高萩洋次郎(Yojiro Takahagi, 1986年8月2日 - )とは、日本のサッカー選手である。FC東京所属。
ポジションはMF。
概要
福島県いわき市出身。中学からJヴィレッジサッカースクールに通い始め、当時コーチを務めていた高田豊治の勧めを受けてサンフレッチェ広島ユースへの入団を決意。故郷を遠く離れて吉田での寮生活を始める。
2003年に16歳でプロデビューを果たし、Jリーグ最年少出場記録(当時)を更新。しかし怪我や病気のため出場機会が中々得られず、2006年に森脇良太らとともにJ2の愛媛FCへレンタル移籍。2007年にサンフレッチェ広島に復帰すると実力を認められるようになり2008年にはレギュラーに定着。クラブのJ2での記録的な快進撃を支えた。以後長年に渡ってクラブの主力として活躍。
2012年にはリーグ2位の12アシストを記録し、クラブの初となるリーグ優勝に大きく貢献。第16節ベガルタ仙台戦での森崎浩司への見事なループパス、優勝決定戦となった第33節セレッソ大阪戦での1点目と石川大徳へのアシストなどビッグマッチで素晴らしいプレーを披露したこともあり、自身初となるJリーグベストイレブンに選出された。
翌2013年には各クラブから徹底的なマークを受けて苦しむも、石原直樹とのシャドーコンビで奮闘。最終節鹿島アントラーズ戦ではその石原直樹への巧みなパスが決勝アシストとなり、見事大逆転での優勝を果たした。
2015年にオーストラリア・Aリーグのウェスタン・シドニーへ移籍。
同年6月6日、クラブを退団することを発表した。
2015年6月16日、KリーグクラシックのFCソウルと契約を結んだことをクラブ公式HP上で発表。
プレースタイル
サンフレッチェ広島時代のポジションは2シャドーの一角であるが、豊富な運動量を武器にいたるところに顔を出してはボールを受け、試合の局面に応じたプレーでチームを統率する稀代のゲームメーカー。
ロングパス、ショートパスともに精度が高く、巧みなボールキープ、時折見せるドリブル突破など、あらゆるテクニックを兼ね備えた選手であり、相手の裏をかくプレーを得意とすることから、「現代のファンタジスタ」とも称される。
エピソード
- 2011年、いわき市にある実家が東日本大震災で被災し、両親は無事だったものの祖母が行方不明となった、そのこともあってか「東北人の魂を持つJ選手の会」に所属し、今もボランティア活動に熱心に取り組んでいる。
- サンフレッチェ広島時代にチームメイトであった千葉和彦と仲が良いらしく、地元のテレビなどでよく共演している。
- 本人も認めるほど中村獅童似。やべっちFCにて千葉和彦から「あ、中村獅童」とボケられると即座に「いよぉ~」と返し、視聴者の笑いを誘った。
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関連項目
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