博麗霊夢(はくれい れいむ)とは、「上海アリス幻樂団」製作によるゲーム及び物語のキャラクター。
テーマ曲はいっぱいあるので下記参照。
「幻想郷」と外の世界の境に位置する「博麗神社」と呼ばれる神社の巫女。
東方Projectの、「東方文花帖」・「ダブルスポイラー」・「妖精大戦争 ~ 東方三月精」・「弾幕アマノジャク」を除く全てのシリーズ作品で、主人公もしくはそれに準ずる自機として出演。
自機及びボスとして同時出演している作品もある(東方幻想郷、東方永夜抄、東方萃夢想、東方緋想天、東方非想天則、東方心綺楼、東方深秘録)。
おまけ.txtを含むなら「文花帖」にも出ており、「ダブルスポイラー」では自機ではないがLvEXの被写体として登場。「弾幕アマノジャク」では八日目のボスとして登場した。
第1作「東方靈異伝」には、もう一人の主人公である霧雨魔理沙が居なかったため、霊夢は登場回数最多を誇る看板キャラクターである。
(但し、「妖精大戦争 ~ 東方三月精」では魔理沙がおまけボス(EXボス)として登場するのに対し、霊夢は数あるエンディングの一つに出てくるだけと、あまり出番らしい出番ではないので数え方によっては登場回数は魔理沙と並ぶ)
ゲームのアイコン役は毎回魔理沙が担当し、ゲームタイトル画面は毎回霊夢が担当している。
サークル「瞬殺サレ道?」の弾幕STG「西方Project」の1作目である「秋霜玉」にEXボスとしてゲスト出演という形で登場した。これはZUNが同サークルメンバーの先輩という縁からである。
時期的にPC-98版の東方Project(旧作)と現在のWindows版東方Projectの間の作品であり、旧作では「博麗靈夢」という表記だったが、この「秋霜玉」から現在と同様の「博麗霊夢」表記に変わった。
→詳細は「西方Project」の項を参照。
PS2のゲーム「ラクガキ王国(タイトー)」に「ハクレイのミコ」という隠しキャラクターが登場する。ZUNが当時タイトーの社員であり、このゲームの開発スタッフであったため。霊夢を代表する技の一つ「夢想封印」もこの作品が初出である。
黒髪に大きな赤いリボン、顔の両脇に髪を一総まとめて赤い髪飾りを付けている。髪の長さは作品によってまちまちだが、後の作品になるほど長くなっているようにも見える。
「紅白巫女」と呼ばれるだけあって、赤と白の巫女装束。胸元の黄色いリボンがアクセントだが、このリボンは作品によって色が異なる(赤:紅、妖 青:花、地)。この巫女衣装は袖が分離した、腋が露出する特徴的なデザインをしており、そのためファンからは「腋巫女」とも呼ばれる。サラシを巻いており、「永夜抄」の立ち絵など、袖口から稀にサラシが見えることがある。因みに霊夢の服は大幣(お祓い棒)などと共に森近霖之助の手によるものだが、服の意匠が霖之助と霊夢のどちらによるものなのかは不明である。
身長はやや高いグループ。「三月精」にて箸を左手に持っており、枠外に左利きだと記載されていた(単行本では削除)が、「神霊廟」と「鈴奈庵」では右手で箸を持っている。「地霊殿」では右手にペンを持っていた。このため実際には両利きだと考えるファンもいる。
性格は単純だが裏表が無い。喜怒哀楽が激しく、人間・妖怪を問わず惹き付ける不思議な雰囲気の持ち主。
全ての物事に対し、一生懸命取り組むことを嫌う。努力が報われることなど信じていないからである。人知れず努力を重ねて能力を獲得しているもう一人の主人公・霧雨魔理沙とは対照的である。
普段は幻想郷の端っこから、幻想郷の空を見つめつつ、お茶でも飲むのが日課である。暢気で危機感に欠ける。
霊夢自身は人間にも妖怪にもさほど興味はない。「誰に対しても仲間として見ない。周りに沢山人間や妖怪が居たり、一緒に行動を行っても、常に自分一人である。実は冷たい人間なのかも知れない。」と設定されている(永夜抄キャラ設定.txtより)。が、妖怪退治が仕事である為、妖怪に対しては多少厳しいポーズを取っている。
