これから少女は硝片を全て、破砕する。
Grievous Ladyとは、lowiroの音ゲー「Arcaea」の収録曲である。
概要
| コンポーザー | Team Grimoire vs Laur | |||
|---|---|---|---|---|
| パック | Vicious Labyrinth | |||
| 属性 | 対立(Conflict) | |||
| BPM | 210 | |||
| 難易度 | Past | Present | Future | Beyond/Eternal |
| 6 | 9 | 10→11 | -- | |
| ノーツ数 | 956 | 1194[1] | 1450[2] | -- |
| 譜面作者 | 迷路第一層 | 迷路第二層 | 迷路深層 | -- |
2017年11月3日のver.1.5.0アップデートにて、「アノマリー」(隠し楽曲)として収録された。
曲名の「Grievous Lady」は英語で「悲痛な淑女」を意味する。主人公の一人であり、凄惨な記憶ばかり見せ続ける世界を破壊することを決意した少女「対立」の人物像を簡潔に示したものであるほか、コンポーザーであるTeam Grimoire氏とLaur氏のGrimoire・Laurに頭文字と文字数を合わせている。この2人は2017年3月のリリース開始当時の最難関であった2曲「Sheriruth」と「PRAGMATISM」のそれぞれのコンポーザーであり、最難関曲のコンポーザー同士がタッグを組んで送り出す新たな最難関楽曲であることの表れともいえる。このように文字数や頭文字を合わせたり、ある関係にある楽曲らそれぞれのコンポーザーによる合作曲を出したりといったケースは、この後もArcaeaの伝統芸として受け継がれることになる。
楽曲パック『Vicious Labyrinth』のボス曲であるが、実装前の10月24日に公開された『Vicious Labyrinth』のPVでは、他の『Vicious Labyrinth』収録曲と違ってその存在は公開されず、曲中に使用されている笑い声がPVの最後に流れるなど示唆にとどまった。アップデート後も一定の解禁作業を踏まなければ曲名などが完全に伏せられたままの、Arcaea初のアノマリー(隠し楽曲)である。
1から9と9+の10段階の難易度レベルがあったArcaeaにおいて、それを更新するレベル10を引っ提げて登場し、それに違わぬ圧倒的な物量、にもかかわらず要求される高い技術力や、4点押しにソフラン、更には譜面逆走[3]といったギミックで当時のプレイヤーを震え上がらせた。Future譜面のみならず下位難易度のPresent譜面、Past譜面でもレベル・ノーツ数ともにそのカテゴリーではそれまでで最高を更新している。ver3.0.0のアップデートで全体的なレベル細分化がなされ、それまでのレベル10楽曲は難易度11に再配置された。後続のボス曲にも同じレベル10や11が与えられ、長らく最高難易度Future10の一角として君臨したが、2020年5月27日に新たな難易度カテゴリーであるBeyondの実装と、その目玉としてBeyond11の「Tempestissimo」が登場し、最高難易度の座を事実上譲ることになり、11というレベルの数値も2022年7月8日に解禁された楽曲「Testify」がBeyond12を引っ提げて来たことで最高難易度ではなくなった。
2025年3月までにFutureとBeyond、そしてBeyondに準ずるカテゴリーであるEternalを合わせて17曲が実装されているレベル11楽曲の中では譜面定数で考えれば3番目タイに簡単な曲とされ、レベル10+楽曲にも、より難しいとされる譜面が実装されるなど、7年半以上の時を経て譜面としてはインフレの波に押されている。しかしArcaeaのストーリーを進めるうえでまず間違いなく最初に触れるレベル11であり、「慣れて来たしそろそろ…」という初心者の高い壁であり続けている。公式が日々集計しているプレイ回数ランキングでも常に上位にランクインしているなど、プレイヤーからの評価は曲も譜面もともに極めて高い。また他社音ゲーとのコラボでの移植も頻繁に行われ、CHUNITHM、オンゲキ、maimaiのセガのアーケード音ゲー3機種を制覇しているほか、GROOVE COASTERやCytus IIにも移植されていることから、名実ともに「Arcaeaの顔」として特別な地位を占め続けている。
関連動画
関連リンク
- 『Vicious Labyrinth』PV
…直接の紹介はされず、動画の最後に示唆されるのみとなっている。
関連項目
脚注
- *Switch版Joy-Conモードでは4点押しが削除されるなどで1076
- *Switch版Joy-Conモードでは4点押しが削除されるなどで1295
- *ただし逆走中に判定は無いので逆走そのものは単なる演出である。
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