conflictとは、
2. siromaruとcrankyの合作による楽曲。本記事ではこちらについて記述する。
概要
BMSイベント「THE BMS OF FIGHTERS 2011 -Intersection of conflict-(BOF2011)」で発表され、出場作品372曲中個人戦スコア・中央値の両部門で優勝、チームとしてもスコア部門準優勝、中央値部門優勝を収めた作品である。歴代BOF優勝曲と比較しても驚異的なスコアであり、インプレ数273・合計スコア266347点(エース補正なし)という記録は、BOFU2016でLeaFの「Aleph-0」に更新されるまで実に5年もの間BOF歴代最高記録であった。
ジャンルはHARMONIC SCHRANZ。siromaruの得意とするSCHRANZのリズムにcrankyのクラシカルなメロディーとpicoのボーカルが合わさり、他に類を見ない独特で壮大な楽曲に仕上がっている。ちなみに曲中に入る台詞は英語であるが、歌詞は造語であるとのこと。SoundcloudにはCranky氏によりOff Vocal版の音源と歌詞が公開されている。
ムービー(BGA)はiimoが担当。全体に紫がかった色調とちらつくノイズ演出、そして氏の特徴的なビーム演出であるいわゆる「iimoビーム」が強烈な印象を残す。ちなみに、曲後半(1:50~)のビーム地帯における付点8分のリズムは氏の強い要望によるものらしい。きっとビームを撃ちたk…
本楽曲のロングバージョンは、siromaruのサークル・HEKATONCHEIR BEATSのコンピレーションアルバム「Individual Shred-Core」、BOF2011に参加した楽曲を収録したフリーのWEBアルバム「Groundbreaking -BOF2011 COMPILATION ALBUM-」[1]、crankyのサークル・Feline Grooveのアルバム「Rave-SLave 2017」[2]にそれぞれ収録されている。
BMS初出の楽曲でありながら、後に多数の音楽ゲームに収録されるという快挙を成し遂げたという点でも特筆に値する。2020年9月現在での収録先は以下の通り。
- Arcaea
- Cytus
- Cytus II
- CHUNITHM
- DanceRail
- Deemo
- DJMAX
- GROOVE COASTER
- maimai
- Muse Dash
- osu!
- Pump it Up
- Rhythmsia
- SEVEN'S CODE
- SOUND VOLTEX
- SUPERBEAT XONiC
- TAPSONIC TOP
- ToneSphere
- TsumaMia!
- WACCA
- オンゲキ
- シンクロニカ
- 太鼓の達人
BMS
ジャンル | HARMONIC SCHRANZ | ||||
---|---|---|---|---|---|
アーティスト | siromaru + cranky | ||||
BPM | 160 | ||||
譜面 | 難易度 | NORMAL | HYPER | ANOTHER | EX-HARD |
シングル(SP) | 7 | 10 | 11 | 20(★6) | |
ダブル(DP) | - | 10 | - | - |
いずれの譜面も全体的に配置されている微縦連が特徴的であり、更にEASY・NORMALゲージが重く(増加量が通常の6割程度)設定されているため、ゲージを伸ばすのが難しい。またHYPER以上では、中盤に曲に合わせた長い縦連が待ち構えており、HARDゲージにおいても注意が必要。
EX-HARD譜面が発狂BMS段位認定の二段2曲目に採用されている。
Tone Sphere
アーティスト | siromaru + cranky | |||
---|---|---|---|---|
BPM | 160 | |||
LEVEL | EASY | NORMAL | HARD | EXPERT |
3.5 | 6 | 8.5 | 11 |
商業用の音楽ゲームに初めて採用される。BMS版ではなく、BOF2011のフリーアルバムに収録した際の"Groundbreaking Edit"を再編集したものとなっている。
Cytus
conflict (YM2151 Edit)
アーティスト | siromaru + cranky | |
---|---|---|
BPM | 160 | |
LEVEL | EASY | HARD |
4 | 7 |
チップチューンをテーマとしたChapter R - Retroのトリ。FM音源チップ・YM2151を使ったアレンジ版。ジャケット絵は後述のconflictの絵をモザイク編集したもの。
conflict
アーティスト | siromaru + cranky | |
---|---|---|
BPM | 160 | |
LEVEL | EASY | HARD |
8 | 9 |
conflict (YM2151 Edit)の裏譜面。PVでも最後にちょこっと登場。
タイトル部分を連打すると徐々に字が薄くなっていき、完全に消えてからもう一度タップすると出現する。BMS版そのままの長さで収録。HARD譜面ではビーム地帯で容赦なく3本指で連打させられる部分があるので要注意。
CHUNITHM
アーティスト | siromaru + cranky | |||
---|---|---|---|---|
BPM | 160 | |||
LEVEL | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER |
4 | 6 | 10 | 13 |
2015年12月13日より配信。SDVX版とは異なりBMS版そのままの長さで収録されている。
本家BGA(ムービー)のビーム発射シーンを再現したような多重ロングノーツやMASTER譜面ラストにsiromaruのトレードマークである「●▼●」を描いたような配置が特徴。出たー!譜面に出演して友達に自慢しよう!
