概要
簡単に言えば、駅名と到着・発車時刻がひたすら書いてあるだけの本。
黄色のページにお知らせが、ピンクのページに航空ダイヤや特記事項が書いてある。(JR/JTB時刻表の場合)
JR時刻表・JTB時刻表が有名だが、他にも私鉄時刻表(小田急・名鉄・近鉄など)や貨物時刻表などがある。
1999年から2009年まで時刻表検定が行われていた。
購入者
通常は旅行を始める前に購入し、必要になったときに時刻表を閲覧するというスタイル。
この場合、大型時刻表では持ち運びには適さないので、小型時刻表を購入する人が多い。
近年ではYahoo乗換案内や駅探など、スマホで乗車駅と経由地、降車駅を検索すると数秒でポポンと目的地までの時刻を出すサービスもあるので時刻表は必ずしも必須アイテムでは無くなっているが、時刻表の読み方などを覚えておくと明後日の方向に連れて行かれなくて済むかもしれない。
その一方では、旅行をするわけでもなく購読する人が存在する。
ダイヤ改正が行われると、ダイヤグラムが書き換えられるので、スジの研究をする人がいる。
また、実際に旅行せずとも、時刻表だけで机上の旅行が楽しめるので、脳内妄想のためにも使われる。
古い時刻表は、当時のダイヤを知る重要な資料。手元にある時刻表も、いずれは価値が出ることでしょうw
とはいえ昔の時刻表は当時の鉄道を知るのに適しており、時々国鉄時代の時刻表を復刻することもあるので必ずしも手元に置き続ける必要はないと思う。
近年では赤字ローカル線の廃止が進んでおり時刻表の厚みが薄くなっている・・・と思いきやそういった路線は1ページかその半分以下しかスペースを有しておらず、新幹線の開業・新規路線の開通・主要路線の増発などで相殺されがちである。
その他の目的としては、公式には発表されていないダイヤを知るために購入する人たちである。
考えられる主なターゲットとしては撮り鉄である。貨物や特急などの通過時刻を知るために購入する。
読み方
レ 通過
∥ 経由しません
= この駅どまり
◆ 運転日注意
4537M 列車番号(列番)、M=Motor:電車、D=Diesel:気動車、その他に電車区間のみの列番あり。
ちなみに、24:00は到着の時だけ、0:00は発車の時だけに使われます。24時台はかなりのレアです。
旅客機の場合
旅客機にも時刻表が存在します。
こちらは発着空港別に、出発時刻と到着時刻、使用する旅客機の機種や、(国際線の場合)各空港の国際標準時との時差などが書き込まれています。
乗客として使用する者と、撮影の目安として使用する者が居るのは鉄道と同様です。
更新頻度は、国内線で月1回、国際線で数ヶ月に1回がおおよその目安ですが、多客期には臨時の時刻表が出ることもあります。
中には、「飛行機の出発・到着時刻はどのタイミングか?」という疑問を持たれる方がみえられます。
運航者によって異なりますが、おおむね、「ドアを閉め、機体が離陸のために動き出した時間」が出発時間、「機体が着陸後停止し、ドアを開けた時間」が到着時間となります。
ご搭乗手続きはお早めに済ませ、大きなお荷物はカウンターにお預けいただき、駆け込み乗機などなさいませんよう、定時運航にご理解とご協力をよろしくお願いします。
関連動画
↓1969(昭和44)年4月25日に、運賃並びに営業制度改定及び赤字83線の見直し(田中角栄が、後に白紙)が主な内容だった。この審議で国会が遅れに遅れ、発行元の日本交通公社が時刻表を魔改造したという珍騒動
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