『とても素敵な六月でした』とは、2014年6月13日に投稿された、EightによるVOCALOIDオリジナル楽曲である。
ボーカルには初音ミクを起用している。
イラストはNo.734、動画はzenvariが手がけている。
長い間YouTubeには投稿されていなかったが、2021年4月11日にYouTubeでも公開がされた。
曲名の『とても素敵な六月でした』の通り、毎年6月30日~7月1日にかけて、視聴数が増えることでも知られている。
2016年6月21日21時ごろ、VOCALOID殿堂入りを達成。
2019年6月23日、ハーフミリオンを達成。
2021年12月4日20時30分、自身初となるVOCALOID伝説入りを達成。所要時間が2731日0時間0分。
VOCALOID伝説入りの達成時間が投稿時間と同じであるのは非常に珍しく、今まで『ロストワンの号哭』が23時間59分、『サマータイムレコード』が0時間3分とニアピン記録を出していた。現在まで800曲弱の楽曲が伝説入りを達成しているが、投稿時間と達成時間が同一の楽曲はこの曲だけである。
2014年4月26日開催のTHE VOC@LOiD 超 M@STER 28にて頒布された『コバルトブルーの白昼夢』に収録されている。
潰された私の体躯は酷く脆い固形と化して
音ひとつしない市街地で忌々しい不祥を呪うのさ
道徳の向う側であなたは吠えている
淡泊な言葉の裏側が透けているよ
真昼の無彩色を不穏な色にして
本当に馬鹿な嘘つき
薫る夏風に誘われて霞む死神も泣いていた
始まりの合図が轟いて咽ぶ飛行機雲
閉塞と千の世迷言で回る膿んだ世界が終る前に
夢の中さえもずっと 焼きつけたいの
草臥れた回転木馬、見たくもない欺瞞の産物
仕組まれた惨劇の丘に咲いた蓮華は枯れるのだろう
私を穿っていく醜い透明
灰色の心が無数に悲鳴を上げるの
背徳の白い息も次第に白銀が
覆い隠してしまうよ
湿る街角に飛び散った抉る感覚を放つのさ
吠える迷子犬を葬って黒煙の立つ空に
問い掛けと千の綺麗事で回る膿んだ世界の終りなんて
呆気の無いくらいでいいと、吐き捨てたいの
喚く踏切が遮って、これで全て終りなんだろう
さよならの合図が轟いて溶ける飛行機雲
がなる現世の境界で愚かなあなたは泣いていた
薫る夏風に誘われて、悲しくなどないさ
天国も地獄も無いのなら
こんな泥塗れの現実を誰が裁けるの
透過、「また会いましょう」
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最終更新:2025/12/06(土) 13:00
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