CHUNITHM(チュウニズム)とは、2015年7月16日より稼動開始した、セガのアーケード音楽ゲームである。
PLUSを経てのメジャーアップデート形式を採っており、現在はCHUNITHM AMAZONが稼働中。
開発はmaimaiチームが担当。その為か、難易度表記(EASYは削除)やEXPERT以降の譜面製作者表示も受け継がれている。
各バージョンの概要
メジャーバージョンアップの場合、一部データはリセットされるため注意。何がリセットされるかは、各バージョンの初発表時ニュースを参照。
CHUNITHM AMAZON
密林・動物がテーマ。動物はSTAR PLUSにて多数拉致されていた。
初回公開は2018年10月1日の公式Twitter。同日に公開されたイロドリミドリ公式Twitter側の映像
から、明言こそされていないものの2018年9月30日発表予定だったと思われる(当日ライブ予定だったが台風の影響で公演中止)。
その後、2018年10月12日に正式発表。2018年10月14日の第五回 博麗神社秋季例大祭にて、プレイ動画が初公開された。その後、2018年10月15日から、恒例の小出し発表を開始。
2018年10月23日には、ゲキ!チュウマイ生放送が行われ更に情報が発表された。CARD MAKER対応では実演も行われた。
今回は9曲削除される他、AIR PLUS以前のオリジナルキャラ獲得マップ・イロドリミドリ 1時間目マップも削除となる。
現在判明している、AMAZONでのシステム変更点は下記の通り。
- チュウニズムデュエル(「チュウニズムデュエル」を参照)
- スコアボーダー:
- CARD MAKER(カードメイカー)への対応:詳細は該当大百科記事へ。
- システムボイス、マップアイコンの変更が可能に。獲得方法はチュウニズムデュエル。
- CHUNITHM-NETの大幅仕様変更:
- その他
- 新型Aimeカードリーダー搭載。FeliCaロゴが付いている。なお、電子マネーには非対応。
- 同日開始のアミューズメントICカードに対応。チュウニズムとしては、第4世代以降のアミューズメントICロゴが付いている「e-amusement pass」を認識するようになった。
- 今回のゲーム内通貨は「ミート」。
- コースモードの初回報酬が変更となり、「ショウニスタチュウ」か「超・キャラクターランクブースト(×6倍) 3曲分」となった。
- 限界突破時に使用可能なアイテムが2つ追加された。
- 残り○○マスの表示スキップ機能が復活。MAPスキップ機能で使用されていた「スキップ」がそのときに機能する。
- 他、フレンド人数100人へ増加、曲名称号のソート隔離、イロドリミドリがゲーム全体でチュウニペンギンと共に登場するようになったなど。
なお、2017年8月14日開催「大正義 音ゲー夏祭り 2017」にて次回作の名前を聞かれた際、担当の総合ディレクターが『なんとなく森(仮) 多分、変えると思う』と、今回の"密林"に近い内容を発言していた。
旧バージョン
CHUNITHM STAR PLUS
全体的に街がよく映るようになった他、選曲画面では常にUFOがチュウニペンギン・他動物を拉致している。
初回公開は「第2弾 CHUNITHM STARオリジナルグッズキャンペーン」。ポスター柄のクリアファイルに、STAR PLUSバージョンのポスターが載せられていた。その後、「SEGA 音ゲーライブ JAEPO 2018」(2018年2月11日)にて稼働日を発表。
2018年2月26日に正式発表し、恒例となった小出し発表を直前まで続けた。
今回は20曲削除される。称号は残る。また、第四回 天下一音ゲ祭楽曲の一般開放・マップ削除も同日。
- グラウンドスライダーに保護フィルムが装着され、非常に滑りやすくなった。
- 新ノーツ:SLIDEの終点大きさが変更可能に、画面演出の違うExTAP
- OVER POWER / ジャンル内詳細表示機能
- MAPスキップ
- その他
CHUNITHM STAR
今回は「有名人」「VIP」「芸能人」という意味でのSTARがモチーフ。一応、「星」という要素も入っている。