conflict(斉唱)
アーティスト | イロドリミドリ | ||||
---|---|---|---|---|---|
BPM | 160 | ||||
LEVEL | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | WORLD'S END |
4 | 7 | 10 | 13 | 嘘(☆☆☆) |
2018年のプレイキャンペーンで入手できたCDに収録され、2019年のセガ音ゲーフェスのアンコールで披露されたイロドリミドリカバー版のconflict(詳細は後述)。2020年のエイプリルフールで追加予定だったが後述の理由で延期になり、6月18日~7月15日の期間限定でプレイアブル実装された……と思いきや、7月16日の「CHUNITHM CRYSTAL PLUS」稼働と同時に通常譜面解禁。
イロドリミドリのWORLD'S END譜面はク●譜面が恒例だが今回は前半までは控えめ、ビーム地帯はやけっぱちの高速譜面、そして後半は歌詞カード文字スライドで歌詞が流れてくる。みんなで歌おう!
通常のMASTER譜面も嘘譜面をベースに常識的な配置にしたものとなっているが、唯一「ズォー」「ルヒー」の歌詞SLIDEだけはそのまま残っている。
ジャケットはカラオケで本楽曲を歌ってる様子のようだ。なお、現実のカラオケにはまだ収録されていない。
SOUND VOLTEX
アーティスト | siromaru + cranky | |||
---|---|---|---|---|
BPM | 160 | |||
難易度 | NOVICE | ADVANCED | EXHAUST | GRAVITY |
5 | 12 | 15 | - | |
譜面制作者 | MAD CHILD + Megacycle | - | ||
イラスト | iimo |
2015年12月24日に追加。尺の都合上2箇所カットされてBMS版より短くなっている。
FLOOR公募を通じた採用以外でBMSの楽曲が収録されるのはこれが初。同時にcrankyの楽曲がKONAMI社の音楽ゲームに収録されるのも初となる。
GROOVE COASTER
アーティスト | siromaru + cranky | |||
---|---|---|---|---|
BPM | 160 | |||
DIFFICULTY | SIMPLE | NORMAL | HARD | EXTRA |
4 | 7 | 9 | 10 |
2016年3月10日に稼働されたGROOVE COASTER 3 LINK FEVERに収録。これもSDVX版と同じく尺の都合上BMS版より短くなっているが、カットの箇所はSDVX版の1箇所目のみなのでSDVXよりは尺が長い。
背景は本家BGA(ムービー)の「!」やビーム発射シーンを再現、またアートワークにはsiromaruの「o」の中にトレードマークである「●▼●」が記載されている。出たー!アートワークに出演して友達に自慢しよう!