また普段は暢気であるが、異変解決の仕事中は立ちふさがる者に対して容赦はしない。妖怪はもちろん、例えそれが人間であろうが神様であろうが宇宙人であろうが、霊夢は関係なく退治してしまう。ついでにただの通りすがりの妖怪も退治してしまうが。
その姿勢のためか特に力の強い妖怪に好かれやすく、弱い妖怪や妖精からは恐れられる。
これらの設定を見ると、クールな性格という印象を受けるかもしれない。ただ、ゲーム本編以外の日常風景に目を向けると、EDでしばしば行われる神社での宴会の様子、また「三月精」や「香霖堂」では魔理沙や霖之助などと親しげにしている様子がよく見られることから、設定を一見すると疑問を覚えるというファンもいるようである。「東方地霊殿」にて彼女の心を読んだ古明地さとりによれば、八雲紫のことは信用しているらしい。「東方三月精」では、紫からもらったタラの芽を天ぷらにして魔理沙と夕飯にしている。
負けると後がない為に本気を出さないというアリス・マーガトロイドの性格は霊夢に似ているという。また「三月精」にて霊夢が行った「鷽替神事」(今までに吐いた嘘を啄むという鳥が集まってくる)の様子から、鷽に啄まれない霊夢やアリスは嘘をあまり吐かない性格といえるかもしれない。
「東方儚月抄」では、境内に倒れていた玉兎を助けて医者(永遠亭)まで行き、布団を貸して自分は眠れずにいたりと優しい面を見せた。更には茶菓子も出している。…もっとも、玉兎の羽衣を勝手に自分の物にしようともしていたが。
「東方香霖堂」では、妖怪が楽しそうに本を読んでいたからと何となく不意打ちで退治しようとしたり、その妖怪に反撃をされてスカートが破れたからと森近霖之助の服を勝手に着たり、妖怪が持っていた本を奪ってその本を霖之助にしているツケの肩代わりをさせようとしたりと、かなり傍若無人に描写されている。その為か、「大体勝手な魔法使い」と評される魔理沙と比べ、霊夢は「いつも勝手な巫女」と霖之助に評されている。とはいえ、香霖堂で異変が起きた際には積極的に解決し、無償で幽霊除けのお札を提供したり、霖之助が拾い物で食い繋いでいるという誤った情報を聞いて心配して尋ねたり、魔理沙が店の商品を無断で持ち去ったのではないかと危惧して報告に来るなどといったこともしている。
ちなみに、霖之助のことは普段から「霖之助さん」と呼ぶ。普通の少女なら苗字の「森近さん」もしくは屋号の「香霖堂さん」と呼ぶところだが、霊夢の性格だからこそ「さん」付けながらも下の名前で呼んでいる。
(霊夢が「さん」付けで呼んだのは霖之助と第2弾「東方封魔録」に登場するキャラクター、明羅の2人のみ。ちなみに明羅は女性だが、霊夢は男性だと勘違いしていた様である。)
香霖堂には彼女専用の湯呑みが置いてあるが、それが何故なのかは霖之助にも分からないらしい。
存在を保つため妖怪は人を襲わなければならない、また人間は妖怪に怯えなければならない。こうした幻想郷を維持するための不変的なルールに対し、博麗の巫女は幻想郷にとってのバランサーにもなっている。人に害を為す存在を調伏することもあれば、本編に見られるように完全な退治にまでは至らぬ場合も多い。
東方鈴奈庵25話で「世界の外側」を見て「妖怪の管理する幻想郷」に疑念を抱き、妖怪となりたいがために自ら命を断った易者がいる。その易者は「人妖」として復活したのだが…
→より詳しくは「易者(東方Project)」の記事を参照。
人妖とは「妖怪じみた人間、あるいは人が妖怪に変質した存在」の事を指し、霊夢は幻想郷のバランスを壊すのは人妖だと考えている。
また「幻想郷では里の人間が妖怪になることが一番の大罪」とも言っている。易者に対し「勉強不足だったわね」と言う辺り、霊夢個人の考えというよりは幻想郷のルールと考えられる。これが明確化されたルールなのかは不明だが、里の人間の妖怪化が幻想郷のバランスを崩すのは確かである。
霊夢は鈴奈庵と「一部の人間」を監視しているとの事。本居小鈴のいる鈴奈庵は「妖魔本」が集まるため霊夢の監視対象になっている。そのうえ鈴奈庵で頻繁に問題が起きている為、霊夢も頭を悩ませている。