2017年8月10日に正式発表。少しだけ発表されたあと、2017年8月14日の単独イベント「大正義 音ゲー夏祭り 2017」を経て、8月15日から稼働直前まで小出し発表され続けた。C92はコハD曰く落選した模様
今回から、曲削除が発生している。今回は7曲削除される予定である。関連称号は残る。
なお、2017年5月24日付けで、セガゲームス名義にて「CHUNITHM STAR(商願2017-70080)」「CHUNITHM STAR PLUS(商願2017-70081)」という名前が商標登録出願されており、次期バージョンの名前はこれであると予想されていた。
CHUNITHM AIR PLUS
マイナーバージョンアップであり、小規模の改良が施されている。全体的なカラーリングが若干変わっており、夜空を意識したものとなっている。
2017年2月1日から小出し発表を開始し、直前まで続けられた。今回以降動画なし。
AIR PLUSでのシステム変更点は下記の通り。一部は詳細がこの記事に後述されている。
- コースモード
- マッチングアピール
- 従来の楽曲選択は「ノーマルモード」となり、一番最初にモード選択を行うようになった
- その他、リザルト画面でのレート非表示対応、文字色調整、言ノ葉Projectカテゴリ誕生など
CHUNITHM AIR
初のメジャーバージョンアップ。青を基調したカラーリングとなっており、名前の通り空・空中がテーマである。
2016年8月8日に正式発表されたが、8月5日告知のC90で頒布するタペストリー見本に思いっきり映っていたのは内緒
C90での企業CMを経て、8月15日から正式に小出し発表を開始。直前まで続けられた。
なお、今作からロケテストは行っておらず、実際の動作は下記のような動画による発表のみとなっている。
AIRでのシステム変更点は以下の通り。一部は下記に詳細が書かれている。
- 見た目の大幅な変更、チュウニペンギンもよく喋るように
- ノーツの仕様変更
- マップ
- 通貨変更:旧バージョンでの残額は引き継がれず、「ドルチェ」から「マイル」へ変更。
- 限界突破:レベルMAXのキャラクターに対して、ペンギンスタチュウを一つ使用することによって上限が5レベル分拡大。(最大2回)
- ネームプレート:maimaiのように、プロフィール表示部分の背景を設定可能に。例外はあるが、各イベントの最終マップのひとつ手前で入手できる。
- WORLD'S END譜面のリセット(詳しくは下記)
- WORLD'S END譜面は、専用楽曲「Garakuta Doll Play (sasakure.UK clutter remix)」を除きランキングも含めて一旦全削除される。バージョンアップ後に新規追加されていく。その他、引き継げずに破棄されるデータなどもあるので、詳しくはこちらを参照。
- WORLD'S END譜面は、専用楽曲「Garakuta Doll Play (sasakure.UK clutter remix)」を除きランキングも含めて一旦全削除される。バージョンアップ後に新規追加されていく。その他、引き継げずに破棄されるデータなどもあるので、詳しくはこちらを参照。
- その他、タイムスキップ→終了などUIの改良、イロドリミドリカテゴリ誕生など
CHUNITHM PLUS
マイナーバージョンアップ。システムの改良や追加が主となっている。
2016年1月5日に突如3店舗でのロケテストを告知、1月7日から本稼動日まで実施された。ロケテストの時点で、PLUSでのシステム変更は全て実装されていた。
1月29日には稼動日を2月4日と発表、2月1日から公式Twitterにて、情報を小出しで発表していった。新曲や、WORLD'S END譜面はここで初お披露目となった。
PLUSでの変更点は以下の通り。一部下記に詳細が記載されている。
- ミラー機能(譜面を左右反転させる)
- レベルでソートされたカテゴリの実装(詳細設定で有効化の必要あり)
- スピード設定や、ヘッドオン音量の段階細分化
- チケット選択時に追加クレジットで購入する、プレミアムチケットの実装
- WORLD'S END譜面の実装(プレイに必要なチケットはプレミアムチケット扱い、レーティング・総合ランキング変動なし、個別ランキングあり)
