概要
- 食用馬肉の全般の異称として用いられることもある。馬肉の燻製や下記市場の馬刺しカレーなど。
- 低価格でおいしい肉刺しです。馬肉には生食用の安全基準があるため、ユッケ騒動以降も普通に販売されている。
- 名産は熊本県。他には青森県や長野県、福島県などがある。オーストラリア等からの輸入品もある。
- 馬の脂肪は牛などと比べて融点が低く、口内の温度でも融けるため脂身を味わうのに向いている。霜降りのほか、タテガミと呼ばれるコラーゲン質の脂身は珍味として有名。
- 一方、赤身は脂肪をほとんど含まないので低カロリーな肉として人気がある。ペット用生肉としての需要も。
- 一風変わった食べ方としては「桜納豆」がある。これは細かく切った生の馬肉を納豆と和えたもの。
- 馬の日は1月6日です。古代中国では正月の6日には馬を殺してはならないという習わしがあった。一方「馬肉の日」は8月29日。これは語呂合わせである。
- 食用以外には、湿布に使われることもある。現役時代の秋山幸二が負傷した際、当時の監督だった王貞治が湿布薬として馬肉を贈った逸話は、食用だと勘違いした秋山が貼らずにたいらげてしまったというオチまで含めて有名(秋山の出身地は馬肉消費量日本一の熊本県)。あのゴルゴ13も、予期せぬ負傷に馬肉湿布で対処したことがある。
……が、あくまで民間療法であり、医学的には効能は一切認められていない。冷却作用が強いとか、馬油が血行を促進するとかいろいろ言われているが、科学的な根拠はない。ぶっちゃけ本当に湿布薬として効いてるのかどうかは不明。 - 馬肉となる馬は、はじめから食肉用に飼育されている馬だけでなく、競走馬からの用途変更が少なくないと言われる。実際、乗馬に用途変更されたと発表された馬もそのあとの用途については関知されないので、実際には食用になっていることはよくある模様。昔は予後不良馬も同じだったが、ハマノパレードの例をきっかけにその場で安楽死されることになったため、現在では行われていない。
なお、ばんえい競馬では競走試験に不合格の場合は食用になると公表されているし、JRAも国外向けに食肉への転用が行われることもあるとしている。 - 生で馬刺として食すのはもちろん日本くらいのものだが、海外ではそもそも馬肉自体がタブーとされる国も多い。馬肉を食べる海外の国としてはフランスが有名(馬刺しはないが、タルタルステーキとして生で食べる)。
関連項目
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