンや動物と自然や神を制圧しようとするエボシ達の対立)」と、共生の道というものを描いた作品であり、ここでいう美しいとは外見ではなく「自然の中で生きるあなたは美しいから、憎しみあい醜く生きるのではなく美しく生きて欲しい」という意味とも取れるし、外面はどうあれ惚れたのだから愛の告白として「美しい」と言ったともとれる。・・・まぁきっとアシタカは心もイケメンだから仮にサンがブスだとしても、偏差値38だったとしても、10歳年上だとしても「生きろ。」と言ったのだろう。タブンネ。
備考
- このセリフについてスタッフは「唐突過ぎる」「恥ずかしい」と反対の意見もあったらしい。しかし、宮崎駿は「そういう恋をしたことがないだけだ」と強行採用した。
- 「生きろ。」はもののけ姫のキャッチコピーでもある。
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