- その他、チュウニペンギンにストーリー実装など
CHUNITHM
初出は2014年11月20日に公式が投稿したmaimaiの動画。
maimaiをプレイする横でパカパカパッションのBlue Noiseをプレイする姿が映し出されている。
後に2014年11月26日のmaimai生放送で正式に発表。植松伸夫、t+pazolite、sasakure.UKといった著名なコンポーザーが参加するだけでなく、L9、Altaleといった人気のBMS楽曲が収録されることが判明した。
同年11月28日~11月30日には初のロケテストを実施。今となっては取得にかなりのクレジットが必要となったキャラクターを含め5キャラクター/スキルが先行で選択可能、基本システムも全てこの時期にはほぼ完成されていた。年が明けて、2015年1月には「2015年夏稼働予定」と発表された。
2015年5月19日~6月26日に、3店舗で長期ロケテストを実施した後、(順次)稼動日を7月16日と公式Twitterで発表した。稼動日が近くなると情報を小出しで出していき、ここでロケテストでは遊べなかった分の新曲が発表された。稼働直前生放送もあり、無事に稼働日を迎えた。
ゲームシステム
本作のすべての操作は、手元にあるスライド用のタッチパネル(グラウンドスライダー)と、画面両端の外装上にあるAIR、AIR-ACTION用のセンサーを用いる。画面にはタッチパネルが設置されていない。
多くの音楽ゲームと同様に、判定ラインに向かって奥から流れてくるノーツにあわせてプレイしていく。ノーツの種類は以下に挙げている。
ノーツの種類
- TAP…赤または黄色のノーツ。AIR関係以外のノーツはすべてスライドして拾うこともできるので、階段配置や両手がHOLD/SLIDEで拘束された状態で終端にノーツが来てもOK。
黄色いのはEx(エクストラ)TAPと呼ばれる。スコアに違いはないが、ミスさえしなければ精度に関係なく"JUSTICE CRITICAL"で判定され、通常とは効果音が異なる。
電撃が出ている青いTAPはダメージノーツと呼ばれ、触れなければ強制JUSTICE CRITICAL、触れてしまえばMISS+違う効果音となる。現状はWORLD'S END譜面のみ(今後通常譜面に出てくる可能性もある)。 - HOLD…始点からずっと押しっぱなしにする黄色のノーツ。SLIDEと違って左右には動かない。終点まで押しっぱなしにしていれば良く、終点でぴったりに離す必要はない。区間内に他ノーツが乗ってくることもある。
- SLIDE…HOLDと同じく押しっぱなしで、軌道に合わせて左右に動かす青いノーツ。譜面によって分岐・合流することもある。軌道内にノーツのような仕切りがあるが、それが判定ラインを通過すると効果音が鳴るだけ。分岐点や合流点に設けられていることが多い。同じく、終点でぴったり離す必要はない。
一部の譜面ではこれをうまく使い文字や絵を描いているものもある。 - AIR…他ノーツの終端やSLIDEの仕切り線上に時々出てくる、真上へ手を振り上げるアクションを要求する緑のノーツ。なお、斜めに傾いている場合はその通りに、真下へ矢印が出ている紫のノーツであれば真下へ振り下ろす。
- AIR-ACTION…AIRにラインがついたもの。AIRで上げた手をそのままにして、ライン上に来る紫のノーツに合わせて手を下げる。一回のAIRで複数回くる場合もあるほか、同時に来た複数のAIR-ACTIONを片手で取ったり、持ち替えたり、視野確保のために画面端で手を振って取ることもできる。
- FLICK…MASTER譜面のみに出てくる水色のノーツで、それに合わせて横に弾く。叩いただけでは強制的にATTACK判定となる。うまくできた場合は効果音が鳴る。
ノーツのサイズとラインフリーの概念
本作ではプレイする領域をひとつのラインとみなし、ノーツの横幅を1/16ライン単位で一つ一つに対して設定可能。ノーツを流す位置も、ライン内のどこでも設定可能である。
そのため、本作でのノーツは何処か一箇所を触るだけで処理することが可能となっている。
ただし、HOLD/SLIDEの区間内にノーツが後から来た場合は、押さえている箇所の上下いずれかを空け、空いたところを使わないと正常に取れない。
