くろまくみことは (クロマクミコとは) [単語記事]

くろまくみことは、魔理沙とアリスのカップリングをマリアリと呼ぶのと同じで、要するに黒幕と巫女。すなわちレティ・ホワイトロックと博麗霊夢のカップリングのことを指す。

このカップリングが蔓延る（定着している）シリーズとしては東方野球in熱スタ2007と東方痩白岩がある。

東方野球in熱スタ2007におけるくろまくみこ

ことの始まりは同シリーズ内で輝夜が正捕手に座る中、霊夢登板時にはレティが専属捕手としてスタメンマスクを被ることに由来する。第16話でも監督、アリスの口から「霊夢のときは貴女（レティ）のほうが相性がいい」という発言もあった。（ただし何故バッテリーを組むようにしたのかは、うｐ主であるでこるん氏も謎と言っている）

（10:41くらいを参照）

また、それらしき発言があったといっても紙芝居の中のほんの一瞬。普通の人なら２８２８とコメントするだけで終わるがただ一人、このカップリングを見逃さない同人作家がいた。その同人作家こそサークル「Rhythm Five」主宰、浅木原忍である。同シリーズを見ている人には提供の人としておなじみ。C74にて発表された短編集『東方野球異聞拾遺』の収録作でありサイトでも公開されている短編「夏に忘れた無何有の球を」は、上の動画の「霊夢とレティは相性がいい」という本編設定をこの上なく肥大化したものであり、エース（笑）がエース（真）となった道のりを細かに記した話となっている。

そして時は流れ、リニューアル版も折り返し地点を過ぎようかという時、関係者を騒然とさせる出来事が起こった。

（11:10あたりを参照）

なんと「夏に忘れた無何有の球を」の内容が追加紙芝居という形で本編入り（公式化）！　これには作者本人もビックリだったようで動画に驚きのコメが残されていた。また、普通の人なら「公式化ｋｔｋｒ」「くろまくみこｷﾀ━━━」とコメントするだけで終わるが、やはりこの同人作家はそれだけでは終わらなかった。

異聞拾遺の2巻については冬コミで出せるといいなぁと本人も言っていた。そして晴れてC75で『東方野球異聞拾遺　弐』（特設ページ）を出すに至った。が、この異聞拾遺弐。一話読みきりの短編詰め合わせの壱と違い、なんと全編にわたりくろまくみこ一色！（作者曰く十八話でくろまくみこを公式入りさせたでこるんさんが悪い[あと趣味的]）　是非手にとってものっそ甘ったるいその内容を確かめていただきたい。

以上の経緯から東方野球in熱スタ2007での光リグ的ポジションは以前はマリド○ラだったが、今ではすっかりくろまくみこが公式カップリング（？）的な位置に居座っている。

余談ではあるがこの場合のくろまくみこは「霊夢が投げてレティが受ける」といったことから大抵霊夢が攻めである。さらにキャッチャーのことを女房役ということもあり、必然的に霊夢は旦那ポジションに収まっている。

その後、2009年 6月21日の東方崇敬祭にて『東方野球異聞拾遺弐』の続編にあたる『あなたの人生の物語』という中編が発表される。これまた全編くろまくみこ一色の内容なのだが、その2日前の6月19日、再びくろまくみこ関係者を騒然とさせる出来事があった。

2月から始まった東方野球in熱スタ2007EXにおいては、前述の第18話での公式入りを踏まえてか、霊夢とレティがセットで登場する頻度が本編に比べて格段に高まっていた。とはいえ東方野球本編は、2828なシーンは数多くあるものの、恋愛要素は基本的には無い。なので「夏に忘れた無何有の球を」を踏まえた上での居候関係のみが公式入りで、『異聞拾遺弐』のような恋愛関係には無いと思われていた。が。