「東方紅魔郷」において、「博麗神社は参拝客がほとんど訪れない」と書かれていたため、賽銭が少ない=霊夢は貧乏である、という解釈に端を発するもの。実際、「東方萃夢想」では賽銭箱をやたらと気にしていたり、「東方地霊殿」で「うちの神社は火の車」と言ったりしている。「東方星蓮船」や「東方茨歌仙」においてお金や財宝に執心している描写もあり、茨木華扇は「俗気にまみれすぎている」と話しているが、小野塚小町は「あの程度の欲は人間有って当然なのさ」と返している。
一方で、物に執着しない性格であり、(質素だが)食事に困るほど困窮しているような様子もない。金銭に執着している描写はあるものの具体的に何かが欲しいわけでは無いようで、賽銭はただ単に神社への信仰の尺度として見ているフシがある。高い文明を持つ妖怪たちと交流があるためそこそこ裕福な生活をしているようであり、神社への奉納品や食材を差し入れされている描写もあるため、「お金はないが生活に困っているわけではない」ということなのだろう。
下記の「二次設定」の項も参照のこと。
「萃夢想」、「緋想天」、「非想天則」及び「東方心綺楼」における「東方妖恋談」「少女綺想曲 ~ Capriccio」「二色蓮花蝶 ~ Ancients」「春色小径 ~ Colorful Path」はあきやまうに氏、「東方深秘録」における「二色蓮花蝶 ~ Red and White」はコンプ氏(豚乙女)によるアレンジである。
尚、更に「非想天則」ではある条件を満たすと「東方妖恋談」の世紀末なアレンジを聴くことができる。
※注1:1面道中曲だが、霊夢のテーマとして作られているので記載(神主コメより)
旧作では自分で空を飛ぶことができなかった(もしも空を飛ぶ場合は、玄爺に乗って空を飛んでいた)という経緯もあるので、Windows版の初期の頃はやっと飛行ができるようになったということを示しているのではと思われる。しかしこれは旧作を考慮しているため、無視しても問題無い。
最近では、霊夢のこの能力はもっともっと広い意味を持っており、その場の雰囲気に左右されにくい、あらゆるものに縛られないという概念的なものであるとの事。
「夢想天生」について
色々と究極奥義。ありとあらゆるものから宙に浮き無敵となり、これが遊び(時間制限付き)でなければ、誰も霊夢に勝つことが出来ない。このスペルカードは説明からも判るように霊夢に攻撃は一切当たらない耐久タイプで、弾幕ごっこの勝負としては一定時間逃げ切ればこの技は終了するが、これは下記の通り魔理沙がこの技に名前とスペルカードの形を与えたからこうなっているだけである。
この技が、「幻想郷の最強キャラは誰か」という質問にZUNが「霊夢じゃないかな」と答えた理由ではないかとも云われる(「風神録」以前の発言)。
The Grimoire of Marisaの記事では「夢想天生」を使う霊夢は半透明状態で目を閉じ、弾幕も自動で放たれているらしい。元はスペルではなかったが、「私(魔理沙)が名前を付けて遊びにしてあげた。そうでもしないと勝ち目がない」という内容が書かれている。
「北斗の拳」の「無想転生」のパロディであると神主自らが仄めかしているが、もし同じ能力を持つ人間が他にいて夢想天生同士がぶつかったら、弾幕が意味を成さなくなりガチの殴り合いになったりするのだろうか。
「求聞史紀」より。上記の能力とは別のものであるという事以外の詳細が無いが、御札や座布団、その他結界に関する力の事だと思われる。
詳細は下の項目を参照。
博麗の巫女とは、幻想郷と外の世界を隔てる「博麗大結界」の管理者である。詳細は「幻想郷」の項を参照。
霊夢は歴代の博麗の巫女と比べて危機感に欠け修行不足であるが、その実力はかなりのもの。持ち前の勘の鋭さと幸運、有り余る才能によって、人間とは思えないくらいにとてつもなく強い。
体術にしても妖術にしても、修行は不足気味(というか殆どしない)だが、余りある天性のセンスでカバーしていて、もの凄く強い。それはもう、人とは思えない位に
もっとも本人はその力を誇示することもなく、何となくで使用している。