すごろく状のマップと課題曲
一曲をクリアすると、その結果に応じてすごろく状のマップを進むことができる(進めるマス数は後述)。最初のうちは短距離のマップを進み、ゴールにたどり着けば次のマップへ進むことができる。
ゴールにはアイテムやキャラクターが設定されており、ゴールすることで入手することが出来るが、場合によっては課題曲が設定されている。これは既に解禁されている曲とは限らず、むしろ新曲であることが多い。この場合、課題曲をクリアすることで課題曲解禁とアイテム獲得となる。
課題曲のクリアボーダーは通常よりひとつ上がるうえ、自分のレーティングによってプレイする難易度を指定されることもある。(チケットによって自由に指定できる)
課題曲をクリアしないと、当然だがそこで足止めされつづけることになり、その先のアイテムの獲得と課題曲解禁が遅れることになる。
進めるマス数は、結果に関係なく最低1マス進めるが、以下の通り。プレミアムチケットによる倍率は、下記の合計値に対してかかる。ただし、スキル効果のデスペナルティ(強制終了)が発動した場合はマス獲得が無効となり、最低保証値のみの進行となる。
スキルとキャラクター
セットしたキャラクター等によってスキルが発動して譜面クリアの補助となるシステムが、アーケードで初めて実装された。
(※誤解されることが多い要素であるが、本作のスキルはスコアへの関与は全くない。ただし、通常より判定を厳しくしたり、指定以下の判定をMISS扱いしたり、指定された条件で強制終了させるというハイリスクスキルは存在する。)
本作では、選曲後に手持ちのキャラクターとスキルを選択してゲームスタートする仕様。プレイを重ねることでキャラクターがレベルアップし、それによってスキルを習得、あるいは強化されるようになっている。
昔はスキルを持たないキャラが存在したが、現在は限界突破(後述)を2回行いRANK 25までレベルアップすることによって、全員が使えるスキル「限界突破の証」を習得することが出来る。
なお、キャラクターはチュウニズムオリジナルに加え、コラボキャラとして以下の作品からの登場が確認されている他、これ以外にも様々なコラボを行っている。
- 東方Project
- 魔法少女まどか☆マギカ
- 化物語
- ペルソナ4(ただし名義はP4D、番長こと主人公も「鳴上悠」名義)
- STEINS;GATE
- 蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐
- 冴えない彼女の育てかた
- SHOW BY ROCK!!
- カゲロウプロジェクト
- WHITE ALBUM2
- ミカグラ学園組曲
- AIR
- あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
限界突破
AIRからの新機能。AIR ep.∞や、イベントマップなどで入手することができる「ペンギンスタチュウ」を使用する。既にレベルMAX、RANK 15のキャラクターに対して使用すると、1つに付き5レベル分限界値が上昇する。
2つ使用しRANK 25まで育てると、前述の通りスキルが入手できる。
チュウニズムクエスト
STARからの新機能。期間中、対象キャラクターに「クエスト発生中!」と表示される。STAR PLUS以降では、クエストフォルダを確認することでも識別可能。
クエスト対象キャラクターの合計レベルを上げることにより、称号やネームプレートが入手できる。
判定とスコアのシステム
本作のノーツの判定は、上から順に"JUSTICE CRITICAL"、"JUSTICE"、"ATTACK"、"MISS"の4段階で行われる。ミスしなければコンボは継続されるが、フルコンボした際にATTACKが0だとALL JUSTICE(通称AJ)の達成となる。
(オプション設定で、JUSTICE CRITICALのタイミングに対して入力が早かったか遅かったかを表示させる機能も選択できる)
maimaiではノーツごとに決められた得点を積み重ねる方式で「満点=理論値」という仕様ではなかったが、本作では多くのKONAMIのゲームと同様に完璧な精度による「満点=理論値」という仕様になった。
