除夜の鐘とは、日本の寺において12月31日から1月1日にかけて鐘をつく行事である。
概要
除夜(古い年を除き去って新年を迎える日の夜)に鐘をつくため除夜の鐘と呼ばれる。
鐘は108回つかれるが、この108という数字は人間の煩悩の数という説があり、鐘を108回つくことでその年の煩悩を除き去って、欲を持たない清らかな心で新年を迎えるための行事とされている。
鐘は寺の僧侶がつくことが多いが、参拝客にもつかせてくれる寺もある。
近年では、この鐘の音がうるさいとクレームを入れる近隣住民がいるそうで、除夜の鐘を昼間に済ませたり、自粛する寺もあるらしい。
108の煩悩
眼・耳・鼻・舌・身・意の六根(ろっこん)にそれぞれ好(よい)・平(どちらでもない)・悪(わるい)があり、その3つそれぞれに浄(きれい)・染(きたない)があり、さらにその2つそれぞれに過去・現在・未来があるとされている。
つまり六根の1つあたりが18に分類されるので、18×6=108になるという説がある。
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