概要
隊長及び創設者はゲラート・シュマイザー少佐。彼は戦前からジオン軍に身を置いており、モビルスーツが配備されてからはパイロットとして戦果を挙げてきた。ところが開戦後のブリティッシュ作戦で連邦軍のエイガー少尉の攻撃を受けて負傷、パイロット生命を絶たれてしまう。しかし今までに得たMS戦術のノウハウを活かしたいと思ったゲラートは隊の創設をキシリアに具申、認められた事でフェンリル隊が誕生した(おそらく突撃機動軍所属と思われる)。
4月、第二次降下作戦で地球に降り立ったフェンリル隊は連邦軍基地の襲撃し、制圧。続けてキャリフォルニアベース攻略戦に参加し、これもまた制圧に成功している。同時に連邦軍の潜水艦を無傷のまま鹵獲し、ジオン海洋戦力の基礎を築いた。フェンリル隊は北米方面軍の指揮下に入り、10月にはガルマ隊の支援や木馬の偵察を行ったがガルマの戦死を阻止する事は出来なかった。その後、オデッサを防衛するマ・クベ司令から北米方面軍に支援の要請が入り、フェンリル隊が応援として送られた。この際に使用したユーコンがフェンリル隊の母艦となった。
11月、オデッサ防衛戦に参加。敵司令部として機能していたビック・トレーを破壊するも戦闘はジオンの敗北に終わり、連邦の追っ手から逃避行を演じる事になる。何とか連邦から逃れ、キャリフォルニアベースに戻ったフェンリル隊に休息の時間は無く、今度はジャブロー攻撃に参加する。ガウから降下し、ジャブロー内部に侵入したフェンリル隊は敵の防衛線を破り、係留されていたペガサス級ブランリヴァルを破壊するもジャブローの心臓部には繋がっていなかったため陥落させられず、ジオン側の敗北に終わった。
12月、この頃から連邦軍の攻勢が激しくなり、キャリフォルニアベースにも陥落の危機が迫っていた。フェンリル隊は宇宙で脱出する友軍を護衛するため連邦軍の侵攻部隊と交戦。脱出する最後のHLVを見送ったフェンリル隊は地上に留まって戦い続ける事を決意。キャリフォルニアベース陥落後はアフリカ大陸へと脱出し、連邦軍の補給基地を襲ってモビルスーツを整備していた。
そんな時、突如友軍からの救援要請をキャッチしたフェンリル隊は要請の発信源へ出撃。連邦軍の攻撃に曝される友軍部隊を救出し、アフリカに潜伏していた友軍の司令部に合流するもここで終戦。ジオンは戦争に負けた。
戦後、フェンリル隊は解散。ジオン共和国軍に入隊した者も居たが、投降せずにゲリラ活動を続けた隊員も居た。
隊員
- ゲラート・シュマイザー(隊長)
- ル・ローア
- マット・オースティン
- ニッキ・ロベルト
- シャルロッテ・ヘープナー
- リィ・スワガー
- マニング
- レンチェフ
- ソフィ・フラン
- サンドラ
- ミカギ
- メカニック(ニエーバ?)
- ケルゲレン子(シャルロッテが出撃した際のオペレーター)
関連動画
関連項目
- 1
- 0pt