本作の理論値は「101万点」となっている。
これは現行のmaimaiにおけるブレイクと達成率計算のルール(ブレイクは最高2600点、達成率は2500点を基準に計算)を参考にしているかと思われるが、本作では「JUSTICEが100%ならJUSTICE CRITICALは101%、ATTACKは50%」と覚えておけばよい。
全曲保証
クリアに失敗しても設定曲数分のプレイは保証されているので、失敗を恐れずに「挑戦」してほしい。
クリア失敗でも記録は残る
ゲージがボーダーに届かないと当然ながらクリア失敗(FAILED)となる。それでもプレイ結果に応じて記録は残り、すごろくのマス数も獲得できる。
その応用で、「ALL JUSTICEやFULL CHAIN、FULL COMBOを取ったにもかかわらずFAILED」となるプレイをすることが可能で、未クリアの譜面で(ロケテの頃から)故意にそういうプレイをするプレイヤーが実際にいた。
【補足】スキルに依存しない部分のゲージ量は、「理論値(101万点)達成で、ちょうどゲージ4本分」となっているので、そのようなプレイをすることが可能となっている。特定のノーツでゲージが上昇しないスキルを使用することでも可能。現在もその仕様は変わらないが、「イロドリミドリの休息」を一人で使うことにより、ボーダー・スコアに関係なく未クリアリザルトを狙えるようになった。
譜面の難易度
譜面はBASIC(緑)・ADVANCED(橙)・EXPERT(赤)・MASTER(紫)の4種類があり、MASTERのみ最初から選曲できない。
MASTER譜面はEXPERT譜面でSランク以上を出すことで解禁できるが、チケット・店内マッチング・課題曲でMASTER譜面を直接プレイしてSランク以上を出しても解禁できる。
EXPERT譜面で課題曲に挑戦した際、クリアに失敗してもMASTER解禁に成功した場合は、次回挑戦からMASTERも選択可能となる。
クリアランクについて
クリアランクは(稼働当時の)maimaiより判りやすくまとめられ、SSS/SS/S、AAA/AA/A、BBB/BB/B…と分けられるようになった。S以上の達成に必要なスコアは以下の通り。
レーティングシステム
本作でもmaimai同様のレーティングを採用している。数値ごとに色が分かれ、現状では虹色が最高となっている。
正確な計算式は公式からの発表はないが、大体プレイヤーの最も得意な上位曲30曲と、直近のプレイした曲10曲が参照されているらしい。
目安としては、クリアランクの最高判定となるSSSを達成できるとその曲の難易度の数字+2.0~、二つ下の判定のSだと±0.0~くらいのレート値として記録され、この数値は難易度別に参照される。
そのため、例えばMASTER難易度13の曲でSを達成し、同じ曲のEXPERT譜面が11+で、こちらでSSSを達成することができれば、他に参照できる曲がない場合はこの両方が対象となる。(イメージとして、ギタドラにおけるスキルシステムのように、その曲の中で最も高いスキル値のみが参照されるというわけではないといえる。)
WORLD'S END
楽曲毎に定められたテーマに沿って非常に極端な構成がなされた譜面である。例えば「止」では随所で譜面が停止したり、「跳」では全てのノーツにエアーが付帯する(ホールド・スライドの始点にも!)といったような感じである。お遊び要素の側面が強いためか、レーティングやトータルハイスコアには反映されない。
基本的に既存譜面の極端過ぎる改造であるが、稀に完全新規譜面も登場する。
遊ぶためには「WORLD'S ENDプレイチケット」が必要。チケットは1クレジット追加で投入することにより5枚購入(購入時、1枚強制使用)できるほか、不定期に1枚貰えることもある。
AIRでは、「音ゲー(ホールドノーツ)とSTG(ダメージノーツの弾幕)を組み合わせた、まったく新しい譜面(「避」)」も登場している。
コースモード
「AIR PLUS」より登場。決まった3曲を共通の専用ゲージ(LIFEゲージ)でプレイする、一人専用モード。曲保証なし・チケット使用不可となり、スキルは容姿変化以外無効化される。その代わり、プレイ中はキャラクターランクブーストが掛かるようになるうえ、チュウニズムデュエル開催期間内は完走することでデュエルミッション成功扱いとなる。