太鼓の達人
曲名 | conflict | |||
曲ID | 不明 | |||
アーティスト | siromaru + cranky | |||
譜面制作者 | エトウ | |||
収録作品 | 新筐体レッドver.2.07 | |||
BPM | 160 | |||
かんたん | ふつう | むずかしい | おに | |
難易度 | ★x4 | ★x5 | ★x7 | ★x9 |
コンボ数 | 183 | 265 | 513 |
736 |
2016年9月14日のアップデートにて追加。尺の都合により8小節カット(グルコス版と同様)。16分3連打の多さが特徴的で、全部で120個ある。若干物量気味で、原曲譲りのやや複雑なリズムが目立つが★9にしては弱い方か。
世阿弥ビームにエトウビームと、以前からビーム譜面には縁のある機種だが、残念ながらこの曲のビーム地帯はただのドン単音のみ。
maimai
ジャンル | ゲーム & バラエティ | |||||
アーティスト | siromaru + cranky | |||||
BPM | 160 | |||||
難易度 | EASY | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | |
3 | 5 | 7 | 10+ |
13 |
2017年2月7日に収録された。グルコスや太鼓と同じく中盤の8小節分がカットされている。ムービーはこの収録のためにiimo氏がmaimaiの枠に解像度をあわせて作り直した特別版が使用されている。
オンゲキ
アーティスト | siromaru + cranky | |||
---|---|---|---|---|
チャプター | 第2章 チャプター5 | |||
対戦相手 | 九條 楓 Lv.25 | |||
BPM | 160 | |||
難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER |
3 | 7 | 11 | 13+ | |
譜面作者 | うさぎランドリー | 譜面-100nm |
2019年6月20日に収録。公式の告知の時点で「新ビーム曲」だの「撃ちます!」だのと煽り放題であったが、蓋を開けてみたらまさにその通り。MASTER譜面では「!」の再現から本気で避けなければ当たるレーザー乱射ゾーンが待ち構えている。LUNATICでやれ。レバーに自信がないならガードスキルの準備も考えた方がいい。それ以外の部分も取りこぼしやすい部分が多く、両手のボタン力を問われる13+らしい譜面に仕上がっている。なお、CHUNITHM同様にノーカット収録。
Cytus II
アーティスト | siromaru + cranky | |||
---|---|---|---|---|
BPM | 160 | |||
LEVEL | EASY | HARD | CHAOS | GLITCH |
6 | 9 | 15 | 15 |
2020年5月8日に配信されたVer.3.1.0で、「Ivy」のレベルを61にするとアンロックされる。GLITCHのみ別途CAPSO!を購入する必要がある。GLITCH譜面のみ音源がDeemoのVILA Remixになっている。
CHAOS、GLITCHではCytusにもあった3本指で連打させられる部分は健在。
余談
- 「Conflict歌います」のコピペが有名。アーケード音ゲー各機種がConflictを収録するとき、その公式Twitterで「Conflict歌います」をやるのが半ばお約束のようになってしまった時期がある。Cranky自身も「Conflict歌います」をツイートしたこと数知れず。
- 「元気に歌える日本語歌詞」と称した空耳歌詞の動画がある。
「にゃんにゃんセルフ」「ティンティンからタンポポ」のインパクトで人気を博したが、Cranky本人に見つかった上当動画を宣伝するツイートをしている。
ポストを読み込み中です
これによりめでたく?「本人巡回済み」「本人公認」の栄誉に輝いた。
https://twitter.com/_cranky/status/706809226916556800 - セガの音ゲー「チュウニズム」発のガールズバンド「イロドリミドリ」のキャラ、月鈴那知(CV:今村彩夏)が「Conflict」をカバーしている。那知の十八番がConflictという設定らしい。どういう設定だ。グッズキャンペーンの特典CDに収録されているほか、JAEPOのライブで歌ったり、Zepp Tokyoのライブのアンコールで(観客と一緒に)斉唱したり、ついには先述のとおりCHUNITHMに収録されている。
\ハイッ ハイッ ハイッ ハイッ ハイッ カーンw カーンw/ - 2020年7月21日には、なんとブシロードのメディアミックス音ゲー「D4DJ Groovy Mix」にアレンジ収録が発表された。こちらはCranky自らによる編曲、歌うのは出雲咲姫(CV:紡木吏佐)。公式からの告知にあわせ、紡木吏佐が「Conflict歌います」をツイート(本人の謎の顔芸付き)。
ポストを読み込み中です
Conflictを知らない紡木ファンは困惑し、Conflictを知る音ゲー勢は腹筋崩壊し、Cranky本人は「ξ ◍◕㉨◕Ҙ。oO(だいじょうぶですか?」とドン引きしていた。
https://twitter.com/risa_tsumugi/status/1285466324630564864
関連動画
関連項目
- BMS
- siromaru
- cranky
- Tone Sphere
- Cytus
- CHUNITHM
- SOUND VOLTEX
- GROOVE COASTER
- 太鼓の達人
- シンクロニカ
- maimai
- Deemo
- Arcaea
- オンゲキ
- Cytus II
脚注
- *こちらはGroundbreaking Editとして。前者とはミックスが異なる。
- *t+pazoliteによる「tpz Overheat Remix」も収録。
- 9
- 0pt