そのため霊夢が異変解決に赴く経緯は異変の影響が自分に出て我慢ならない(紅魔郷・妖々夢・花映塚・風神録)か、八雲紫等の周囲の者に言われてしぶしぶ行く場合(永夜抄・地霊殿)、単に興味本位(星蓮船・神霊廟)などである。
博麗の巫女のあり方や先代に関する設定は少ないが、関係がありそうなものとして以下の様な台詞がある。
そういえば、他の人間は先代を「博麗の巫女」と呼んでいたが、余り霊夢の事を巫女とは呼ばない。
まともに仕事していないからであろう。自業自得だ。
だが、先代は、巫女としか呼ばれていなかったのだ。名前も忘れてしまった。
幻想郷で広く使われているスペルカードルールを制定したのも霊夢であるとされている。
幻想郷は博麗の巫女が「博麗大結界」と呼ばれる巨大結界を管理しているからこそ保たれており、如何なる妖怪であっても巫女を取って食ってしまう事は許されない。故に妖怪は博麗の巫女を襲う事ができず、そのために存在意義が薄れようとしていたのだが、このスペルカードルールによりそれは解決した。
→詳細は「スペルカード」の項を参照。
暢気な性格を反映してか、「移動速度が遅い」という特徴を持つ。また同様に、適当な性格が「ダメージ後のボム(いわゆる食らいボム)判定時間が長く、被弾を有耶無耶にしやすい」「敵として登場したときの通常弾幕が乱雑」「弾がホーミングなので正確な照準が不要(ホーミングアミュレット)」「目の前に立つ敵は情け容赦ない威力で撃滅する(封魔針)」という点で表現されているようだ。
速度が遅めで全体的に癖がなくそれなりに万能なため、初心者でも扱いやすい性能であることが多い。
主人公として登場する作品ではほぼ全作品共通で高速移動・低速移動共に速度が遅く、当たり判定が他の自機より一回り小さいため、精密動作で弾幕の間を抜けるのに向いている。
ショットは攻撃力は低いが高い誘導性能を持つショット(ホーミングアミュレット)と、前方の狭い範囲に超威力で攻撃するショット(パスウェイジョンニードル)という対極的な二つをどちらか選択することが多く、前者はよけるだけで手一杯の初心者でも使いやすく、後者は敵前に立ち続けられれば素早く敵を倒すことが可能。作品によっては両方を使い分けできる場合もあり、その際は非常に高い汎用性を発揮する。
ショットが強い半面ボムは防御重視で魔理沙に比べると弱い傾向にあり、アミュレットの際はホーミングする光弾を撃ち込む比較的長い無敵時間をもつ「夢想封印」、針の時はボムが弱くなり画面全体を攻撃して弾を一掃する「封魔陣」となる。
これらの他には「東方風神録」にて扇状にお札を速射する「妖怪バスター」、「東方地霊殿」にて移動方向でショットの向きが変化する「深山颪」が登場した。
弾幕アクションゲームである東方萃夢想・緋想天・非想天則にも当然登場。
こちらも格闘ゲームの主人公としてスタンダードな性能であるが、もう一人の主人公である魔理沙と比較してスピードがやや遅く火力が低い代わりに打撃のリーチに優れ、多種多様な射撃を持つ万能型。
特に高い相殺強度を持つ上にある程度のホーミング性能を備えるC射撃(通称・座布団)は強力で、霊夢の座布団に打ち勝てるかどうかでキャラクターの射撃性能が語られる事も多い。
スキルカードを含めれば貫通力の高い妖怪バスター、または画面を半分以上埋め尽くす弾幕をばら撒く拡散アミュレットを使う事もでき、射撃戦では霊夢で対応できない状況は殆ど無いと言っても過言ではない。
一方で殴りあいになると強いという程ではなく、ある程度以上の熟練者でないと実戦で使うのは難しい高難度目押しコンボをマスターしない限り、火力で他のキャラに追いつく事はできない。
また棒を使ったリーチは長いが、そうでない攻撃のリーチはむしろ短い方で、A連コンボが途中でスカるとか他キャラを使った直後に霊夢を使ってDAを出したら届かないなんて事がよくある。
東方Projectの主人公であるため露出自体は多いが、霊夢は魔理沙のように活動的ではないため基本的に受身の交友関係になることが多い。書籍作品では博麗神社が舞台になることが多いため、判明している交友範囲自体は割と広い。