コースによってLIFEの初期値と減少基準が異なり、MISSで減るものからJUSTICE以下全てで減るものまで様々である。「STAR」より、一定数LIFEが回復するゲージも登場した他、「AMAZON」では1曲ごとに強制回復させて回復量が一定以上だったら強制終了というかなり特殊なゲージも存在する。
LIFEが0になれば、その時点で強制終了となり、ゲームが終了する。
見事完走できれば、初回報酬として「ショウニスタチュウ」または「超・キャラクターランクブースト(×6倍) 3曲分」が入手できる。2回目以降は「+10マス進行チケット 3曲分」となる。
WORLD'S END譜面が指定されているコースの場合、このモードに限りWORLD'S ENDプレイチケットは不要。また、未解禁の曲やMASTER譜面もこのモードに限りプレイできる(ランダムコースで選ばれる場合もある)。
また、ノーマルモードと同様にリザルトやMASTER譜面解禁も反映される。
クラスエンブレム
「STAR」からの新機能。コースモードの完走クラスに応じたエンブレムが付く。maimaiや他社でいう段位認定の代わりになるものだと思われる。
なお、同クラス全コースを完走すると、特別なエンブレム(帯が付いたもの)になる。
チュウニズムデュエル
「AMAZON」からの新機能。チュウニズムクエストの亜種であり、自分の実力次第で必要クレジット数が変化する。
ノーマルモード開始時にはデュエルミッションが1つ提示され、1プレイ内のいずれかの曲で達成するとダメージ1.5倍になる(2回以上達成しても変わらない)。
プレイ終了後、チュウニズムデュエル開催期間中は演出に突入する。以下の基準に従いダメージ量が変化する。見事撃破すればコレクションを1つ獲得。
複数同時プレイ
最大4人まで同時にプレイできる仕様となっているが、maimaiと違って一曲ごとに店内マッチングでマッチングする必要がある。また、筐体の設定でグループ分けがされているので、異なるグループとのマッチングは行われない。
同時プレイは対戦と協力が一緒になった内容で、以下の内容となっている。
ただし、選曲可能な時間は筐体側で設定変更(1分未満も設定可)ができるため、短く設定されている店では同時プレイを控えるか、事前にプレイする曲とホスト(募集者)・参加メンバーを決めておこう。
- まず最初に、オプション設定で店内マッチングをONにすること。
- ホストとなるプレイヤーが選曲後に「店内マッチング」を選択。この際、ホストはアピールとして「誰でも良い」か「フレンド限定」かを選択する。(以後ホストの時間内で)参加するプレイヤーは選曲画面で「店内マッチング」カテゴリから参加したい曲と難易度(未解禁の曲やMASTER譜面はホストが選曲・解禁していれば選べる)を選択したあとにホスト側でゲームをスタートさせる。ただし、WORLD'S ENDはチケット使用者同士でしかマッチングできない。
- シングルプレイと同様にそれぞれがゲームを進めていくが、基本的にスコアで順位を競う対戦プレイである。
- 同時プレイ中は、参加プレイヤー全員で共有するコンボの「CHAIN」が加算されていき、誰かがミスすることでCHAINも切れてしまう。全員がミスをしないでクリアできれば「FULL CHAIN」となるので、参加プレイヤーにはこれを目指すという目的もある。
- また、FULL CHAINにはプラチナと金の2色の表示色がある(現時点で称号獲得には影響しない)。プラチナが上位だが、金で達成した後にプラチナで達成して色を変えることもできる。
チケット
プレイ終了時に、手持ちのゲーム内通貨「ミート」を消費することでチケットを購入することが可能。
チケットはブースト(育成)系・選曲系・その他に分類されていて、利用権は購入時に加算、(現在は廃止)入手または購入で自動的にストックされる。(他にも、1日1回に限り、その日の初回プレイ開始時に2,000ミートが加算される他、1週間に1回3,000ミートボーナスがある)
ストックされたチケットを使用する場合は、次回以降のプレイ開始時に手持ちから1枚だけ使用することが可能。
