それいけ!アンパンマンばいきんまんの逆襲とは (ソレイケアンパンマンバイキンマンノギャクシュウとは) [単語記事]

それいけ!アンパンマンばいきんまんの逆襲とは、1990年 7月14日に公開された『アンパンマン』シリーズの映画である。

概要

ばいきんまんと王家の血を引く少女を主軸に、強大な力が込められた古代の壺を巡る戦いが描かれる。

『おむすびまん』が同時上映された。

作画が美しく、興行的にも成功し、作品自体の評価も高い。しかし、原作者のやなせたかしは、祖国の再建というテーマよりもバトル描写の比重が多いことに思うことがあったらしく、作品のテーマ性を高めるため次作からは映画製作により深く関与するようになってゆく。

パレードを襲撃するもまたしてもアンパンマンにボコられ大きなたんこぶをつくったばいきんまんは、ばいきん仙人にいい案はないかと助けを求める。

やる気に満ちたばいきんまんを見たばいきん仙人は、彼を利用しようと古代から伝わる不思議な力が封じ込められているメコイスの壺のことを教え、壺を手に入れるのに役に立つだろうと怪物に変身できる変身玉を二つ渡す。

せっかちなばいきんまんは碌に話を聞こうともせず、新兵器・だだんだん 3号を制作し、ドキンちゃんとともにメコイスの壺が隠されているという、西の果てにある砂漠へと飛び立つ。

ばいきんまん　声 - 中尾隆聖: せっかちな悪役。メコイスの壺の独り占めを目論む。蜘蛛は苦手。
アンパンマン　声 - 戸田恵子: 困っている人を見過ごせない、愛と勇気のヒーロー。
ヤーダ姫　声 - 日髙のり子: 祖国のためメコイスの壺を探し求めるターバンを巻いたお転婆な少女。おそらくナウシカにインスパイアされたキャラクター。^[1]「やーだ」が口癖。レッサーという、レッサーパンダの相棒を連れている。バイキンマンの襲撃を受け壺を横取りされた後アンパンマンに助けられ、ジャムオジサンたちの世話になる。映画13作目の『それいけ!アンパンマンゴミラの星』にも同じ名前の人物が存在するが別人。
ばいきん仙人　声 - 矢田稔: 緑がかった顎ひげを伸ばした仙人。いつになくやる気のバイキンマンを利用しメコイスの壺を取ってこさせ、バイキン帝国をつくりその帝王になることを目論む。せっかちすぎるバイキンマンを見て「あれじゃアンパンマンに勝てないのも無理はない」と呆れていた。