かなり幼い頃からの知り合いのようであり、魔理沙は用も無いのに博麗神社に来ることも多い。むしろ暇だと博麗神社に来る。異変の際も、霊夢と魔理沙の会話がプロローグになっていることが常である。
しかし意外なことに、原作ではお互いを異変解決の障害として衝突したことはあっても共闘したことは無い。異変解決も各々がバラバラに行っている、というか霊夢の仕事を魔理沙が横取りしようとしている節すらある。
こんな2人だが、日常生活を取り扱った「東方香霖堂」や「東方三月精」や「東方鈴奈庵」や「東方茨歌仙」では並んで歩いているシーン、神社で一緒にご飯を食べるシーン、下らないことで口喧嘩してるシーン、霊夢が出した煎餅を魔理沙が食べているシーン、お茶や紅茶を一緒に飲むシーンなどが豊富に見られる。「東方鈴奈庵」の話の中で、話の流れで霊夢と一緒に退治したり、「東方鈴奈庵」で同じく霊夢と一緒に危険を促したりするので、仲が良いのは間違いないだろう。
幻想郷を愛する賢者である彼女は博麗大結界の要である博麗神社を重要視しており、萃夢想や緋想天ストーリーでは「私の神社」「(神社に)住んでいたの」と発言。
結界を管理する霊夢のことを(いろんな意味で)気にするのもごく自然であると思われるが、霊夢は紫を(表向き)邪険に扱うことも多い。もっとも、萃夢想や緋想天ストーリー、書籍作品では霊夢はセリフの端々に紫を頼りにしているような表現を滲ませているし、「東方地霊殿」にて古明地さとりに心を読まれた際に「地上の妖怪(=紫)のことを信用している」と指摘されたりもしている。
メタ視点的な話をすれば、紫自体が永夜抄にて霊夢とペアを組ませるために用意したキャラである、とZUNが述べている。
紅魔郷、妖々夢と勘のいい人は気が付いていたかも知れませんが、二つのゲーム、人間と妖怪二人一組というキーワードを幾つか入れてたんですよね。人間妖怪の二人一組のゲームを作りたい、でも突然新キャラで自キャラを用意されても愛着がわかない。だからまず敵キャラとして登場させるゲームを創る、っていう訳です。それで三部作予定、気の長い話だ。
咲夜と妖夢の相手役妖怪を違和感無く出すのは簡単でしたが、霊夢と魔理沙の相手を出すのが難しい。妖怪版魔理沙と称するアリスはその為の布石だったんですが、妖々夢の時はかなり唐突過ぎて不自然に感じられた人もいたかも。あと紫は、霊夢と能力を被らせて、性格も浮世離れしている所を似させました。霊夢と釣り合いが取れる様にこんな形に。胡散臭いのはその為。
「東方香霖堂」ではちょくちょく香霖堂に遊びに来る霊夢が描写されている。ここでの霊夢はゲーム本編と違い、年相応にワガママ放題を言う少女という面と、それなりの見識と技術をもった「博麗の巫女」という面を見ることができる。
それらをぶつける程度には霖之助は信用されているということだろう。先述の通り霊夢の服や大幣は霖之助の作ったものである、という点からもそれは窺い知ることができる。
「東方緋想天」では地震で倒壊した博麗神社を建て直したり、「東方地霊殿」では霊夢を地下に派遣したり、「東方茨歌仙」では博麗神社に遊びに来て霊夢に抱きつくなど非常に親しげである。
彼女がどこに住んでいるかは不明だが、上記の描写などから二次創作では博麗神社に居候しているケースが多く見られる。
博麗神社の裏の大木に住むイタズラ三人組。
左からルナチャイルド、サニーミルク、スターサファイア。
元々は魔法の森の大木に住んでいたが、神社の裏のミズナラに引っ越してきた。とは言え人外には厳しい霊夢、三妖精たちも博麗神社を家捜ししたりイタズラを仕掛ける事はあっても、本人に直接ちょっかいを出そうとはしなかった。霊夢も三妖精とは何回か会っているものの、数多いる雑魚として顔も覚えていなかったのである。
しかし「霊夢と仲の良い妖怪はみんなかつて敵だった」ことにサニーが気づき、三妖精は霊夢に宣戦布告した(そして秒殺された)。その甲斐あり、三妖精たちは霊夢に「手懐けてもらう」事に成功し、霊夢の雑用係と引き換えに神社近辺での居住権を獲得した。