「PLUS」より、チケット選択画面で追加クレジットを払うことにより、その1プレイの間だけ複数の効果を受けられるプレミアムチケットが導入された。前述のWORLD'S ENDプレイチケットもここで購入できる。
収録楽曲
以下、ORIGINAL・イロドリミドリ・言ノ葉Project楽曲で、ニコニコ大百科記事があるものを掲載する。以前の一覧をどうしても見たい方は、過去リビジョンを参照。
ORIGINAL
- Garakuta Doll Play(maimai)
- L'épilogue(maimai)
- Caliburne ~Story of the Legendary sword~(maimai)
- 今ぞ♡崇め奉れ☆オマエらよ!!~姫の秘メタル渇望~
- 閃鋼のブリューナク
- こころここから
- The wheel to the right
- 怒槌
- エンドマークに希望と涙を添えて
- 心象蜃気楼
- Oshama Scramble!(maimai)
- 玩具狂奏曲 -終焉-
- 混沌を越えし我らが神聖なる調律主を讃えよ
イロドリミドリ
イロドリミドリ
本作より誕生したガールズロックバンドからなるメディアミックス企画。本作の収録楽曲のほか、ラジオドラマ、4コマ漫画等での展開を行っている。その関係で、本作のみに楽曲が入ることが多い。
余談
協力会社の存在
これまでセガ含む他会社と、旧コナミデジタルエンタテインメント(現コナミアミューズメント、以下コナミ)は、音ゲー特許を振りかざした、時には単なる販売妨害目的だと思われかねない数々の訴訟などが原因となり、十数年にも渡り非常に深い溝があった。ところが、AOU主催の天下一音ゲ祭を機に、BEMANIシリーズと他社音ゲーとの関係がわずかながら発生。その繋がりがあるのかどうかは不明だが、本作ではコナミと協力して開発していることが示唆されている。
一体どの程度協力しているのかは不明だが、アドバタイズ時のALL.Netロゴの横に、以下の記述があることがその証といえる。
大百科では写真を載せられないので、Twitterや画像検索などを用いてご自身で見て確かめていただきたい。
上記の関与のためか、AIR PLUSまでの間半年に1回BEMANI楽曲が追加されていた。全てVARIETYカテゴリに格納されており、しかもBEMANI楽曲が追加順にカテゴリの先頭へ設置されている。それぞれの楽曲について、詳しくは該当大百科記事を参照。イロドリミドリがあるのにいきなりひなビタ♪を殴り込ませたり、あっさりBEMANI学園の最終曲を移植したり、最終曲と卒業に掛けて某曲を移植したり、第2の全機種制覇を狙ったりなどなど
何のイベントも実施せずに、BEMANI楽曲をこれだけ追加した他社製音ゲーはチュウニズムが初めてである。
その他
2017年8月14日の単独イベント「大正義 音ゲー夏祭り 2017」において、一番売り上げが多く人気のあるゲームと公言された。これは、セガ・インタラクティブ製造の全アーケードゲーム中での売上である。
関連動画
CHUNITHM AIR以降は各バージョン概要を参照。その他はこちらから(チュウマイ公式チャンネル)。
関連商品
関連チャンネル
関連項目
- セガ
- 音ゲー
- maimai
- イロドリミドリ
- KONAMI/BEMANI:余談参照。一時期BEMANI楽曲を直接提供。
- Deemo:Rayark社の音ゲー。削除氏の『Altale』がコラボとして相互収録された。
- セガ・ハード・ガールズ:ラジオでイロドリミドリのコーナーがある。
外部リンク
【スポンサーリンク】
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|
https://dic.nicovideo.jp/t/a/chunithm




読み:チュウニズム
初版作成日: 15/05/24 10:00 ◆ 最終更新日: 19/02/17 18:25
編集内容についての説明/コメント: デュエルの仕様追記(相手によるダメージ値の変化)
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