アクア(遊戯王VRAINS)とは (アクアとは) [単語記事]

アクア(遊戯王VRAINS)とは、アニメ『遊☆戯☆王ヴレインズ』の登場キャラクターである。

概要

鴻上博士によって作り出された6体のAI「イグニス」の内の1体。

正式な初登場は第66話『地のイグニス「アース」』。過去の回ではツインテールでシルエットのかかった姿で登場していた。Aiの回想にて登場し、Aiによると水のイグニスで、イグニスの集団ではサブリーダーであるとのこと。嘘と真実を見分ける能力がある。この女性型のイグニスのおかげで、サイバ－ス世界は裏切りや陰謀もなく、平和を保ち続けていた。Aiは自分に気があると遊作に言ったが、回想と一致しておらず嘘である。むしろ殴り飛ばされているようだ。

性格はイグニスの中でも冷静沈着で最も落ち着いている。どこか母性を感じさせるほど、女性的である(アースが惚れるのも分からなくはない)。

今まで水のイグニスが人間界ではどのように呼ばれているか不明のままだったが、第66話にてアースがアクアと名付けた。尤もAiはウォーターと名付けようとしたみたいだが、アースに遮られた。

アースの回想によると、アクアからサイバ－ス世界が近い内に分裂すると告げられ、その際に人間とAI(イグニス)のどちらに付くか、その未来や真実とは何かを自分の目で確かめるように言われたようだ。第66話のラストシーンでは、アースがアクアにどこか特別な感情を抱いているような描写があった。

第74話『囚われのイグニス』では、アースのフィールドスキャンによって小さな檻に入れられたアクアを発見する。アースは両腕に火傷のようなダメージを負いながらもアクアを救出することに成功。アクアはその後、アースの受けたダメージを回復させる。アースはサイバース世界が滅ぼされたことをアクアに伝え、アクアは自らを閉じ込めた者が滅ぼしたとアースに伝えた。

アクアの回想では、ライトニングがリンク魔法カード《裁きの矢(ジャッジメント・アローズ)》を生みだしており、ライトニングはそれをサイバース世界を人間から守るためのものだとアクアに言ったが、アクアはその嘘を見破る。隠しても無駄だと悟ったライトニングはアクアを自らが作り出した小さな檻に閉じ込めた。

回想シーンが終わり、アクアとアースは背後から何者かが迫ってきていることを確認する。アクアは逃げ切れないと諦めかけたが、アースがアクアだけでも逃がそうとアクアをその場から押し出して逃がした。アースは背後から迫ってきた何者かとデュエルをすることに…。

第76話『呼び起される記憶』では、アクアはアースを泣きながら弔い、その涙は地から大樹を形成した。その後、アクアがその場から立ち去ろうとしたところ、ブラッドシェパードに見つかり激しく追われることになる。アクアは窮地に追い込まれたが、ブルーガールの卓越したボードテクニックによって救出、逃走に成功する。逃走先にて、アクアはブルーガールに対して、ブルーガールの正体が「財前葵」であることを見破る。さらに、自身に嘘と真実を見分ける能力があることを伝え、ブルーガールとゴーストガールに対して、とある少女「杉咲美優」の現状と幼少期の記憶について語った。

美優はロスト事件の被害者の一人であることが判明し、アクアは彼女から生成されていることが分かった。しかし現在の彼女は光のイグニス、即ち「ライトニング」の手によって電脳ウィルスに侵され昏睡状態となっていた。それを知ったアクアは治療を試みたが、自身の力ではどうにもできなかった。その代わり、逆に彼女の記憶の一部(主にロスト事件周辺)を得るに至ったという。

第77話『相容れない兄妹』では、とある逃走先の部屋にて、アクアがブルーガール(財前葵)に対してロスト事件においての美優の状態を説明し、唯一の心の支えは葵であったと伝えた。その後、共に協力しないかとアクアが共闘をブルーガールに提案し、ブルーガールはそれを承諾。ブルーガールは更なる進化を遂げ、ブルーメイデンとなった。美優を救出するため、アクアとブルーメイデンの新たな旅が始まる。

アクアの担当声優である川澄綾子さんは、過去にアニメ『藍より青し』のヒロインである桜庭『葵』役も担当していた。奇遇にも、川澄さんが演じた桜庭葵と同じ名前の財前『葵』がパートナーを組むことになるため、ある意味『葵コンビ』と言えるかもしれない。