まるで仙人みたいだぜ
もっとも、妖精たちの仕事は雑で間違いも多く、霊夢が思ったほど捗らなかったようである。
ちなみに、この回(「東方三月精」最終話)のコンセプトはZUN的に「霊夢デレる」との事である。
新聞のネタ作りのために光の三妖精をけしかけて霊夢を怖がらせたり、美味しいネタがありそうだが自身は行きたくなかったため霊夢を地底に派遣したりと、文々。新聞の部数増大のために霊夢を利用している。一方、幻想郷をはるか昔から見守ってきているようであり、「東方儚月抄」では霊夢が帰ってこない博麗神社を見て「これは、そろそろ新しい巫女を捜さなきゃいけない時期ってことか。もう何度目になるのでしょう」と述べている。
初登場時に自ら博麗神社に出向いて博麗の巫女たる霊夢に喧嘩を売った、ある意味幻想郷では珍しい存在。風神録騒動の後は霊夢とも和解し、ちょくちょく博麗神社に遊びに来ている。最近は自機出演することが多いためか、プロローグの霊夢と魔理沙の会話に参加することも多い。
「東方茨歌仙」では核融合に必要な金属を手に入れるため霊夢に金属の神様を降ろしてもらうよう頼んでいたり、霊夢の留守中に「巫女だから」と魔理沙に博麗神社の留守番を押し付けられたりしていた。他にも雷獣の毒にやられた霊夢と魔理沙を看病したりと、仲の良い友人として描かれている。
「東方茨歌仙」のメイン舞台が博麗神社であることもあり、華扇はちょくちょく博麗神社にやってきて霊夢に説教をかましている。一度霊夢に「参拝客寄せになんか見世物をやってくれ」と言われた際にはカンカンになり、根性を叩きなおすために自分の道場に霊夢を拉致してしまった。数日後、修行を終えてやる気に満ち溢れた霊夢が帰ってきたが、結局すぐに元に戻ってしまったようである。
小人族の末裔。
「東方輝針城」EDでは、打ち出の小槌を使用した代償で針妙丸が縮み、霊夢により虫かごに閉じ込められた。恐らく保護目的でもあったのだろう。異変解決後、暫く博麗神社に居候していたようだ。
博麗神社における針妙丸と霊夢の生活風景は漫画「東方鈴奈庵」にて描かれている。
小さくなった針妙丸を霊夢がつついたり振り回したり、針妙丸の方も同作の読み切り「幻想郷小噺」で霊夢をからかったりする等、もはや遠慮のない関係になっている様子。
一方、日頃お世話になっている事への感謝の印として霊夢に着物を贈っており、針妙丸の誠実さと霊夢の面倒見の良さも垣間見える。
割と馴染んでいたが「東方深秘録」前には小槌の影響もなくなり大きくなった為、輝針城に帰っていた様子。
東方三月精ではサニーが「霊夢と仲の良い妖怪たち」を挙げている。
その面子を挙げてみる(上記のキャラクターは除く)と、
作画の比良坂真琴氏のあとがきによると、彼女らは「ZUNさん的に霊夢と仲の良い妖怪」だそうである。
東方Projectの動画はニコニコ動画(仮)スタート時から数多く掲載されてきたが、実際のゲーム動画よりも二次創作の動画が流行となる場合が多かった(当サークルがゲームや音楽をそのまま掲載することを禁止していた事にも起因する)。
特に初期はIOSYSが製作した二次創作のFlashムービーが大きく影響し、主人公である霊夢よりも霧雨魔理沙、アリス・マーガトロイド、鈴仙・優曇華院・イナバなどのキャラクターが先に認知されていた。
現在では東方Projectの名前もニコニコ動画にて広く知れ渡るようになり、多くの動画にて博麗霊夢が登場するシーンが見受けられる。
霊夢の二次設定は基本的には少ない。ただし二次創作においては以下の要素が強調される場合が多い。
枚数が増えたため、博麗霊夢のお絵カキコに分離しました。枚数が多いため1~6までありますが、全てを見る場合はそちらへどうぞ。
一般 |
その他 |
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/26(火) 03:00
最終更新:2024/11/26(火) 03:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。