#家族募集しますとは (ハッシュタグカゾクボシュウシマスとは) [単語記事]

＃家族募集します（ハッシュタグかぞくぼしゅうします）とは、2021年 7月期にて放送のテレビドラマである。

概要

TBS系列金曜 22時台にて7月9日より9月24日まで放送された、原作なしのオリジナルドラマ。ひとり親家庭のパパになった主人公が、幼馴染の「＃家族募集します」というSNS 投稿に半ば強引に巻き込まれる形で共同生活を始め、新しい形の"家族"を築いていく様子を描く。全9話。

主演はジャニーズ WESTの重岡大毅が務め、主題歌にもジャニーズ WESTの「でっかい愛」が起用された。

あらすじ

主人公・赤城俊平は児童書出版社に勤めるサラリーマン。3ヶ月前に妻を亡くし、5歳の息子を育てながら仕事に追われている。ある日、商店街で学童保育時代の友人である小山内蒼介と再会。俊平のワンオペ育児の事情を知った蒼介は、（家賃収入による経営の立て直しも兼ねて）自分の勤めるお好み焼き屋の2階で共同生活をし、子育てをシェアすることを提案。そんな話に誰も乗るわけがないとつっぱねる俊平ではあったが、その夜、蒼介のスマホに1本の電話がかかってくる。

主な登場人物・キャスト

赤城俊平【演：重岡大毅（ジャニーズ WEST）】
児童書出版社「エッグプラント」社員で5歳の息子を育てるシングルファーザー。3か月前に妻を亡くしたが、息子にはそのことを伝えていない。スーパー戦隊シリーズが好き。
小山内蒼介【演：仲野太賀】
俊平の幼馴染。お好み焼き屋「にじや」の住み込み店員で独身。人情味あふれる性格で、良くも悪くも思いついたらすぐ行動するタイプ。「#家族募集します」とSNSに投稿し、にじや2階での同居人を募集した。
桃田礼【演：木村文乃】
小学校の先生で、5歳の娘を育てるシングルマザー。かなりの完璧主義者であり、シングルであることを言い訳にしたくないという思いが強い。職業柄なのか読み聞かせが上手。
横瀬めいく【演：岸井ゆきの】
路上ミュージシャンとして活動しつつ、6歳の息子を育てるシングルマザー。アルバイトを転々とする生活を続けており、初めて「にじや」に来店したときは無職だった。極度のめんどくさがり屋だが自称「やればできる子」。
赤城みどり【演：山本美月】
俊平の妻で絵本作家。デビュー作「みんなでわらおう」の発売直後、取材先の海外で不慮の事故により死亡。
黒崎徹【演：橋本じゅん】
大手ゼネコン「桜明建設」のプロジェクトマネージャー。海外遠征に出たミュージシャンの元妻から、離婚以来ほとんど会っていなかった8歳の娘・いつきを預かる。強面で笑顔を見せる機会が少ない。
野田銀治【演：石橋蓮司】
「にじや」店主。蒼介たちに店舗の2階と屋上を貸している。昔気質であまり多くを語らないおじさん。

その他

作中に登場する料理はきじまりゅうたが監修。7月12日より期間限定で、「にじやのお好み焼き」と「にじやの焼きそば」がお好み焼き店・道とん堀の店舗にて販売された。
劇中には架空の戦隊「トリプルファイブ」が登場する。幼少期の俊平が発案したオリジナルキャラクターらしく、3だか5だかわからない名前をしているが実際は全5名。「仲間のピンチは仲間が助ける!」が合言葉となっており、普段は別々の仕事をしているが何かあれば白銀博士の家に集合して敵と戦う…という設定らしい。
第1話放送直後の7月10日、仲野太賀が新型コロナウイルスに感染したことが報じられた。体調は安定しており自宅療養となったが、これにより撮影が一時中断する事態になった。
仲野の感染と関係があるかどうかわからないが、第2話が7月16日に放送された後、第3話の放送が8月13日となった（このうち、7月30日は東京オリンピック中継による休止）。実に1か月弱の期間が空くことになるため、TVerにおける第2話の配信期間も延長されている。
第2話と第6話に路上ミュージシャン役でKing Gnuの井口理が、また最終話には黒崎の元妻役で歌手の平原綾香がゲスト出演した。